バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

炎症性腸疾患に対する新たな治療法を開発

2018年08月11日 | 炎症 抗炎症薬

日本の研究>>プレスリリース 掲載日:2018.08.10
大阪大学

 大阪大学大学院医学系研究科の山本浩文教授(消化器外科学/保健学科分子病理学)と水島恒和寄附講座教授(炎症性腸疾患治療学)らの研究グループは、炎症性サイトカイン※1を抑えることが知られているマイクロRNA※2(miR)-29a及びmiR-29bを、全身性の核酸デリバリーシステムであるスーパーアパタイト※3に搭載し、炎症性腸疾患※4(IBD)モデルマウスに全身投与したところ、腸炎の発症予防と治療効果について顕著な有効性が認められました。
https://research-er.jp/articles/view/73087

炎症性腸疾患予防・治療剤

2018年05月07日 | 炎症 抗炎症薬
出願人: 日本製紙ケミカル株式会社, ミヤリサン製薬株式会社
発明者: 田中 守, 把田 雅彦, 高橋 志達

出願 2007-256146 (2007/09/28) 公開 2009-084215 (2009/04/23)

【要約】【課題】本発明の目的は炎症性腸疾患の予防・治療剤もしくは病態の悪化、即ち、緩解期から活動期への移行阻止、再燃を防止する有効成分を見出すことである。また、炎症性腸疾患の予防・治療効果と共に、安全性・嗜好性にも優れ、食事療法に用いた場合でも、患者への負担がかからないものを見出すことをも目的としている。【解決手段】本発明は、酪酸菌とセロオリゴ糖とを有効成分とすることを特徴とする炎症性腸疾患予防・治療剤を提供する。
https://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/a2009084215/

炎症性疾患の治療に有益なIKKα機能遺伝子及びその他の遺伝子の同定方法

2018年04月25日 | 炎症 抗炎症薬
炎症性疾患の治療に有益なIKKα機能遺伝子及びその他の遺伝子の同定方法

出願人: ベーリンガー インゲルハイム ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド
発明者: リ ジュン, マルク ケニス, ハニデュ アデダヨ, リ シアン, ピート グレゴリー, ミシー シーナン

出願 2004-507439 (2003/05/23) 公開 2005-527215 (2005/09/15)

【要約】本発明は不足レベルのNF=κB経路の成分を有する細胞から得られた実験サンプル中の遺伝子の発現のレベルを測定する工程、生物学的経路の成分のレベルを有する野生型細胞から得られた対照サンプル中の前記遺伝子の発現のレベルを測定する工程、前記野生型サンプルに対して前記実験サンプル中で変調される発現のレベルを有する遺伝子を選択する工程を含むことを特徴とするNF=κB経路に関係する遺伝子の同定方法を提供する。また、本発明はIKKαの活性を変調することによる炎症関連疾患の治療方法を提供する。
https://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/t2005527215/

生殖器の炎症は女性のHIV感染防止におけるテノホビルゲルの効果を減弱させる

2018年04月19日 | 炎症 抗炎症薬
HIV:生殖器の炎症は女性のHIV感染防止におけるテノホビルゲルの効果を減弱させる
Genital inflammation undermines the effectiveness of tenofovir gel
in preventing HIV acquisition in women pp491 - 496
Lyle R McKinnon et al.
doi:10.1038/nm.4506
In the absence of genital inflammation, tenofovir gel provides
superior prevention against HIV acquisition in women.
http://forcast.emailalert.jp/c/arrvaeiEiNpxuQaF
http://forcast.emailalert.jp/c/arrvaeiEiNpxuQaG

炎症性動脈瘤の診断方法

2018年04月14日 | 炎症 抗炎症薬
出願人: 株式会社 免疫生物研究所, 国立大学法人三重大学, 独立行政法人国立国際医療研究センター, 学校法人福岡大学, 学校法人 久留米大学, 国立大学法人富山大学
発明者: 吉田 恭子, 三谷 義英, 吉田 利通, 清藤 勉, 松下 竹次, 大熊 喜彰, 吉兼 由佳子, 須田 憲治, 市田 蕗子

出願 2012-168018 (2012/07/30) 公開 2014-025863 (2014/02/06)

【要約】【課題】炎症性動脈瘤形成症候群を診断するための情報を得る方法、又は炎症性動脈瘤形成症候群を診断する方法を提供する。【解決手段】新しい病態マーカーとして、被験者由来の体液中の、細胞外マトリックス分子であるテネイシンCを測定するステップを備える方法。測定は、少なくとも1つのテネイシンCと特異的に結合する抗体に被験者由来の体液を接触させるステップを有し、被験者由来の体液中のテネイシンCの前記抗体への結合を検出することによる。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/a2014025863/

チオプリン製剤の重篤な副作用の予測

2018年04月13日 | 炎症 抗炎症薬
チオプリン製剤の重篤な副作用の予測に有用であるNUDT15 Arg139Cys遺伝子多型を検出する世界初の体外診断用医薬品(MEBRIGHT NUDT15 キット)の開発に成功

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.04.13
東北大学 株式会社医学生物学研究所 日本医療研究開発機構
https://research-er.jp/articles/view/69800

アンフィレギュリン濃度に基づく絨毛膜羊膜炎の診断ならびに予防方法

2018年04月11日 | 炎症 抗炎症薬
出願人: 学校法人福岡大学, 国立大学法人大阪大学
発明者: 吉里 俊幸, 宮本 新吾, 瓦林 達比古, 目加田 英輔

出願 2006-238576 (2006/09/04) 公開 2010

【要約】【課題】従来行われている母体炎症血清マーカーであるCRP測定などによる診断に比較して、より正確に絨毛膜羊膜炎を診断できる診断方法を提供すること。【解決手段】この発明に係る絨毛膜羊膜炎の診断方法は、羊水中のアンフィレギュリン濃度を測定し、そのアンフィレギュリン値が高値を示した場合は、絨毛膜羊膜炎の可能性が高いと診断することができる。また、この発明によれば、羊水中のアンフィレギュリン濃度を測定するとともに、羊水中のIL−8濃度および/または羊水中のIL−6濃度および/または羊水中のグルコース濃度を測定することにより、絨毛膜羊膜炎の診断精度をさらに向上させることができる。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/a2010002180/

審査最終処分:未審査請求によるみなし取下

炎症性動脈瘤の診断方法

2018年04月11日 | 炎症 抗炎症薬
出願人: 株式会社 免疫生物研究所, 国立大学法人三重大学, 独立行政法人国立国際医療研究センター, 学校法人福岡大学, 学校法人 久留米大学, 国立大学法人富山大学
発明者: 吉田 恭子, 三谷 義英, 吉田 利通, 清藤 勉, 松下 竹次, 大熊 喜彰, 吉兼 由佳子, 須田 憲治, 市田 蕗子

出願 2012-168018 (2012/07/30) 公開 2014-025863 (2014/02/06)

【要約】【課題】炎症性動脈瘤形成症候群を診断するための情報を得る方法、又は炎症性動脈瘤形成症候群を診断する方法を提供する。【解決手段】新しい病態マーカーとして、被験者由来の体液中の、細胞外マトリックス分子であるテネイシンCを測定するステップを備える方法。測定は、少なくとも1つのテネイシンCと特異的に結合する抗体に被験者由来の体液を接触させるステップを有し、被験者由来の体液中のテネイシンCの前記抗体への結合を検出することによる。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/a2014025863/

炎症はアクセルとブレーキのバランスを変化させる

2018年02月07日 | 炎症 抗炎症薬
炎症はアクセルとブレーキのバランスを変化させる ー 炎症過程におけるRNA安定化分子の局在制御メカニズムを解明 ー

日本の研究.,プレスリリース 掲載日:2018.02.06
大阪大学

大阪大学免疫学フロンティア研究センター免疫機能統御学の岸本忠三特任教授(元大阪大学総長)らの研究グループは、Arid5aと呼ばれるRNA安定化分子の動的細胞内局在による炎症応答の制御機構を解明しました。

炎症のアクセル役のArid5aは主に核に局在し、ブレーキ役のRegnase-1※3は細胞質に局在しています。

https://research-er.jp/articles/view/67672

炎症および免疫の治療

2017年12月16日 | 炎症 抗炎症薬
出願人: オーシャン スプレー クランベリーズ インコーポレイテッド, ユニバーシティ オブ フロリダ リサーチ ファンデーション インコーポレーティッド
発明者: クー クリスティーナ, リスカ ディアン, パーシバル スーザン エス.

出願 2014-502855 (2012/03/30) 公開 2014-509656 (2014/04/21)


【要約】障害(例えば炎症性障害、例えば炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、分類不能大腸炎、顕微鏡的大腸炎、コラーゲン性大腸炎、および過敏性腸症候群)を治療することを含む、プロアントシアニジンを含有している抽出物の治療的使用を開示する。感染症に対する対象の免疫抵抗を増大させる方法および/または感染症を治療する方法を開示する。当該感染症は、例えば細菌性、ウイルス性、または真菌性の感染症であってもよい。当該方法は、例えば、感染症(例えば細菌性、ウイルス性、もしくは真菌性の感染症、またはそれらの組み合わせ)を有するかまたは発症する危険性がある対象を選択する工程;少なくとも約10重量%のプロアントシアニジンを含む組成物を提供する工程;ならびにある量の当該組成物を対象に投与して、それによって感染症に対する対象の免疫抵抗を増大させる工程および/または感染症を治療する工程を含んでもよい。

http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/t2014509656/