すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

みんなの党8億円借入

2014年04月09日 | 政治全般

 『夢や希望』『無限の可能性』等々、新入生を励ます言葉がいくつもありました。本日、中学校の入学式に議長代理の来賓として出席し校長、市長、議長、PTAの順で式辞や祝辞を新入生に述べました。

 昨日見たピカピカの小学一年生とは違い、中学一年生には大人の言葉が通じることに嬉しく思いました。これから3年間でますます成長し、価値判断も含め素晴らしい中学生であることを期待したいです。

 『政治と金』という言葉はいつ頃からあるのだろうか。たぶん私が生まれる前からあった言葉だと思うが、最近久しぶりに世間を賑わしているのではないだろうか。

 いわゆる金権政治ですが、選挙のために多額のお金が動く。昨年は猪瀬東京都知事が徳洲会から5千万円を受け取っていた問題が発覚し、辞任に追い込まれた。

 今度は『みんなの党』渡辺代表がDHC会長から、8億円もの巨額借入していた問題が発覚しました。党代表を辞任することになったが、議員辞職などは否定したとあります。

 みんなの党は2009年に立ち上げ、発足からわずか5年ではあるが、一時は衆・参合わせて30名ほど在席していた時期があります。その後は『結いの党』などが分裂し現在に至っているのはご存じのとおりです。

 みんなの党が掲げた政策で思い出すのは、脱官僚ではなかったかと思います。公務員の給与削減や天下りを禁止しようとしたことで、多くの支持を集め地方議会まで議席を確保していました。

 最近では自民党にすり寄り、足並みを合わせたことで、みんなの党の存在感が薄れた感じが私にはありました。政治は数の力で歩調を合わせれば、存在感を発揮することがあるかもしれません。

 国も地方も首長が絶大な権限を持ち、政策を立案執行することが出来ます。議員に執行権限はなく、未来に無限の可能性を秘めたお金の使い道について、賛否出来たらいいなと考えます。

 首長と相反する意見を持てば、政策に反映させることは難しい。しかし、首長の考えが間違っているとしたら質していくことが、議員に科せられた役割だと思うし、議会にも夢や希望はあると考える。

 8億円の疑惑なお金に、夢や希望の言葉が無い。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする