音姫は何故２５秒か？

家庭の設備で１番進化したのは
WCだと思う。昭和４０年代までは
くみ取り式や和式のトイレだった。

それが昭和５０年代に突入すると
洋式トイレが主流になり、あちこちの
施設やオフィスでも改装されていき
和式より洋式トイレの数の方が多く
なっていく。そして、今では和式を
見る事の方が圧倒的に少ない状態だ。

そして、男女共用から、男女別々の
スタイルになり、音に関する様々な
意見を取り入れて、音姫が設置される。
音姫の説明書には２５秒音が流れる
と明記されている。どこでも、同じ。
何故、２５秒なのか知っていますか？

人の小水の時間は２３秒とされている。
そこで、それより気持ち少し長くした
２５秒を採用しているのだ。誰が、
統計を取ったのか知らないけれど・・・

ウォッシュレットもCMが流れて
今では便器に、どこでも導入してある。
しかし、お尻の洗い過ぎには、ご用心。
痒みが出てきたら、洗い過ぎのサイン。
綺麗にしているつもりが、実はお尻に
取っては、良くない状態に晒している。

流す所もペダルを踏むタイプから壁の
ボタンを押して流れるものに変化した。
更に、トイレの個室に入れば自動的に
蓋が開き、離れれば自動で蓋は閉まる。

手を洗う所も水道の蛇口を回すものから
手をかざせば自動で水が出て洗える。
初期に皆が洗面台で水が出ない。手が
洗えないと戸惑っている姿を思い出す。

私は簡単に、手をかざして水が出る
だろうと思って行動したら、そうなった。
それを見た人達が、恐る恐る手を出して
水が出る事に、びっくりしながら
洗っていた光景をハッキリ覚えている。

電気が停まったら、自動の装置は全て
使えない。便利な世の中が実は足かせに
なっていく瞬間に変わってしまう訳だ。

１番になる為には・・・

どんな分野でも１番になる為には
誰でも出来る事をしていても無理。
その事は、１度でも何かに挑戦した
人には簡単に分かる事実である。

仕事や勉強、スポーツや趣味でも
それに打ち込んだ時間と比例して
結果が出るとは限らない。つまり
その人の才能や資質、努力や性格
取り組み姿勢、目的意識も関係する。

１番が素晴らしいのは誰でも
知っている。それより上が無い。
メダルで言えば金だから。銀や
銅ではダメと言う考えの人も居る。

２番手が１番楽なポジションだ。
それは、１番なら落ちるしかないが、
２番は上がるチャンスと上になる
目標を持って進められるからだ。

単に儲けたいとか、人から賞賛
されたいという目的だけではなく
自分の中で、向上する為の明確な
理由を持って取り組めるなら、
様々な課題や問題点を見つけて
それを克服して行こうとする。

勉強の最高峰は東大である。しかし
だからと言って、東大を出たから
世の中で通用するかと言えば違う。
実際に勉強が出来るのと実社会で
仕事が出来るのは、全く分野が違う。

勉強は教えられた事が出来ればいい。
習ってない事は出来なくていいから。
社会では誰でも１から懇切丁寧に
教えてくれる訳でもなく、そうして
貰わなければ出来ない時点で使い物に
ならないヤツという烙印を押される。

自分の中で創意工夫をする案や
考えが浮かばなければ挫折の連続。
スポーツだって練習すれば誰でも
プロになれる訳でもなく、なっても
ケガに泣かされて活躍の機会が薄い
状態で引退する人も中には居る。

習い事も最初は皆が初めてだけど
数ヶ月、数年経てば、差が広がり
やがて教えている講師よりも上手く
なって、独立して人気が出る人も居る。

作り話は発覚する

その場を逃れる為に、作り話をする。
それが本当かどうか、話の内容から
判断できるには聞き手の能力が
関係してくる。疑うのではなく
話の筋が通っているか、突っ込んだ
質問に返答できるか。そこから判断する。

確信に対して、はぐらかす。答えられない
時点で話は嘘だと言うのが、ほぼ確定。
そして、その確認をしなければ
ならない。確認作業をしない時点で
その人の能力は大した事がない。何故なら
人の話は、全て事実とは限らないから。

自分が、その場面に居たら、それが
事実か否か分かる。人の話を聞いて、
その場で相手が、どの様に答えたか。
返事をしたのか、分かる訳がない。
仕事の場合に、部下の報告を全て
信じる時点でダメな上司だと言える。

会社で働くと、ボーナスの査定があり
誰でもマイナスになる事は言わない。
耳に入れなければ、知られない。判明
しないと思っている節がある。だから
必然的に上司への報告は、嘘で固める。

しかし、それが社内外のどちらかで
判明すれば、本人の評価は急落する。
当然、噓つきの人間に対して社長の
耳に入れる事をしない会社は、もう
滅んでいる。悪の蔓延る会社なのだ。

問い合わせの結果、嘘が判明すれば
する前から、その様な結果になると
分かっていれば、自分の思った通り。
だから、あの人の言う事は信用できない。
そう考えて接するべき。判明した事実を
本人に告げるか、どうかは、その人次第。

一般的には使われないが、法曹界では
精査するという言葉を使う。自分の
不利になる事を言わない。嘘を並べる。
争っている当事者同士の発言内容が
真っ向から対立するのは、よくある事だ。

本当に頭のキレる人なら、嘘が嘘だと
分からない様に組み立てて押し通せる。
噓発見器に掛けられても、平気な心臓も
必要な要素の１つだろう。自分よりも
頭脳が上の人間に当たらなければ葬られる。

謝罪だけで済まない

世の中には、重要な事と大した事
ではないもの２つに大別される。
しかし、誰が聞いても、見ても
そう思う場合と当事者の主観で
どちらかを感じる場合もある。

簡単な場合は、謝罪をすれば済む。
そこで、文句や因縁をつけて来る
相手であれば、真っ当な人物から
程遠い種類の人だと考えればいい。
しかし、大怪我や病気の誤診という
場合は、謝罪では済まない事だ。

つまり、それ相応の事をしなければ
相手は納得いかない状況になっている。
「誠意を見せろ」という言葉も、よく使う。
物事には相場があるけれど、だから
といって、本人の気が収まるなら
莫大な金額を提示されても困る。

恐喝や詐欺とは種類が違うけれど
自分に非があると認めたら終わり。
そう思っている人も居る。だから
謝らない。それが、しこりとなって
後々まで長引く原因になる事もある。

謝罪やお金という方法以外に、相手が
提案して来た事を飲む場合もあるから。
妥当だと思う範囲であれば、解決方法は
色々ある。必ずしも、こうでなければ
ならないという狭い考え方に固執して
いたら、解決のメドも立たなくなる。

自分が被害を受けたり、相手に迷惑を
掛ける事もあるだろう。しかし、その時に
第一声が大切になって来る。何を言うか？
それで最短で収まるか、長期に亘るか？
人は感情の生き物だから。全ての人が
お金を求めている訳でもないのだ。

度重なる不況や物価高により、増々
貧富の差が著しくなってきている。
どんな事があっても、全く影響を
受けない層は存在する。何故、世間の
人達が、そんなに騒いでいるのか？
自分とは住んでいる世界が違う人。

心にゆとりが無ければ、謝るという
簡単な事さえ出来ない。プライドがある。
誰とでも上手くやって行くのは難しい。
しかし、自分が悪ければ謝罪するのは
当然の事だと思うけど、人間関係を
円滑に進めて行くのも本人の技量次第。

学歴が大事なのか？

世の母親は、子供を産めば
教育ママに、なりがちである。
両親共に東大卒だから、子供も
東大以外は認めないという考え方。

或いは、親が高学歴ではない為に
色々な苦労や差別を感じたから
子供には、そんな思いをさせたくない。
どうしても大学を出て貰いたい。

人の数だけ考え方や価値観がある。
そんなに学歴が人生で大事なのか？
大学に行った事が無い親からすれば
未知の世界で、どんな所なのか
分からない。子供にとって適切な
アドバイスも出来ないだろう。

けれども、世の中は雑多な集まり
であり、高学歴だから、成功者
とは限らない。まして、大学と
言ってもピンキリだから。３流
大学に奨学金を貰って入学した
としても、ロクな就職口は無い。

そんな事も知らずに、若者は社会に
出た時点で借金を背負っている。
それを返す当てもなく、小さな会社や
非正規の仕事に就いて安い給料から
返済が重くのしかかって来る。

大学を出たから、バラ色の人生が
待っている。送れると思ったら
大きな間違いだ。子供の教育費に
多額のお金を掛けて、老後の資金が
無いというのも無謀な計画と言える。

大学に行っても、引きこもりや
精神疾患を患っている人達は
かなりの数に上っている。働きもせず
親が死んだら、この子は、一体
どうなるのだろうという心配をする。

学歴よりも生きて行く力が大切なのだ。
困難な局面になった時、自分の選んだ
方向が間違っていたと思った時、また
取り返しが付かない事態に陥った時、
そこで進めなければ、もう終わりだ。

１度病んだ人間は、耐えられない事が
起こると何度でも、その状態が
繰り返される人生を歩むようになる。
社会人として立派でなくても、自分の
生活を自分で確立して送れる事が
まともと言われる最低条件だと思う。