人の行動パターン

人は行動する上でパターンがある。
座る席は同じ所、よく行く店も
決まっており、他には余り行かない。
朝起きてから出掛けるまでの
一連の行動や手順も毎日変わらない。

そして、自分では何の違和感も
持たずに普通の事だと思っている。
泊まり込みの旅行や研修に行けば
知っている人であったとしても
普段に目撃している姿や状態と
違う場面をたくさん目にする。

一緒にお茶や食事をしたり、
仕事や外出する機会とは違う
部分に接すると、その人の
本質や行動パターンを知る
機会が訪れて、意外に思う部分が
露出してくるから不思議だ。

他人が目撃しているのは
その人のほんの一部分でしかない。
それで、その人をよく知っている
と思い込んでしまうわけだ。

同時に幾つもの筝を並行して
進めなければ気が済まないタイプ。
ゆっくり、ゆったりして過ごす
人から見れば慌ただしい事
この上ないし、落ち着かないだろう。

見ず知らずの人間を黙って
観察していると面白い。誰も
自分の事を気にしていると
思っていないから無防備な状態で
その人は、そこに存在している。

ただ座っているだけでも
性格は表れているし、飲み物
食べ方を見れば自分が嫌だと
思う気になる仕草の人とは
長時間付き合う事は難しい。
生理的な嫌悪感はなくならない。

こだわりや神経質か、どうかも
ちょっとした行動や仕草で
本人は気づかなくても分かる。

振り返る

１２月が来ると１年を振り返る
出来事や特集が組まれている。
それも、どの様に扱われて
いるかと言えば、どこのメディアで
あったとしても、特に目新しい
切り口はなく、通り一遍である。

放送した番組の総集編も多い。
何日かの特集で放映するが、
同じものを何度も見る人は
何が楽しいのか、私には理解できない。
そして、恒例の番組や今年の言葉
どれも、毎年行われる年中行事だ。

最初は新鮮だとしても、何度も
何回も繰り返されても多くの人は
それに対して飽きないのだろうか？
飽きることなく、例年と同じ様に
行われる事に意義があるのかも・・・

しかし、同じ内容、似たような話
どの雑誌もメディアも文章を真似た
のではないかという位、大差はない。
ＴＶの視聴率が低下しているのは
娯楽が多様化されて、ＴＶ以外に
したいと思う事がある事実なのだ。

家でゴロゴロ派も、ごく普通の
事柄であり、１年を振り返って
過去が変わる訳でもなく、また
自分とは関係ない所で、世の中は
勝手に動いている世界のように
感じるのは、私だけだろうか？

自分の事で今までには、なかった
経験をすれば感慨深い年だと思う。
しかし、それが毎年、続くのは稀で
挑戦する事柄があれば成長の度合いも
感じるかもしれない。しかし、色あせる
瞬間は必ず訪れるのが世の常だ。

自分の中で興味が失せる。心が
ワクワクする事も減っていく。
こうなるだろう。こう言うだろう。
予想通りであれば、つまらない。
違うからこそ、どうしてなのか？
疑問や知りたい事も出てくる。

あなたは年末に１年を振り返る人？
それとも、未来しか興味がないタイプ？

教える or 言わない

あなたは人に教える事を
別に嫌だとか、したくないと
思うタイプだろうか？
教えるというのは自分が知っている
事柄や習得したものを伝える訳だ。

それが仕事やプライベートの
情報であったとしても、それを
強制されても極力短時間で
或いは、殆ど大した事は言わず

簡単な言葉で少しだけ話して
おしまいにするのは、明らかに
伝える気がなく、相手が苦労や
失敗する姿を望んでいるから。

教える事で自分だけが知っている
状態がなくなれば自分の存在価値が
減ってしまうと考えて、仕事を
共有化しない人は、どこの会社
でも１人は居るタイプだろう。

そして、隠密に私物化して平然と
した顔で過ごす事を妨害されたくない。
とにかく自分本位の考え方をする
人のパターンに多いのが事実だろう。

それに対して教える事を喜びと
しているのは、自分よりも最初は
知らない、出来ない人が自分を
追い越すかもしれない事に対して
不安も恐怖も感じていないから。

自分を乗り越える人物の才能を
見たいと思う部分もあるかも知れない。
個人情報や聞かれた事を疑問や
不信を感じないで、何でも答えるのは
素直な人か、物事を余り深く
考えないタイプだからできる。

聞かれても言わない。言いたくない。
それは１つの意思だけど、何もかも
秘密主義の人は、人と心を通わす
事が喜びではなく、煩わしいと
感じる部分が多いから距離を持つ。

踏み込んで親密になれば
あれこれ喋るけれど、それは
自分が相手に臨む事なのか
相手によって選んでいるのか
その辺は個人の問題だから。

余る or 足りない

どうでもいいものは余ってしまい
欲しいもの、必要な時は足りない。
得てして、日常生活はそんな風に
なっていると思いませんか？

それが物質的な品物であっても
皆が欲しいとか、望むものは
いくつかある中で決まっている。
そして、しなければならない筝が
山のようにある時に限って
時間は全く足りず、しわ寄せがくる。

バーゲンの時や特価の品でさえ
人はより良いものを選ぼうとする。
そして、最後まで残っているのは
余り見栄えの良くない？マークが
付いてしまうような物なのだ。

余裕がある時には、他の何かが
起こったとしても対処できる。
しかし、忙しい時に普段とは
違う事柄が起こったり、別の不備や
クレームが生じると、たちまち
こなせる人とそうでない人が居る。

つまらないと思う時間は長く感じ
楽しい時は、あっという間に短く
すぐに過ぎてしまうように思える。

自分の好きなように時間が操作
出来れば、日によって１日が
２４時間ではなく、長短により
調整できれば、人は自分の好む
事柄にしか時間を使わないように
なってしまうのは間違いない。

規律や規則がなければ世の中が
混乱するのと同様に時間が自由に
ならないからこそ、それが自分の
中で、もがく訓練になっているの
かもしれないが・・・

誰にでも平等に流れるのが唯一
この世の中では時間だから。
あなたは余っているものが
何でも欲しいと思う方ですか？
足りない時に工夫するタイプ？

何が贅沢？

贅沢と言えば高価な物を購入する。
そんな事を思い浮かべる人が
多いと思うが果たして、それだけ？
それ以外にも１日２４時間のすべて
自分の時間として自由に使える。

好きな所に行き、好きな時に起床して
お金や時間を気にせずに日々の生活を
過ごす事も贅沢な生き方だと思う。
大抵の人は仕事や用事に追われて
それに合わせた生活をしている。

自分へのご褒美として身体を休める。
長期休暇を取り、プライベートを
充実させてリフレッシュする事も
贅沢な時間の過ごし方の１つだろう。

普段はしない、ワンランク上よりも
極上のランクを注文して過ごす。
豪華なホテルに泊まって、特別
何をするでもなく、ゆったり過ごす。

それらは、すべて健康な状態で
日ごろとは違う時間の過ごし方に
よって手に入れられるものだけど・・・

単にお金を費やすだけではなく
気持ちも身体も両方を解放させる
事によって、心も平穏で至福の
時間を送る事が可能になるわけだ。

自分１人で過ごす時間とは別に
誰かと一緒に長時間を過ごす事も
自分では大して贅沢だと思わない
としても一種の贅沢に間違いない。

忙しい相手であれば、時間の調整を
しても会いたいと思っているか
どうかがハッキリしてくるし
多忙な人の重要度が明らかになる。

多忙ではなくても、誰かと会う
という行為は気が乗らなければ
実現しないし、物理的な距離や
時間によっても出来なくなる。

要するに自分が、やり繰りしてまで
相手との時間を作りたいと思うか
どうか気持ちの問題でもあるから。

人によって贅沢だと思う事が違う。
あなたにとって１番の贅沢は何ですか？