その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(お・いる)

2012-06-08 12:07:28 | 夢屋工房

本日は運転免許証の更新手続きに講習会であります。30年間、無事故無違反…違反が見つからなかっただけなどという周囲の誹謗中傷はありますが、優良ドライバー(ゴールデン免許)なのであります^^;
しかし、講習会の開始時間を間違え3分ほど会場に遅刻してしまいました。
「30分しかない講習会ですから、次回の講習会に参加ください。」(受付担当者)
「そこを何とか…。」(合掌する『夢屋国王』…優良ドライバに失礼である…心の声)
「分りました。補習を受けていただきますから、最後まで残ってください。」(担当者)
たまたま、講習会の施設窓口に知人が居りまして、後から聞いた話では、私より2分程遅刻した人が居て、追い返されたそうであります。(丁度その頃は、免許証にICチップが埋め込まれて、プライバシー保護の観点から、本籍地がICに記録されております。などと、安全運転には関係の無いPRタイムだったのだから、追い返すほどの内容でも無かったはずなのでありますが…。
第一この講習会だって、安全協会が実施(警察官O.B.の再就職)しており、免許証のICチップ化や教本は、警察関連の御用聞き企業が受注し、訳の分からない独立行政法人が利益を得ているはずである。警察に文句を言う人は居ないから成り立つ商売なのであります^^;

 

話題は替わって、先日、一軒お隣の『アサコばあさん』が『夢屋農園』にやって来ました。「良く働くもんだなぁ…。日曜日は身体を休める日なのだから、金儲け(畑仕事)も休め。」と声を掛けられる。
「い~やぁ!『金尾貯蔵』(夢屋の別名)は、小金を貯めるために働く。小金を貯めたら『アサコばあさん』を温泉にでも連れてってやるよ!」と応えてやる。「温泉なぁ~。お前のお袋が一番悪い…さっさと、ボケてしまって…ボケてさえ居なければ、一緒に温泉や遊びに行けたものを。連れて帰って来てやるかなぁ~。」と『アサコばあさん』は応酬するのである。
考えてみれば、85歳を優に超えた『アサコばあさん』は連れ合いを早く亡くし、同じ歳栄えの友人は誰も居なくなってしまったのであります。元気で長生き…目出度いことではあるのですが、孤独という文字が着いて回る。老人福祉とは、病弱や痴呆症の老人だけの問題ではない。元気老人の生きがいといったものも重要な課題なのだと改めて感じるのであります。

一丁前にバッタの格好をした幼虫…胴体の一本の黒い線からして、フキバッタの幼虫かも知れません。フキバッタは、移動性に乏しく地域変異が多いと言われております。ひと昔前までは、東京なんぞと言うところには行ったことも無いという年寄りたちが結構おりました。田舎に生まれ、育ち、そして年老いていく。今では、年金と移動手段を手に入れ、悠々自適な生活を送っているようではありますが、話し相手の居ない老人は、家族と同居していたとしても、やはり孤独なのであります。
『第2サティアン』のオープンカフェ(パイプハウスの雨除け)を造っていると友人の『ノロ君』が缶ビールの差し入れを持って来てくれました。彼の一の子分ミニチュアダックスの『ハンジ君(本名:半次郎)』も一緒であります。最近、ヘルニア(脱腸)手術を受け、肉類を食わなくなったと言っておりましたが、焼き鳥の串の匂いに反応しておねだりをする。ひと切れ与えても決して食べることはないのであります。残念ながら『ハンジ君』が食べれるような物は『第2サティアン』には置いていないのであります。
「最近さぁ~夜中に起きだすんだよなぁ~!」(ノロ君)
聞けば夜中の2時頃に吠え出して、外に出て行くのだそうである。どこに行ったか心配になって探すと『第1サティアン』近くの土の上で寝ていることもあるとか…。
「おいおい、人間で言う老人性の徘徊じゃないのか?」(夢屋国王)
食事の嗜好が変わったり、食事量が変わったのも満腹中枢がイカレタ可能性も否定できない…人間と同じような生活をしている『ハンジ君』も充分、老いの時期を迎えているのであります。シャクヤクの花言葉は「恥じらい」・「はにかみ」であります。徘徊する老人(家人)を世間に隠す必要はない。積極的にご近所さまに話して、万が一の場合に備えるべきだと考える『夢屋国王』なのであります。
 


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