許す事が出来たら・・・

相手のミスや不快な行動を
許す事が出来たら
どんなにいいだろう。
そこに達する為には
段階を踏まなければならない。

許容範囲が広い人は
人望も厚く、滅多に怒る姿は
見られないものだ。
あの人が怒るなんて・・・
よっぽどの事に違いない。
そう思われるのだ。

人は家族や兄弟の中で
あるいは、集団生活を通して
自分の主張が、通らない
経験をする。そこで
忍耐や譲歩する事を学ぶ。

もし許せなければ
怒りが爆発してしまう。
そして、その場が無事に
収まれば問題はないが、
後々しこりを持つ場合もある。

自然に、自分と似通った
相手と付き合う傾向が強い。
それだけ違和感や
意志の疎通が上手く
いくからだろう。

その結果、考え方や
行動バターンが異なる相手に
自分の意見を押し付けて
通そうとする。

相手を見て話をすべきだ。
同じような常識を持ち合わせ
価値観が似た人間なのか？
職業や外見で、すべて
判断するのは間違っているが・・・

余りにも差があり過ぎる相手と
いくら言い合っても
平行線なだけである。

先日も、言い争う声を聞いた。
一方は声と喋り方から
ブルーカラーの田舎者
だと分かっていた。

通りがかりに姿が見え
もう一人は、どちらかと言えば
インテリっぽい男だった。
「負けるが勝ちよ！」
そう言ってあげたかった。

たぶん、インテリ風の男に
その選択肢はないだろう。