すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

信頼を取り戻す議会2

2014年10月30日 | 日記
 国会中継「衆議院予算委員会質疑」があったので見ていたが、国会というところは『うるさい』というか野次や文句を質疑中に浴びせているところだ。特に民主党が質疑に登場すると安倍総理までも、テンションが高くなり「民主党政権時は、、、」と自慢していた。

 民主党議員も負けじと「自民党政権になってから、、、」と発言するがどことなく弱かった。見ていて一国の総理が誹謗合戦に挑発していたようであり、民主党には議論がかみ合っていなかった国会中継と感じた。しかし、国会議員は質疑を黙って聞く姿勢がまるでない。いくら感情的になっても質疑を遮る野次はよくないと感じ残念だった。

 昨日、岡山県会議員の政務調査費で最高裁は、一万円未満でも領収書を添付することに判決された。そのことを書いてふと思ったことがあります。それは国会議員の経費の中に『文書通信交通滞在費』は一ヶ月100万円も支給されるのです。これって、領収書が要らないの???この経費は渡されたら使途の報告が義務付けられていないそうです。

 また、立法事務費としては一か月65万円支給されることになりますが、こちらは立法等に関して調査研究費に要する経費です。他にも秘書などのいろんな経費があるみたいですが、これは議員歳費ではありません。基本給やボーナスは年間2000万円超になるみたいですよ。

 野党は小渕優子議員大臣辞任前に政治資金について説明するといったことを受けて、国会での説明責任があると主張した。これに対し総理に明快な回答が無かったと思うのです。政治資金規正法に抵触し、犯罪行為をしたとなれば大臣どころか議員辞職をしなければなりません。

 そういうことは国会議員自らが襟を正さなければならないのに、本日の予算委員会質疑を見た限り微塵も感じられなかった。地方議員は市民オンブズマンなどから住民監査請求の対象になりますが、国会議員に対して監査請求はできないと聞いたことがある。

 国会議員の第二の給料とも揶揄される文書通信交通滞在費は、不透明な部分があるのではないか。だって、交通費は飛行機・電車・その他交通機関の交通費は基本的に『ただ』なのです。全くかからないとは言いませんが、『文書通信交通滞在費』で何を購入したかを明確にすべきと思えてなりません。

 昨日の政務調査費の最高裁判決で国会議員はどう思っているのだろうか。

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