厄介な イチビの花も 美しく (by 夢屋)
画像はアオイ科「イチビ」の果実であります。古くから繊維を取るために栽培されてきた帰化植物としてのインド原産「イチビ」と、飼料作物に種子が混入し繁殖した北米原産「イチビ」の2系統があると言われておりますが、荒地に咲く「イチビ」は後者に違いない。牧草に混じって牛が食べると牛乳が異臭を放つと言われているから厄介な代物であります。
さて、連休明けの『夢屋国王』は、何故か米の行商をするハメに…今週末、『夢屋本田』の稲刈りをお願いに『久雄ちゃん』と日程調整をしていると、彼の米保管庫には25年産コシヒカリが、まだ4俵半(270kg)残っているという。「誰か1俵3,000円位で買ってくれないだろうか?」
「何言ってるだチャオチャ(『久雄ちゃん』)!去年売り渡し価格で12,000円だったコシヒカリ1等米を3,000円ということはあるめぇ…ヨシ、オラが売って来てやる。」と安請け合いしてしまったのであります。
地元の大手スーパーでは、在庫処分で25年産はえぬきが、10kg袋1,800円位で売り出されている。25年産コシヒカリが30kg当たり4,000円なら充分勝算があると踏んだのでありますが…「新米が出回るこの時期に、何故古米を買わなければいけないの?」お上品な主婦の反応は冷たい。男どもはと言えば、元々米の値段などに興味が無いから、オッカーに聞いてみないと分からないとつれない返事であります。
しかし、『夢屋国王』の戦略は違う…元々エンゲル係数の高いご家庭を狙い撃ちにすれば良いのだ。育ち盛りの男の子がいるご家庭の主婦を狙えば…「そんなに安く買えるんですか?」との反応であります。はい、今日の行商で3俵24,000円の売上であります^^;
加茂水族館 ミズクラゲの一種
「あ~あ!チャオちゃんから3,000円で買い付けて、8,000円で売り抜けば正味15,000円の国王の儲けである。」…「儲け」とは「信じる者」と書くから、『夢屋国王』を信じてくれた『チャオちゃん』や上客となったエンゲル係数の高い主婦の皆さんを裏切ることは出来ない。差益は、『チャオちゃん』の売掛金の一部に回させて頂くことにいたしましたよ^^;
こんな性格だから、他人の米は売ることが出来ても、自分の米を売ることが出来ないのでありまして、『夢屋王国』のGNPは下がる一方なのであります。しかし、夕刻ツマミを仕入れに地元スーパーに出向くと「26年産はえぬき」が10kg袋2,890円で店頭販売されておりました。60kg当たり17,340円…生産者の売り渡し価格が8,500円の米がであります。「今夜から新米よ!美味しい^^;」などと言いながら、上品な主婦層の方々には食べて頂けるのでありましょうか?確かに、新米は粘り気や風味が違う。しかし、慣れというものは恐ろしいもので、食べている内に劣化していく食味を感じ取れる方々は極稀なはずであります。水加減や炊き方ひとつで、新米の味を台無しにしてしまうこともある。需要と供給のバランスって厄介なものでありますよ。
あの~!『夢屋王国』の「26年産はえぬき」は、低農薬、天日乾燥の1等米なんすけど…誰か買ってもらえませんかねぇ~^^;
注)店頭価格を再確認し、当初のお値段10kg当たり3,800円を訂正いたしました。失礼 m_._m
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