足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新興市場の過熱に反省人気が出ればよいが・・

2005-05-26 18:38:43 | 株式
新興市場のIPOの過熱人気は取引所側に問題とは・・・
新規公開の寄り値までの動きを追っていると、取引所が投機人気を冷やすために意識的に気配を上げるのを抑えているのかとみていたが、コンピューターの能力に問題があった。金融庁が動き出したが、先週来のセレブリックス(2444・HC)とレイコフ(8941・HC)の異常人気には、結果として投機家の人気を助長する取引所の能力が原因。
今月は27日のザッパラス(3770・マ)で終わるが、来月は既発表分だけで18社ある。「玉石混交」ではあるが、先週来の2銘柄の動きで反省人気が出てくれればよいのだが・・・
取引がコンピューターに取って代わられる以前は手作業で処理をしていた。相場が人気化して事務処理が追いつかなくなると取引所は立会いの時間短縮をした。この措置が出ると必ず100%の確率で相場は調整するか、大幅に下がった。今回のヘラクレスが金融庁からの要請で、新規公開をストップするというのは、時間短縮後の相場を想起させる。
今回の相場の現象から得た教訓。
初値買いは2日目までに寄る銘柄ということをまず一つの絶対的な条件にする。
もちろん2日目に注文を出す価格も、ある程度の合理性のある尺度で考える。
6月はIPOの銘柄数が多いので慌てることはない。
ベルトを引き締めて、考えよう。