足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

国際分散投資の視点

2010-07-29 08:08:34 | 株式

NY株は4日間の連騰に休止符を打った。

それに引き換え上海、東京市場の上昇が目立った。

今月の株価のパフォーマンスをみると日経平均+3.9%に対してNYダウ+7.3%、ナスダック+7.3%である。

昨日は商品市場で銅、亜鉛の上昇が目立ったが中国株の大幅高が影響した。

スイスの投資銀行が運用する地域別のファンドの月初来のパフォーマンスをみると、世界の株式市場での収益率の格差が一目でわかる。

米グロース株投信+8.2%、エマージング投信+5.5%、米国株投信+5.1%、ヨーロッパ株投信+2.9%、中国株+2.0%、日本株投信+0.4%。

それぞれの成果は株価指数とは一致していなが、米グロース投信の成果は今月のナスダック指数の上昇率+7.3%を上回る。

これら投信のパフォーマンスをみていると株式での先行きの国別、業種別の資産配分の在り方のヒントをくみ取ることができる。

国際的な資産運用の経験にたけたスイスの投資銀行の目は、さすがと思わせる。われわれの資金配分の参考にしている。