本日はジャスダックに創設された新市場「NEO」がスタートした。
技術系のベンチャー企業のため市場である。これまでマザーズ、ヘラクレスに、ハイテク、ネット企業の公開は集中し、ジャスダックは安定性のある企業に、新規公開の企業の顔ぶれが偏りがちであった。ジャスダック市場から第2のヤフーや楽天を生み出そうというジャスダックの筒井高志社長の問題意識から生まれた。
新興市場は個人投資家が支配する市場である。個人には企業内容や、技術力など、到底、評価することは不可能であった。そこへ専門家の評価が加えられるのだから、足元の企業内容をみる上では大きな利点になる。
問題は成長力が株価形成の大きな部分をしめる新興市場銘柄だけに、現在の技術力が当面は成長に寄与する可能性はどこまであるかの評価がポイントである。
本日、公開された第1号のユビキタス(3858・NEO)は任天堂の人気商品DS向けが売上の90%弱を占める。
われわれは向こう2~3年間は任天堂のDSのソフトの伸びを考えて、PSR(株価÷1株当り売上)で評価している。