尖った声を出せば・・・

電話や普通に話していても
相手が尖がった声を出せば
次の言葉は、非難や罵声を
含んでいる場合が多い。

直前まで、穏やかに
話をしていたとしても
何かが相手の琴線に触れて
状況が変化するのである。

最初から怒って電話を
掛けてくる場合もあるが・・・
尖がった声を聞いたら
次は、それをいかに
上手く捌くか、
腕の見せ所である。

相手が何故、尖がった
声を出しているのか
いち早く知らなければ
ならないのは当然だ。
対策を練るというほど
大げさではなくても・・・

原因が分からなければ
的確な返答は難しい。
すなわち、同じ話を
したとしても人の反応は
千差万別だから。

誰でも怒る事柄であれば
最初から話さなければ
済むので問題はない。

尖がった声を聞いても
さほど自分にとって
ストレスを感じない
タイプであれば、何も
しなくていいかもね。

相手が怒り出すと
大抵の人は嫌だと思う。
だから、穏便に済ませたり
宥めて上手く丸め込む
方法はないか考えるのだ。

クレームの客にも
難癖をつける人と
相手に問題があって、
当然の事を主張する
タイプに分かれる。

相手の尖がった声に
怯えていては、何も
物事は解決しない。

バレる

事実が発覚するのを
バレる、と言うが
大抵の場合、それは
よくないから
そう表現するのだ。

本人や外部に分かっても
支障がない事柄であれば
最初から隠す必要はない。
どんな時に、バレたら
ヤバイとか、危険に晒される
可能性があるだろう？

本人がショックを
覚えるから隠すのは
死を宣告された病気で
告知しない場合だ。

あるいは、知らなければ
知らないまま済んだ方が
上手く収まる時にも
事柄の重要性に関係なく
隠す方法を取る。

自分の命が代償の場合、
家族を助ける為に死を選ぶ。
ヤクザが関わっている。
色々なケースが考えられる。

それでは、バレるのは
いつ、どんな時に
そうなるのか？

大抵、何らかの形で
本人や外部に知られてしまう。
つまり、密告か不用意に
喋る人間が考えられる。
知られないように
上手く進んでいても・・・

バレたら、どうするか？
あくまでも、白を切り通す。
正直にある程度、
本当の事を告げる。

相手の性格や事情に
応じて、なるべく穏便に
事が運ぶように対処する。
あなたは、今までに
バレて、大変だった
経験がありますか？

見る影もない＝幻滅

数年経てば、あるいは
数十年経過すると
見る影もない状態に
変化してしまうものが
結構、世の中にはある。

それを目にしたら
当然の事ながら
幻滅してしまう。

あの時の状態だけを
自分の中で、ずっと
イメージし続けている方が
幸せなのかもしれない。

現実は、時には
冷酷でダメージから
立ち直れない可能性も
充分に出てくる。

ある人物や特定の建物、
自分の思い入れがある
場所が、明らかに
その当時よりも
劣化していたら、幻滅し
失望してしまうのだ。

美人や男前ほど
その面影が崩れると
ギャップに耐えられない？
老築化した建物でも
内部が綺麗であれば
使用できるが・・・

歳月が作り出す
その事実が事前に
分かっていたら
ある程度、それを
食い止める対策を
取ることも可能である。

だから、多くの女性は
年齢に拘り、整形手術や
美容に力を注ぐのだ。
美貌に翳りが目立てば
鏡を見る度に落胆する。

そして、溜息を付くなら
お金を費やして
綺麗になりたい願望が
強い生き物なのだ。

好きだと言われたら・・・

好きだと告白されたら
あなたは、どうしますか？
相手によるとか
嬉しい、照れ臭いｅｔｃ。
色々な感情があるだろう。

中には、そんなの
今までに一度もない。
自分には無縁だと
僻んでいる人も
居るかもしれない。

モテル人は、モテルし
モテない人は全然
モテないのが世の中だ。
相手を見ただけで
モテルか、どうか
簡単に分かるけど・・・

好きだと告白されて
免疫がない人は
それだけで、とても
舞い上がってしまい
何も手に付かなく
なったりする。

憧れていた人と
付き合うことが
出来ても、それが
永遠に続く保障は
どこにもない。

付き合って、初めて
見えてくるものが
出てくるし、幻滅を
感じたら、それで
おしまいなのである。

好きだと密かに
思っている時と
告白した後では
どちらが、いいのか？

実際に告白しても
交際を断られる場合も、
もちろん、あるし・・・

モテル人が好きだと
告白されるのは
いつもの事だから。
告白されても、別に
特別な感情はない。

貼り紙の警告

直接言えば角が立ったり、
逆恨みや嫌がらせを
感じる時には、間接的な
手段を取るのが
一番かもしれない。

人を介してするよりも
張り紙や警告文は
効果が高いだろう。

手紙ではないから
自分の氏名や住所は
要らないし、誰なのか
特定される心配はない。

万一、内容を読んで
該当する人間が一人しか
居ない場合は、ちょっと
難問かもしれない。

直接話せば分かる
常識的な相手であれば
言うのも悪くないが・・・

私の厄介な隣人は、
ブルーカラーの中年男で
ベランダに大量の荷物を
置いている。それが
排水の溝部分を覆い
水が全くひけない状態だ。

洗濯物が手から
滑り落ちたら汚い水で
汚れてしまう。
話をしたくない人種で、
仲の良かった不動産の
担当者は辞めてしまった。

非常識な大家に
話す気は最初からない。
早速、扉に警告文を
はさむ事にした。

帰宅した、隣人の男は
すぐに、ベランダの荷物を
少しずらし始めた。
思わず、含み笑いが
出てくる。いい気味だ。

大家の警告文だと
思ったのかもしれない。
翌日、ベランダは
綺麗に乾いていた。