IPO(新規公開)市場に人気が戻ってきた。先週末、公開されたSHO-BI(7819・JQ)は公開価格380円であったが、初値は720円で2日目の昨日は922円買い気配で終わった。化粧雑貨、服飾雑貨、キャラクター雑貨などの製造販売であるが、量販店、ドラッグストア、100円ショップなどに販売する。不況とは縁のない消費関連株である。派手さはないが着実な成長をとげてきた
また昨日は知名度の高い三菱総合研究所(4575・東2)が公開されIPO価格1,860円に対して3,200円で寄り付いた。知名度が高く大物の公開である。
また17日にはキャンバス(4575・マ)が公開される。バイオ技術を応用して制がん剤の開発を行う。2002年にアンジェスMG(4563・マ)が公開され東京市場でのバイオ関連株の公開人気の先駆者的な役目をはたしたが、その後はしばらくこのカテゴリーからは目新しい銘柄は出なかった。久し振りのことである。大物のベンチャー企業である。
新規公開の銘柄についてはどこまで買えるか、公開後の人気が続くかどうかの見極めはいつの時代でも難しい。
アナリストはさまざまな分析モデルを利用して評価を行うが、個人投資家の天下だけに複雑な分析はあまり効果がない。
先週からの株価判断には私が開発した理論株価の数字が意外に効果を発揮している。
2006年1月のライブドア事件で新興市場が崩壊したが、2度とそんな事件が起こらないように、今回の人気は大切にしたい。
IPOフアンの個人投資家には活躍の舞台が来た。