足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

日本でグーグルを求めたら?

2005-11-18 22:26:23 | 株式
ウォール街の話題のひとつは検索エンジンの大手グーグルの株価がついに$400台の大台に乗ったことである。昨年8月に$85で公開して1年3ヵ月しか経っていない。時価総額が1180億ドル(14兆円)になった。東京市場でならグーグルを上回るのはトヨタと三菱UFJだけである。シスコ・システムズ、デル・コンピュータ、ヒューレット・パッカードをも追い抜いた。
この分だとIBMの1370億ドル、インテルの1500億ドルも安泰ではない。
グーグルはウォール街でも、現在の株価についてさまざまな意見がある。アナリストが「買い」では一致していない
ただ公開以来の4半期の決算は、アナリストの予想を平均21.6%も上回ってきたという怪物である。
グーグルの動きを見ているとインターネットの世界は、相変わらず下克上の時代が続いている。
ソフトバンクの孫社長は「ネット革命はパート2」に入ったというが、グーグルの動きをみていると実感する。
$400台に乗った株価に対して株式分割を期待する声も強い。しかしグーグルの経営者はバークシア・ハザウエィのウォーレン・バフェットを尊敬している。その先例に倣えば分割は考えないかもしれない。バークシエア・ハザウエィは現在は$86.600である。
日本ではグーグルのような企業はどこか?おなじようなビジネス・モデルでは見当たらないが、あえて言うならばソフトバンクの再生の姿に求められると思う。