その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

あけ美ちゃ~ん

2014-09-24 20:09:32 | 暮らし

人恋し わが身をさらす 開け身かな (by 夢屋)

彼岸の中日、眠れぬ夜を過ごし、夜明けとともにニンジンを間引いていると、友人『ノロ君』は子分の『半次郎』を伴ってやって来た。
「おぉ~!よく働くねぇ~!」(ノロ君)
「あぁ~!コーヒーでも飲むかい?」(夢屋)
いつもこの掛け声で一日が始まるのであります。今朝は『ノロ君』のために特別席を用意しました…朝の冷え込みに堪えきれず薪ストーブを焚いていたから、焚き口に彼用の席を準備したのであります。「薪ストーブ」は、彼が『第1サティアン』で使い始めたことがキッカケでありますが、『第2サティアン』本体では小さいながらも鋳物の本格的な薪ストーブを使い、『第2サティアン・テラス』では、鋼板製の簡易な薪ストーブを今年導入しました。生産物(製品)の売り方、宣伝方法…「東北中央自動車道」開通後のS.A.での観光物産市場への参入方法…軽トラックによるデリバリー商法まで、およそ金に成りそうな事業を、オヤジたちの硬くなった頭で考えるのであります。(まぁ、ほとんどの場合、頭と実現性は薄いのですが…^^;)

午前中、墓参りを済ませ、親類宅の仏様に線香を点てる。「晩年の我が家の古老は、俺や嫁には小言のひとつも言わなかったよ。」喉まで出掛かる言葉を飲み込んで、叔父貴の息子(従弟)に関する小言に、同調もせず、さりとて異も唱えず、今時の若い親たちの考え方をさらりと会話に混ぜ込みながら、素直に年寄りの小言に耳を傾ける良い甥っ子であります^^;
「あぁ~!今日もオンツァ(叔父さん)に口説かれた(小言を言われた)。」とオッカーに報告すると、「たまには、ストレスを抱えている私の小言も聞いてよ。」と曰わるものだから、遅い昼飯をかき込んで『柴犬コウ(本名:さくら 登録名:龍小町)』と『第2サティアン』に逃げ込む、弱っちい『夢屋国王』であります。
例年ならば既に刈り取りが終わっている『第2サティアン』前の『善助さん』ちの田んぼを、働き者の『善助さん』とその妻『クミちゃん(先輩)』、年老いた『善助じいさん』が刈り取り作業の真っ最中…約1町(1ha)の田んぼを2時間30分ほどで刈り上げて行きました。『クミちゃん』が『第2サティアン・テラス冬』の改修作業をしている『夢屋』に笑いながら手を振る…夫婦で「何やってんだか?」などと会話して頂けるだけで、『第2サティアン』宣伝広告計画は着実に進むのでありますよ^^;

さて、冒頭にUpしました「アケビ」でありますが、全国的には「アケビの身(種の周囲)」を食べる(舐める)ことが精々と思われますが、山形県民は「アケビの皮」まで食べてしまうのであります。昨年、庭木に絡みついている5枚葉のアケビを自宅で見つけ、『夢屋農園果樹エリア』に移植しましたところ、従来からあった3枚葉のアケビ共々、今年実を着けました。
キノコと挽肉を炒め、味噌・砂糖を加えて…このままだと具がベチャベチャなので上新粉を混ぜて固め、「アケビの皮」で包んで油で揚げます。アケビのほろ苦さと味噌の甘さがマッチする酒のツマミなのでありますが…夕刻、絶妙なタイミングで友人『ノロ君』とその子分『半次郎』が登場しました。アケビは『ノロ君』の大好物なのでありますよ。
「明美、開け身、あけ美(アケビ)ちゃ~ん!!!」…そう言えば、後輩の明美ちゃん、可愛かったなぁ~^^;
日頃から、人生相談や他人の愚痴を聞くのが出稼ぎ先の仕事であります。家に帰ってまでオッカーの愚痴を聞きたくないわい…オジさんたちは、人生の苦味を味合わなくても良いように、腹の中は苦いアケビで満たして置くのでありますよ。

ちなみに、具材の分量は適当…昔、祖母が作っていたアケビの揚げ物を思い出しながら、調理人としての感と経験で復元してみました^^;


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