断絶

何かの拍子に断絶する。
特別な理由がなくても
疎遠になったり、
何となく音信不通で
その後は消息不明。

親兄弟でも、断絶する
瞬間は訪れるだろう。
どうしても、ソリが
合わない状態で精神的に
苦痛が強いられたら・・・

子供であれば、家族は
自分が自由に選べない。
生まれた時から
その家庭環境で育つ。

どこを向いても合わない
人間しか家に居なければ
これは最悪と言える。
肉親だからこそ、余計に
憎悪やしがらみから
逃れられない事が起こる。

関係を断絶するには、
自分の意志が明確なら
さほど苦痛でもないし。

その後は、嫌な相手と
関わらない生活が
待ち受けており、むしろ
快適だと言えるだろう。

自分一人で生きて行けない。
しかし、依存症の人間では
断絶は絶対にない選択肢
かも知れないけれど・・・

自分に厳しく生きれば
他人にも、ハードルを
上げて求める部分が
往々にして出てくる。

諍いを好んでする人は
居ないだろうが、自分の
快適さを優先するには
断絶も一つの手段である。

若いヤツは生意気！

近頃の若いヤツは・・・
このセリフは、いつの
時代にも使われる。

それだけ、自分の年代より
若い人間に対して
常識や意識の違いを
認識する出来事が
何かの度にある訳だ。

若さは、一つの特権。
これは、お金では決して
買えないものだから。
若いが故の暴走や未熟さ
勢いや見境のない行動。

それらが見え隠れせず
誰が見ても、はっきりと
分かってしまう
行動を取るのである。

若さは、永遠に続かない。
いつかは、誰しも
年を取って行くから。
その時に、若さ以外の
何で勝負が出来るのか？

それが、その人の
価値を決めると言っても
決して過言ではない。

若さが無くなった時
何もなければ、ただの
草臥れた中年という
存在でしかないから。

年を経ても若い時と
違う輝きを持った人は
少数でも存在する。

その中に、いかに
自分が入り込めるか？
それが、人生の後半戦に
大きな影響を与える。

生意気なヤツの、その後
追跡調査が、すべて
出来れば面白いけど・・・

何だか、とっても・・・

気分の優れない時が
誰でも、あると思う。
その理由が、はっきり
している場合と、そうで
ない時に分かれるだろう。

気分は気持ちである。
どうして、そう思うのか
人に説明出来ない部分が
あるし、自分でも何故か
分からない時もある。

気持ちは体調と実は
大きく関係して来る。
体調が良ければ
必然的に気分も良い
場合が多くなっている。

健康を害されると
何となく、それが
気に掛かるもの。
他にも、心配事や
悩みに占められれば
気分は憂鬱になる。

顔の表情や態度から
読み取る事は可能でも
モヤモヤやイライラは
その人の内部で起こる
現象だから、メカニズムは
他人には分からない。

何だか、とっても憂鬱！
何だか、気だるい気分！

短時間で解消される
事柄であれば、何も
問題は、ないけれど・・・

それが、続くようなら
原因を探り当てて
治療した方がいい。
長期化する場合は
他の要素が絡んでいる。

今、あなたの気分は
落ち込んでいませんか？

本質が見える時

人間は見掛けが大きく
物を言う部分がある。
だから、芸能人以外で
整形手術が流行るのだ。

外見が整っていても
中味が問題なのである。
実際に、何が出来るか？
どういう人間なのか？
それが、最終的に重視
されて選別されていく。

仕事やプライベートで
簡単に本質は見えない
かも知れないが・・・
何かの拍子に、人間性
その人の本質が如実に
浮かび上がってくる。

本質は変わりにくい。
その人を司っている
重要な部分で、それに
影響を与える何かが
起こらなければ、少々の
事ではビクともしない。

世間体とも似ている。
実際には、その様な
事を全くしないのに
口にする言葉は綺麗事を
並べ立てる人は多い。

どんな理由があっても
本当に心の綺麗な人は
穢れる行動はしない。
自分の美意識に反した
事をするのは、自分で
無くなってしまうから。

自分が自分を好きに
なれない状態は
存在価値がない人間に
なってしまったのも
同然なのである。

相手の本質が見えた時
あなたは、その人を
どう評価しますか？

92歳、希望の星！

昨秋から太極拳を始めた。
以前は、ジャズダンスを
習っていたが、年を
取っても出来るものに。
それが、変更した理由だ。

初日から新人は私と
もう一人だけという
何年も続けている
中年以降の常連達が
占める教室である。

もう一人も、先生が
主催する別の教室に
通っており、事実上
全くの初心者は
私だけという状態だ。

すでに仕事を退職した
オヤジも結構、居る。
見渡しても四十歳以上
という集団なので、
ポンポン先生にも
好き勝手な発言する。

その中に、明らかに
高齢だと思っていたが、
92歳のおばあちゃんが
元気に参加している。
勿論、何十年もしており
片足を上げる動作もこなす。

おばあちゃんは年明けが
誕生日で、先生が尋ねる。
「おいくつになりましたか？」
「92歳になりました」
「ここの、希望の星！」

確かに平均寿命は
延びているが、認知症や
寝たっきり、病気がちの
老人が多くなっている。

その中で、杖を突かずに
太極拳が出来る92歳は
まさに希望の星と言える。
元気で長生きは悪くない。

ただ息をしているだけの
老人なんか、何の為に
生きているのだろうか？
周囲は必ずしも歓迎して
いないのが現実なのだ。