「時折り見せる物憂げな彼女の横顔がとても気になる…。その視線に気付いたのか、彼女は突然こちらを振り向き、私は慌てて書類に目を落とすのであった。あれは…」純文学を志す『夢屋伝次郎』の処女作の書き出しはこんなところだろうか^^;
年齢的なものか女性と言うものにほとんど興味が無くなった…と言うよりは、女性との関係維持に疲れるだけであり、『夢屋国王』の場合は昆虫の尻でも追いかけていた方が気楽なのであります。それでは、この書き出しは…先日ブログにUpしたゼニアオイの花にとても興味を引かれたからに違いないのでありまして、草花を撮影する時はどうしても正面から捉えることが多いのでありますが、雑草の中に咲いたゼニアオイの花を横から眺めたときに、色や形状が違って見える。正面から見た時とは違った風情を感じさせるのであります。物の見方、見え方は様々でありまして、良い女というものは見られ方も上手…男も女も見られ方を気にしなければならない人は、気の休まる暇も無くて大変であります。その点、我が家のオッカーザウルスは実に気楽なものであります^^;良い女、良い男に成るためには、いつも見られているという緊張感と、いつも見ているよというサインが必要なのかも知れません。(なるほど、なるほど、私には必要ない。)
さて、春先に種を播いた絹サヤがようやく一握りほど収穫できました。本来ならば秋播きして春一番に収穫するものなのでしょうが、『夢屋王国』のサヤエンドウは雪で消失してしまい上手く育てられません。たまに育っても6月の梅雨時を迎えると、雨に晒されて急激に弱ってしまうのであります。サヤエンドウの栽培ってこんなに難しかっただろうか?亡くなった祖母は、いとも簡単に作っていたような気がするのですが…。今年は、雨除けハウスの空いた場所に移植したことと空梅雨とが相まって、今のところ植物本体が傷むことなく本日の収穫を迎えました。もう一寸だけ早い時期に、大量に収穫出来ないと商売に成らないな…などと思いながら、一年に一度しか実験できない季節物を楽しむのであります。
反省だけならサルでも出来る。今年は、ホウレンソウをこう播いて、高温時にはコマツナに切り替えて…春先の計画は、必ず頓挫しているのでありまして、毎年反省はするが、反省が生かされない。いや、むしろ出来ない理由がそこにあるはずであり、栽培工程表を付けながら作業工程の重なりを確認してみると、色々なことに手を染めるものだから、結局作業が追いつかないことに起因するのだと自分を納得させるのであります。今年の春はパイプハウスを建てることに一生懸命で、肝心の栽培が疎かになった経過もある。来年はベースキャンプが出来上がっているので、忙しくってという言い訳が出来ないはずだから、きっと見事な絹サヤが収穫出来ていることでしょう。(と言いつつ、また出来ない理由を考えている自分が居るような気がしますが^^;)
横顔…そうであります。本日のテーマは「横顔」でありました。明日こそは、ゼニアオイの横顔を撮影してみよう。
ちなみに、巻頭画像のムラサキツユクサの花言葉は「尊敬しています」・「ひとときの幸せ」ですと…夕餉にオッカーが作ってくれた、豆腐と絹サヤの味噌汁は美味かった。(取り敢えず褒めておかないと、緊張する翌日を迎えることになりますから^^;)
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