ケチると本末転倒！

節約は悪い事ではないが、
ケチと節約は違うと言われる。
実際に、何を節約と思うか
尋ねると様々な意見が出る。
その人の基準に依るからだ。

お金を貯める事が趣味になれば
ケチだと人から指摘される事を
していても平気になって行く。
お金を使わない。無料に徹する。
違反と分かっていても、無料の所を
利用するのが習慣化されて行く。

そして、ケチる事で上手く行った
と思っていても後から、それ以上の
出費を強いられる事態が起こると
全く節約になっていない。或いは
ケチった為に身体を悪くした。

そういう人は自己嫌悪に陥る経験を
した事が、あるのではないか?
こうなると分かっていたら、ケチ
らなかったのにと痛感すれば、
どこをケチって節約するか考える。

豊かそうに見えない人が、ドンドン
お金を浪費している姿を見ると
この人は自己破産に、まっしぐら。
そう思ってしまう。自己破産を
した人が世の中には多数存在する。

それが不自由な生活ではないから。
自己破産を後ろめたいとか、カッコ
悪いという考えが無いのだろう。

自分が納得している節約は、他人に
知られても気にならない。けれども
もし知られれば、ケチだと圧倒的に
思われる事は絶対に言わないのだ。

人からの評価が気になる人は多い。
ましてケチと言われて、嬉しいと
感じる人は少ないのではないか？

日々の生活に超ゆとりがあって
全くお金の心配をせずに、好きな
事を全部出来て、買いたい物を
値段を見なくて全て揃えられる。
そんな人は、ごくごく少数派だ。

普通に暮らしている人は、どこかで
節約とケチを実施しながら生きる。
それが庶民と言われる生活の実態だ。

事象と言霊は動かす

自分の周囲で人の死が起こると
そこで考えたり、感じたりする。
いずれ自分も死ぬという事を
遠い未来ではなく、中年以降に
なれば現実に、ひと事ではない。

或いは、自分の中で影響を
強く受ける人の言葉から
感化されて動くようになる。
所謂、言霊 と呼ばれる。言葉は
魂を持っているという意味だ。

誰でも何かを言えば動かせる
訳ではない。相手が納得する。
深い部分で共感、共鳴したり
非常に驚くような内容であれば
印象深く残り、その影響を受けて
動き出すのは決して珍しくない。

大人が子供に言う事を聞かせる
為に怒るのは、よく見られるが
必ずしも子供の心に良いイメージが
出来上がる訳ではない。逆に
怒られるから仕方なくする。

マイナスの作用が後世になって
恨みや憎しみとして表れて来る。　
つまり物事は、その瞬間だけを
考えるのではなく、その後が
本当の解決、その人に作用する。

言霊というのは余り一般的には
使われていないかも知れない。
しかし、言葉の威力や影響を
感じて生活している人にとって
聞き慣れた単語の１つと言える。

単に言葉の内容だけではなく
相手から信用に足る人間だと
思われるか、否かという点も
非常に重視される要素である。

自分の知っている人が死んだ
としても非常にショックを
覚えるか。それとも、やっと
死んだと思われるのかは違う。

日頃は深く考えなくても何が
自分にとって強い影響を与えるか？
きっかけの１つになるかもしれない。
それが身近な人に起る事象なのだ。

健康は、いつまで？

健康は、失ってから大切だと
思う事の１つかも知れない。
もう治らない場合は、取り返しが
付かない状態になっている。

病気や怪我に対して自暴自棄に
なる人は多い。どうして自分が
そうなったのか？　考えても
元の状態に戻らなければ、
それより、この先の人生に焦点を
当てて過ごす事を考えた方が良い。

過去は変えられない。しかし、
未来は自分の心掛け次第で変わる。
五体満足に生まれても、病気や
怪我で不自由な身体になる事も
珍しくない。見た所は分から
なくても精神的に病む人も居る。

病院に通っていないから健康？
薬を飲んでいないから健康？
健康だと思う定義は人に依って
違って来るものだ。日常生活で
特に不自由を感じなければ
概ね健康と考えられるだろう。

身体的に健康でも、エネルギー量が
少ない人は何だか、どこか悪いん
じゃないのと思ってしまう。
生き生きしているか、それとも
クヨクヨしているか。それも
見た目の健康度合いを決める。

〇〇が痛いとか、検査で要注意
と言われたとか。暗い話ばかり
する人は、医者に罹っていない
人間にとって、無縁の話題だと思う。
共感や共鳴する話だけしか出来
ない相手は本当の友達ではない。

人は元気な時もあれば、落ち込む事。
ストレスに晒される場合も起こる。
まして理不尽な出来事に長期間
晒されていたら、普段は元気な人で
あっても、どこかに捌け口を求める。

そんな時に、何で私が聞かされるの。
聞きたくないのに。そう思っている
相手とは心の深い話は出来ない。
表面的な付き合いは、自分の良い
所だけをピックアップしていく。

事件は風化される

世間を騒がす事件が起こっても
次々と新たな出来事が起ったり
時間が経過すれば、やがて風化
するのは自然の原理かも知れない。
しかし、ずっと当事者は忘れない。

だから、数年後に特集が組まれて
様々な媒体で事件を振り返る
記事が出ると、そんな事もあった
なあーというのが一般の人達の
反応である。事件の直後は大々的に
あらゆるメディアが取り上げる。

何を境にして露出が減るのか
と言えば、目新しい情報収集が
出来なくなった時も考えられる。
戦争や震災という不特定多数を
巻き込んだ惨事でさえ、経験者の
数は減少しており、歴史上の話。

今の若者は、そういう位置に
属している。２度と繰り返しては
ならないと声高に周囲が叫んで
いても自分が経験していなければ、
他人事の感覚だから。仕方ない？

生きていれば誰でも色々な
出来事が日々起こって来る。
個人でさえ、そうなのだから。
直接自分に関係なくても人々の
関心が高ければ、手を変え
品を変え連日TVは報道し続ける。

今ではTVだけでなく、ネットが
人々の個人情報を含めた話題を
瞬時に多数の人に拡散できるから。
１度出た情報は永遠に消えない。
知り合いの目に留まれば、たちまち
噂話として更に伝承されていく。

法律は時代から非常に遅れており
被害が多数に増加すれば渋々
重い腰を上げて取り組むけれど・・・

事件に直接関係ない人達にも
インタビューしたり、実名報道
されなくても、よく知る周囲の
人であれば誰か分かってしまう。

事件を風化させない方法は永遠に
無いと言っても過言ではない。

傾聴ボランティアは何？

傾聴ボランティアという言葉を
あなたは聞いた事があるだろうか？
傾聴ボランティアは、相手の話を
まず否定せずに、ありのままに
受け止めながら聞く活動である。

人は話したい事を、心行くまで
話すと気持ちがスッキリして、
そこから新たな１歩を踏み出す
きっかけになっていく。傾聴
とは言ってみれば心の栄養だ。

傾聴の聴く事は、日常生活の
会話と大きく異なっている。
話す人が主人公だから、聞く側が
意見を言ってはいけない。つまり
途中で自分の感想や意見を挟まず、
相手の話を聴く事に集中する。

話す人と聴く側の割合が７対３。
聴く側が３の中で相槌を打ったり
話を促したり、もっと相手が話し
易くなるように努めていけば、
話す側が沢山話を聞いて貰えた
という満足感に繋がっていく。

相手の話に興味関心を持って聴く。
自分の好きな物に対して誰かが
聴いてくれることは嬉しいからだ。
知らない事、分からない内容に
もう少し詳しく教えてください
と言えば一生懸命に教えてくれる。

辛い話は積極的に話してくれない。
そんな時は会話がなくても、相手を
気遣いながら、態度や眼差しで
寄り添い、同じ時間を共有する。

聴く事は学ぶ事でもある。１人
１人が違う人生を歩み、その話は
学校や本、TVでは出来ない勉強
だと思えるから報酬を貰わずに
相手の笑顔や再来を述べる事で
満たされると思う人が出来る。