上手な転身

私の知っている金髪の熊は、
元々、外車のディーラーだ。
よく喋り、金色に髪を染め
ぷくっとした顔で
来年は還暦になる男性。

髪の毛は三十代のように
ふさふさしており
その上、パーマで
ボリュームがある。

たぶん、バブルで儲けた
お金を元手にして
資格を取り、接骨院を
始めたに違いない。
この不況に上手く
転身を遂げていたのだ。

しかし、「口は災いの元」
と言うが、親切とお節介が
同居している、その先生は
仕事以外で患者に
色々と斡旋している。

その結果、聞いていた
内容と違いクレーム？
患者は直接、先生には
何も言わないが、徐々に
来院客が減っている。

嘆きながら電話をする
先生を目撃したのだ。
どの患者から、真相を
聞き出したのだろう？

とにかく、紹介した
車の修理会社に電話を掛け
「最初に言った値段と
出来上がりの値段が違う。
その結果、ウチは
患者が減っている」

だいたい受付のオバサンも
髪を緑色に染めている。
金髪と緑の取り合わせ、
そんな接骨院に違和感を
持たない人は居ないだろう。

受付のオバサンは年上で
先生と身内でもないのに
横柄な態度を取り
分を弁えていない。
その上、二人は男女の仲だ。

奥さんに逃げられた先生と
骨太で家庭持ちのオバサン。
実生活は、華麗とは程遠い。

中年の結婚願望

結婚と言えば
若い人だけではなく、
中年や老人達も
結婚に熱心である。

女性の適齢期はなくなったが
出産のリミットは存在する。
中年になれば、もはや
出産とは関係なくなる。
でも、結婚したいらしい。

本人や相手が中年であれば
親は老人と呼ばれる年齢で、
介護が待ち受けている訳だ。

それに、当人同士が
納得しても、周囲の子供や
親戚が口出しする。
財産目当てではないか？
この年になって結婚？
再婚するのｅｔｃ。

若い年代と中年では
結婚に対する考え方も
違って当たり前だ。
中年の男は、稼ぎがあれば
若い奥さんをＧＥＴ出来るが・・・

初婚より再婚が多く、
先妻の子供が気になったり、
決して条件はいいものが
少ないにも関わらず、
一人は寂しいからだろう。

女性も、自分の給料で
食べられれば、結婚に
しがみ付く必要は
ないと思うが・・・

どんどん遠のいていく
結婚話に、あくまでも
恋愛を望めば、ますます
巡り会う確率は低くなる。

高学歴、高収入の中年女性が
一人で生きていく不安は
これからも消えない？
たぶん、本人次第だと思う。

若い男性をＧＥＴ出来る
中年女性なら、若い女性に
劣らない魅力が充分に
兼ね備わっているに違いない。

誠意を見せる

誠意を見せてもらう、
誠意が感じられない
という場合に、よく使う
誠意という言葉は
実は、その人の内面を
如実に表している。

個人や会社の代表として
謝罪しなければならない時、
誠意を感じるか
どうかは、その人の態度や
言葉遣いに現れる。

どうすれば誠意が伝わるか？
これは、難しい。
目に見える形であれば
誠意が伝わり易いが
大抵の場合、誠意は
その人の心に依る。

お金や品物で計る
訳ではないから。
それを前面に出せば
相手を憤慨させる事も
大いにあるだろう。

誠意は、別の言葉なら
誠実さと置き換えても
いいかもしれない。
日頃から誠実なタイプと
そうでない人は分かるが・・・

相手を試す場合に
どれだけ誠意があるか？
人物を客観的に捉える為には、
その人らしさで
表現するしかない。

マニュアル通りに動いても
誠意は伝わらない。
相手の心は、自分の心で
動かすしか方法はない。
あなたは、上手く誠意を
見せられるだろうか？

旅行は好きですか？

秋は紅葉を見に行ったり
あるいは旅行に出掛ける
人が増える時期だ。
気候の良い時に
旅行に行こうと思うのは
至極当然な事である。

旅行は非日常的な
出来事に分類される。
今では、旅行を贅沢だと
感じる人は少ないだろう。
それ位、誰でも
旅行に出掛けている。

不況で余裕がないと
言っても、キャッシングをして
買い物をするのと同じ様に
旅行も削れない要素かも？

昔は、新婚旅行が主流で
学生の卒業旅行など
考えられなかった。
海外に行くのも、もはや
当たり前で贅沢ではない。

景気の動向は旅行者の数で
簡単に知ることが出来る。
ＧＷに海外へ行く人も
最近では減少している。

旅行は、別にしなくても
生きて行ける訳だから
本来なら削る項目に当たる。
でも、人は何を重視し
削るかは、本人の
考え方一つで変わる。

旅行が好きな人は
あちこち出掛けて
もう、行く所がない。
そういう話も聞く。

同じ国を何度が訪れ
季節によって変わる風景を
楽しむのも、またオツである。
究極の贅沢は豪華客船で
世界一周の旅に違いない。

定年を迎えた
ゆとりのある夫婦は
豪華客船の旅に出掛け、
価格の高いものから
埋まっていくという。

うつせば治る？

風邪を引いたら
誰かにうつせば治るという
話を聞いた事がある。
実際に、人からうつされて
風邪を引く場合が結構多い。

風邪を引いた原因は
明らかに、あの時に
居合わせた人が
咳を頻繁にしていたセイだ
という確信がある。

自分の不注意から
風邪を引いたら、誰にも
当たる所はないが・・・
抵抗力がなければ
簡単に風邪を引き易い。

同じ状況に居合わせても
全く平気な人は居るし。
いつでも、どこでも
弱い人間が巻き込まれる
傾向が強いのは仕方がない？

風邪とインフルエンザは
全く別個のものだ。
菌の種類も違えば
潜伏期間も異なる。

風邪を引いている人に
インフルエンザに罹ったのは
あなたのセイだと言っても
言いがかりでしかない。
自分に不都合な事が起これば
他人のセイにする人も居る。

風邪でも菌の種類が違えば
症状も異なるのは
当然だろう。
医者に掛かるよりも
市販の薬で済ませる。

それでも、なかなか
回復しなければ、今度は
医者に行くしかない？
風邪は病気に入らない
という人も居るが・・・

病気と聞けば、どうしても
重症なものを思い浮かべてしまう。
自宅で数日安静にしていれば
治る風邪は、もはや簡単に
治癒する種類に分類される。