すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

いやな思い出とチラシ

2014年05月03日 | ブログ
 厭な思い出は誰にでもありますが、思い出したくない思い出は学校や職場だったり、人間関係が主なことだと考えられます。また、東日本大震災などの自然災害も厭な思い出の一つにあたると考えます。厭なことは早く忘れてほしいと願うばかりでしたが、、、
 善良な市民を議員7人でいじめているようなチラシが、本日の新聞折り込みに入っておりました。発行責任者は岩沼市議会の沼田元議長と布田前副議長です。
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 岩沼市議会へ請願書を提出した3人(原告)は、7人の議員が一昨年7月に発行したチラシにより名誉棄損されたとして損害賠償を求めました。内容は7人が発行した「議会報告」と題するチラシに、3人の了解もなく実名を掲載し、事実で無いことが書かれ誤解を与えたからです。
 誤解の中身は現)森副議長の発言で「津波をかぶった東部地区、玉浦はだめな地区というような印象を受けます。今住んでおられる方々はだめな地区に住んでいる住人というようになります」と語った。これを請願者3人が発言したように記載したため誤解を招いたのです。
 このチラシで仮設住宅に住む原告は周りから誤解を受け、精神的苦痛を受けたと聞きます。また職場でも同様のことが発生し、原告3人は7人の議員に対し謝罪を求めました。しかし、7人の議員がこれを拒否したため提訴に至ることになったのです。
 3人の提訴は残念ながら敗訴となりましたが、そこに本日の折り込みチラシです。「・・・我々の議員活動に対する取り組みの姿勢が正しかったことが証明されました。・・・今後とも我々に対し、ご指導をよろしくお願い致します」と結んでいる。
 善良なる市民(被災者)から提訴されたことだけでも恥ずかしい限りでありませんか。市民から貴重な税金を頂戴し市民目線で活動しなければならない議員が、裁判で勝ったから『私たちは正しい』と言わんばかりの表現に驚くばかりです。
 津波で家や財産を流された原告3人は、チラシに対抗して発行する行動力も余裕もない、弱い立場です。それをあざ笑うかのように7人もの議員がよってたかって再び3人を追い詰める折込チラシを出すことに、議員として資質が疑われるしチラシを出す意義が見いだせません。
 いやなことをされて、いやな思いをしている気持ちが理解できない議員が7人もいます。

コメント (9)
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