
タラの芽が「萌え」始めましてね…
「目は口ほどに物を言う」という諺がありますが、ふと、胸に手を当てて思い返してみますと、あの時、あの場面で、うつむき加減に『おやじぃ』を見つめる『M子』の目は潤んでいた…これは脈アリ? 何てぇことはない、『M子』は『おやじぃ』の『こっつまらない話』にあくびを堪え、涙目になっていただけのことである。(男どもの大きな勘違い^^;)「目は口ほどに物を言う」などと言ってみても、自分に下心があるから、そう感じ取るのであって、我がオッカーなんか、『おやじぃ』を常にニラミつけていますから…いや、彼女は「吊り目」なだけである(笑)
こうして常に女性の「目」に騙される『おやじぃ』は、間尺に合わないから「これは止め」なんて出荷を止めた品目に「私も食べたかったぁ~!」なんて、直売所のおネエちゃんに言われると、ホイホイ次の日には間尺に合わないはずの品目を持参する…これもまた下心(お金)の為せる業でありますよ(笑)
コチラも期待の「こごみ」ですが…
さて、春先は何かと山菜のお世話になっております。スーパーには年がら年中、野菜が並び季節感というものが失われつつありますが、「春の味覚」は別物であり、需要が高いのでありますよ。(2018年林野庁の統計書には、わらびを含む10品目が「生産物」として掲載されているとのことである。)我が在所は、ようやく「クキタチ菜」の『走り(出掛け)』であり、畑には何もなく、これから耕運、苗の定植と季節が進んでいくのでありますよ。我が農園では、ハウスの無加温栽培で、既にホウレンソウや小松菜を出荷しておりますが、手間の割にはお値段も安く、夏野菜までの間を埋めてくれるのが山菜でありますよ。「山のモノは、野のモノ(畑)とひと味違う。」と土地の古老は言いますが、(確かに『おやじぃ』もコク・アクが違うと思うのでありますが)山のわらびも生産物…下刈りして、採り易くして、おまけに化成肥料を散布したりしてねぇ…確かに生産物である。一度、早出しに挑戦して、ハウスの中に取り込んではみたものの、これまた労力の割にお値段がねぇ…高級料亭に卸すならともかく、直売所では早々高く売れるものでもないのですよ^^;
コチラは「ウルイ(オオバギボウシ)」…
こんなもん屋敷に勝手に生えているヤツだろう^^; しかし、直売所に出すと売れるんだなぁこれが。まぁ、『おやじぃ』の場合は、ここから遮光栽培して「軟白化」し、ひと手間掛けて出荷しておりますけれどね。畑を始めたての頃、堆肥を「ウルイ」の畝に大量に運搬して(置いて)しまい…堆肥の「発酵熱」で、早く、そして白く育ちましてねぇ…いくら完熟堆肥であっても、やっぱり生産現場を見られたらイメージが悪いから、トンネル仕立てで、軟白化して出荷しております。我が祖母がやっていた「技」の現代版アレンジかなぁ(笑)
「アサツキ」も今の季節「小ネギ」の代用で…
はてさて、例年であれば、「タラの芽」は連休前後の収穫になるはずであるけれど、何故かしら巻頭画像のとおり、もう芽が萌えております。それも細い木・幼木(低い木)に限ってね…高木で芽の大きなモノは、まだ固くて開く様子はないのである。こうしてみると、大雪や積算温度とは違った別の『影響』があるのではないかなどと考えております。安易な考え方をすると、高木のタラの木やわらび、雑草が生い茂る前に葉を開いて、いち早く栄養を蓄える生き残り戦略だったりしてなぁ…そうそう、小規模な我が農園もいち早く動き出して、『生き残り戦略』を実践しなくては^^; 『女性の目は口ほどに物を言う』と勘違いばかりの『おやじぃ』であるから、今年も山菜の芽で「目に物見せて進ぜよう。」…『おやじぃ~やす~い』なんて言われて、直ぐにおまけしちゃうくせになぁ(笑)
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