一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

そうだ京都へ行こう! 『京都・日本酒サミット』 日本酒との出会い -⑤ 【京都】10/12

2013年10月18日 01時25分00秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 午前の部終了時 ミス日本酒とスタッフの人たち )

 

■2013/10/12(土) 晴  

『京都日本酒サミット』 -⑤ 最終章 お酒の印象の巻

 

あっという間の二時間だった。

正直これからエンジンがかかるところだったのに・・・ あと30分時間が欲しい!  みたいな感じだが

三連休初日の午前を有意義に過ごせた感じがする。

そして予想以上の収穫もあった。

 

・私の好きな栃木の酒「仙禽」と「大那」をズバリ押す女性利き酒師さんと会えたこと

・「寿喜心」しずく媛という伊予西条の美味しい隠れ酒を教えてもらったこと

・佐賀「七田」の蔵元 七田謙介(ケンスキー)さんと話しできたこと

・古都・京都らしく和服の似合う女性を数多く目にできたこと

・時間内ならば好きなだけいくらでも日本酒が飲めたこと

ということで、記憶が曖昧にならないうちに

心に残った酒を記録に残しておきたい

 

【印象度】 1位  「寿喜心(すきごころ)」しずく媛(愛媛)

2位 「七田」三酒(さが) 純米/純米吟醸/純米大吟醸

3位 「写楽」(福島)

4位「浦霞」(宮城)

5位 「佐々木酒造」(京都)

伏見の酒が入ってないなと言われそう

6位 「富翁」(京都)までを書いておくことにしよう

 

その富翁の蔵人さんが、「うちの酒と是非にとすすめた飲食店が「いなせや」さん」

鱧(はも)寿司で富翁、ちょっと京都気分を味わった感じ。

「富翁」が奨めた飲食店ブース「いなせや」さん

2巻つまんだ後から気づいて写真を獲った。 鱧(はも)寿司

 

するすると霞のように飲めた酒が宮城・塩釜の「浦霞」

この「浦霞禅」も美味しかった。

 

そして京都「佐々木酒造」の酒は初めて飲んだけど嫌味のない美味しさで

印象に残るものだった。

 

 

たまにはこうして京都まで足を伸ばしてみるのもいいものだ。

ほろ酔い気分の満足感に浸った三連休初日の午前。

好天に恵まれ、酒に恵まれ、人に恵まれた

『京都・日本酒サミット2013』 

これにて おしまい

(寅)

 


そうだ京都へ行こう! 『京都・日本酒サミット』 日本酒との出会い -④ 【京都】10/12

2013年10月17日 23時25分10秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 実物のケンスキー・七田謙介氏  佐賀「七田」)

 

■2013/10/12(土)  

『京都・日本酒サミット2013』 -④  今度は私のおすすめ酒の巻

 

女利き酒師・寺前さんのオススメ「寿喜心」しずく媛の余韻がまだ残る中

実は私にもいくつか切り札のようなおすすめ酒があって

今回 テーブルにそのひとつが並んでいた。

その名は 七田」(しちだ)

とその蔵元さんが私の前に現れた。

うそみたい~ もしかして

七田 謙介さん

生のケンスキーさんや

 

遠い昔ケンスキーブログを読んでいた。なぜ遠い昔かと言えば ケンスキーさん

最近フェースブックになってしまい ブログは更新しなくなったとのこと

 

 

佐賀県は、日本一の羊羹の町で知られる小城市の蔵元、七田さん

謙介(けんすけ)だから ブログではケンスキーとして登場してた。

左には白秋の酒 「菊美人」も並んだ九州ゾーンだが、さすがに寂しい中

ひときわ存在感を示す 「七田」三酒を頂いた。

 

それにしても この酒は、うますぎる!

「九州の酒で、とんでもなく美味しいのに関西では

ほとんど知られていなくて なかなか口にすることができない」

その類の私のおすすめ酒・三酒が

若竹屋「渓」、若波「蜻蛉」、そしてこの「七田」なのだ。

 

「七田」は、九州では、最近評価が急上昇している 人気があるブランド酒

近頃の酒好きからは「しちだが置いてある店があるから飲みに行かないか」のセリフが聞こえてくるほど。

 

その七田さんに「関西ではどこで「七田」が手に入りますか? 飲めますか?」と聞けば

残念ながら関西ではまだ一件も・・・ と予想外の答えが返ってきた。

もちろん七田さんは、売る店を選ぶことで知られている。

ちゃんと管理できないような店には、この七田は

卸さない。それがまた「七田」の評価を

高めていることも事実だ。

 

「それにしても 嘘みたいだ・・・ 関西で一件もないなんて」

ということは、置けば関西で初。

 

レアな酒を扱う「酒屋へちかん」に 最初に扱う九州の酒として是非とも推挙したい酒だ。

七田が関西で飲めるように 「我こそは!!」

という酒屋さん誰か名乗りをあげてくれないか、私は待ってる。

セブン~ セブン~ セブン~ セブン~   セブン・セブン・セブン

一押し七回  「七田」

(寅)

 


そうだ京都へ行こう! 『京都・日本酒サミット』 日本酒との出会い -③ 【京都】10/12

2013年10月16日 23時45分15秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 女利酒師軍団 寺前さんと首藤酒造「寿喜心」 )

 

■2013/10/12(土)

『京都・日本酒サミット』 -③ 女利酒師軍団を相手に一献の巻

 

▼それにしても会場に来た時から目立つピンク色のハッピを着た女性集団は何だろう?

 

そのうちの一人に尋ねて「私たちは・・・女利酒師軍団と言いまして・・・」と女性利酒師の一団だと知る。

 

▼ お酒を見る眼差しもさすがに真剣

きっと 自分が初めて目にする酒のラベルを見て

 酒米や精米率なんかを再確認しているのだろう。

お客さんに聞かれてもとまどわないように

 

▼全国の酒が並べられたテーブルの中に入ってスタッフのフォローをしていた。 

 

 

▼ 会話の後、素敵な笑顔で撮影に応じてくれた森本さん

実は、カメラを向けるまで この森本さんとこんな会話のやりとりがあった。

素浪人 VS クノイチ  みたいな・・・

森本と書かれた名札を見て 「森本さん、おすすめの酒を教えてください」

「人によって好みがありますからね・・・ 一概におすすめと言われても・・・」

「いえ、利き酒師・森本さんのイチオシ酒をズバリお聞きしたいんですよ」

「う~ん 五橋とか飲まれました?」

「岩国の酒ですよね  五橋って悪くないけど・・・ それが一押し酒なんですか?」

「じゃあ、東力士(あずまりきし)とかどうです?」

「栃木の酒ですよね  でも栃木といえば東力士よりもっと好きな酒があるんですよ

仙禽ってご存知ですか?  さくら市の酒」

「仙禽 !!  大好きですよ  私たち女利酒師軍団が蔵に行って 木樽仕込みの

ラベルも特注の仙禽を造ったんですよ  結構話題になったんです。」

「そうなんですか!!  仙禽ブラザースのところに女性陣が押し寄せたわけだ」

「実はもうひとつ栃木に好きな酒がありまして・・・ 大那ってご存知ですか?」

「好きも何も 栃木といえば仙禽とこの酒ですよ 大いなる那須でしたよね」

「 そう よく ご存知で 」

 

結局 過去に私が高く評価した栃木の酒 二酒を森本さんも好きだと聞き出して

最後は、当然打ち解けた笑顔で写真撮影に応えてくれたという次第

 

▼続いて 私の前に立ちはだかったのは寺前さん 

 

その笑顔が健康的な彼女。 同じ質問をする必要はなかった。

 「だれも気づいてないけど 私の一押しをお教えしましょうか」

「何 どの酒?」

「これです。 愛媛・首藤酒造の寿喜心(すきごころ)  それも山田錦バージョンより

愛媛の好適米 しずく媛の赤ラベルが断然美味しい

だ~れも気づいてないと思いますけどね」

 どれどれ「石鎚と同じ伊予西条の酒じゃないか ここは水が最高にいいんだ」

  そして味見したら本当だった。

山田錦・雄町の寿喜心より美味しい!

今回味わった数ある中で、3本の指に入る。

「関西ではどこかの酒店で取り扱いしているのかな? 売ってたら買って帰りたい」

「たぶんないでしょう (関西で) 飲めるのは今だけです」

昨年夏、松山・蔵元屋に行って十酒ほど頂いたけど

さすがにこの酒はノーマークだった。 首藤酒造の寿喜心(すきごころ)

酒の味は申し分なし、ラベルを「ベルサイユの薔薇」のイラストイメージにでもしたら

首都圏や関西圏でヒット間違いなしだけどな・・・

 

「うちは、味で勝負」なんて言われるのがきっとオチ お酒に失礼だから

余計なことを言うのはやめておこう。」

 

それにしても 寺前さん おぬしなかなかできるな  

今回、この酒を教えてもらっただけでも 京都まで出向いた甲斐があったというもの

女利酒師軍団 恐るべし!!

(寅)

 


そうだ京都へ行こう! 『京都・日本酒サミット』 日本酒との出会い -② 【京都】10/12

2013年10月15日 23時28分45秒 | みんな~愛『酒』てるかい

 (  和歌山・平和酒造「紀土」 荒瀬さん ) 

 

■2013/10/12(土) 晴 

『京都・日本酒サミット2013』 - ② 出展ブースを廻って美味しい酒を探すぞ!の巻

 

全国から出品されたテーブルの日本酒を15酒ほどの味わった後

適当に出展ブースを廻ってみることにした。 

出展ブースは 

京都の酒蔵がメインで、他に

北は宮城県から南は和歌山県・西は兵庫県までの出展蔵で計50蔵。 

 

▼ 伏見の老舗酒 「富翁」(トミオウ)からスタート

軟水・伏見の酒、富此翁「心豊かな人は晩年幸せになる」の雰囲気を持つ歴史ある銘柄

 

▼京都の酒として このマークと知名度は全国区「月の桂」

 「月の桂」といえば何といっても元祖と言われるにごり酒だよね

 

▼京都・豊澤本店「豊祝」

奈良の「豊祝」豊澤酒造と酷似、正直京都に「豊祝」があるとは知らなかった。

親戚関係なのかな・・・?! 味見に夢中で確認し忘れちゃった。

 

▼「佐々木酒造」 ・・・あの俳優 佐々木蔵之介さんの実家蔵

「京都・伏見でなく、現在洛中にある唯一の酒蔵」

日野デュトロのTVCMに登場する映像は、実家の蔵であり実父とのこと

今回印象に残った京都のおすすめ酒は?と聞かれたら私はココ

まっすぐ素直な味わいは、とても好感が持てる。 

 

▼京都の酒としてその金ラベルは、百貨店で良く見かける「玉乃光」

 

▼常にたくさんの人を集めていたのが、実はここ吉田酒造「竹生嶋」(ちくぶじま)

 

 その消費がほとんど地元 ボディしっかり後ギレの良いクラシカルな酒

滋賀といって福井に近い雪深い地 燗が最高!

 

▼滋賀の「七本槍」も出展 

今日は富田さんの姿が見えなかった。

ここの酒米は、 山田錦の父「渡舟(わたりぶね)」を使っていることで有名

 

▼人気の和歌山・平和酒造「紀土」Kid

燗酒も用意して、存分に存在感をアピールしていた荒瀬さん

東京グランスタで私が会話した柴田さんが、実は杜氏さんであることを聞いた。

「ここの蔵、 皆 若いんだ~ まさにKid」  さすがにそこまで若くないけどね

  

▼「会津は八重の桜と日本酒だ~」 と酒を注いでくれた「写楽」

「写楽で印象に残っているのは、冬に飲んだ「ささめゆき」です」と挨拶

写楽、やっぱり美味しい~  おかわりした。

 

▼愛知 「蓬莱泉」

 

▼信州の酒 「大雪渓」

 アンケートを書いて特製おちょこを頂いた後で、もう一杯

アルプスの風を感じる軽い味わい

 

▼宮城県塩釜 東北を代表する銘酒のひとつ佐浦「浦霞」

 霞のごとく するすると飲みやすく にっこり おかわり~

 

(寅)


そうだ京都へ行こう! 『京都・日本酒サミット』日本酒との出会い -① 【京都】10/12

2013年10月14日 18時00分25秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「京都・日本酒サミット2013」鏡割り  みやこめっせ )

 

■2013/10/12(土) 晴

『京都・日本酒サミット2013』 - ① たどり着いたのは「みやこめっせ」の巻

 

▼京都・東山 朝9:00過ぎの平安神宮の上空は徐々に青空に変わっていった。

▼京都勧業会館 「みやこめっせ」へ

 

▼みやみめっせ入口に掲げられた看板 それにしても人がいないのは何故?

▼受付を済ませパンフレットを手に会場に向かう

▼開場15分前 会場内は、既に凄い行列ができていた。

▼今回ブース出展ならびに酒の出品をしている日本酒ラベル

 

▼ブース出展はしてないものの、酒のみ出品しているコーナーに向かった。

全国の日本酒を15酒ほど味見してまわった。

 

 

▼京都の飲食店も出展販売スタンバイ

▼信州の酒「大雪渓」のアンケートに応えて、特製おちょこを貰った。

 

さあ、こちらも準備完了。これから気になる酒をリサーチしてみよう。

つづく

(寅)

 

 

 

 


そうだ京都へ行こう! 日本酒サミットでミス日本酒の笑顔に乾杯!! 【京都】10/12

2013年10月13日 00時10分10秒 | みんな~愛『酒』てるかい

 ( ミス・準ミス日本酒  京都「みやこめっせ」)

■2013/10/12(土) 快晴

 

京都みやこめっせで開催された『京都・日本酒サミット2013』に参加してきた。

さすが、「日本酒で乾杯条例」を国内で最初に制定した都市「京都」

古いこと 新しいこと 両方を大事にするのが「京都」の魅力

古都京都では、「とりあえずビール」ではなく

「とりあえず 日本酒 おいしおすえ」

日本酒ラベル前の彼女たちに

「日本酒で乾杯~!! 」  

(寅)


もうすぐ1周年 スペインバルの店『PAGO』へ GO!  【尼崎・塚口】10/10

2013年10月12日 04時12分10秒 | Weblog

( マスター(右)と伊藤さん(左) 塚口「PAGO」)

 

■2013/10/10(木) 晴

尼崎市・塚口にあるスペインバルの店「PAGO」に久々の訪問

 

今日はちょっと早すぎたか さすがにこの時間ではまだ宝塚音楽学校の女学生たちは

電車に乗ってきそうにないな・・・ と 未来のタカラジェンヌを目にできなかったことを

ちょっとばかり残念に思いながらも 秋にしては強すぎるその日差しの中

おなじみのマルーンカラー(あずき色)の 阪急電車に乗ること十数分

 

(梅田から乗って十三で乗替え)

 

阪急・塚口の北口を出て伊丹線の踏切を渡り3~4分ほど歩く。

久しぶりに目にした半開きのグリーンの扉をすり抜け

「こんにち わ!  マスター」とお店に入った。

「えっ~! どうされたんですか こんな時間に」と驚くマスター

「なにしろ プータローしてるものだから・・・」

お店には、マスターと伊藤さんの二人。

私がこの日の最初の客

 

マスターの奥さんは、終わり頃に顔を出されるそうだから

この店の総監督は、もしかして奥さんということになるのかな。

 

ここPAGOもまもなく あと2週間ほどで1周年を迎える。

何よりも凄い!  と思ったのは、まだ開店半年頃に

初参戦した、第一回塚口バルで400人以上の

集客実績だ。多くの参加店の中で

いきなり3位の集客をした。

 

西田辺PiEDRAでの西田辺バルでの経験が役に立ったとのこと

お店は、15時からスタートで、西陽があたる店舗はそれなりに雰囲気がある。

準備しながら「珈琲一杯でももちろん大歓迎ですよ」

と準備しながらのマスターと会話するのも

いいかもしれない。スペインのことを

色々と教えてくれる。

 

もうすぐ1周年で 10/25(金) 10/26(土)は、ドリンク1杯サービス

フラメンコギタリストとしてかなり有名なミゲロン氏のライブが予定されている。

1周年には、是非!  「PAGO」でタパスで美味しいワインを!

(そう書いた私は、その頃はイベント続きで塚口には顔出しできないけれど)

 

サンセバスチャンの風 塚口(尼崎)でも是非感じてほしい!

(寅)

 


立呑処「まるしげ」祝2周年 しげちゃんおめでとう!  【大阪・西田辺】10/10

2013年10月11日 00時35分55秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 紀土Kidひやおろし 「まるしげ」カウンター)

 

■2013/10/10(木) 晴・暑

 

大阪・西田辺交差点から歩いて30秒 

立呑処「まるしげ」が開店2周年 おめでとう 重(しげ)ちゃん!

 

私とI君からの周年祝いは、最近人気急上昇 和歌山・海南の清酒にした。

▼「紀土」Kid・山田錦ひやおろし

東京駅のグランスタでの試飲販売を紹介したことがある

あの和歌山・平和酒造(「天下御免」の称号を獲得蔵)の人気酒

私なりの感想を書かせてもらえば

「最初の飲み口から暫くして暖かい海風が吹くような感じ」の味わいだ。

 

なお10日と11日 二日間は、生ビールとチューハイが半額

生ビールは、145円

 

店内は、常時12人前後の満杯で賑わっていた。

カンパーイ 2周年 おめでとうございまーす!!

 

焼鳥はもちろんアテ全部が美味しくて手軽に地酒が呑める店

 

2年間 この店で不動のレギュラー日本酒が、「梅乃宿」・特別純米酒と「篠峯」・無濾過生原酒

二酒共に葛城山の裾野に酒蔵がある酒で、大阪で提供とは何をかいわんやであるが

2年前 「美味しい地酒を置いたほうが、店の為に絶対にいい」と

地酒に関心のなかったしげちゃんを説得した私は

どうやら間違ってなかったようだ。

 美味しいアテと奈良・葛城の日本酒で乾杯!

 

ところで、「紀土」Kidひやおろしは、明日から希望者には 安く提供したいとのことだ。

 

(寅)

 


結局、奈良の酒たちが私を呼んだような夜だったな~ 千葉「煮りん」 (番外編) 【千葉】10/4

2013年10月09日 00時11分51秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 千葉「煮りん」 清水店長)

 

■2013/10/4(金) 千葉市 特選和房「煮りん」 (番外編)

 

天井近くを見渡せば杉勇に扶桑鶴・・・ そしてまた新たに一酒見つけました奈良の酒。

写真真ん中、金色の文字はしっかりと奈良・葛城山麓の酒「百楽門」

「百楽門も置いてるんですね 蔵は私のところからそう遠くないですよ」と私が言えば

店長は、この「百楽門」の葛城酒造が、宇陀市の

「睡龍」久保本家からの分家だということも知っていて驚かされた。

更に驚かされたのが、

「この百楽門の名付け親は、うちに良く来られるお客さんなんですよ」のひとこと

「尾形さんって言われるんですけどね」

たぶん毎日新聞で記者をされていた日本酒通の尾形さんなのだろうか

まさか千葉に来て、私ですら知らなかった奈良県の酒「百楽門」のネーミングを

した人を教えてもらえるとは思ってもみなかった。

 

 燗酒の良さとこだわりを力説した清水店長の話しは、前話で紹介したが

その次に店長から出てきた言葉は、またまたサプライズだった。

「実は、私に正しい燗酒のつけかたを教えてくれたのが、

梅乃宿酒造の東京の営業さんでした」

「えーっ そうなんですか!!

吉田佳代社長が聞いたらさぞかし喜ぶだろうな」

 

それにしてもここは、本当に関東・千葉なのか?

「花巴」に始まり、「百楽門」「梅乃宿」との深いつながり

清酒発祥の地・奈良の清酒をぐーっと身近に捉えてる清水店長。

まるで大阪の天満か難波あたりで飲んでいるような錯覚にとらわれた夜。

 

思えば奈良の酒たちが、「千葉に凄い店長がいるよ」と私を呼んだような夜だった。

(寅)

 

 

 

 

 


酒呑めば 柿が成るなり 葛城路  「篠峯」秋純・ひやおろし  【奈良・葛城】10/5

2013年10月08日 00時50分10秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 御所柿 &  「篠峯」秋純・ひやおろし )

 

■2013/10/5(土) 曇

千葉から戻るなり「エポックかつらぎ店」17周年大創業祭に顔を出した。

創業祭期間中は、千代酒造「篠峯」の蔵人である近澤さんが、

17:00迄試飲コーナーに居ると藤井部長に聞いて

一旦家に戻って着替えて店に入ったのは、

夕方16:30

 

 

それにしても17年になるのか・・・

確か1周年の創業祭から寄っているが、

もしその時生まれた赤ん坊は、今頃高校2年生になってるのだから

その流れた時の重さや長さと共に思い出の数々を感じずにはいられない。

 

( 丁寧に説明してくれた千代酒造 近澤さん )

 

「篠峯」 愛山・雄町・八反 それぞれの酒米について近澤さんに意見を伺った。

ここにその詳細を書く事は控えるが 雄山錦・吟風に続いて

今年も新しい酒米 ●●錦を使って酒造りに

挑戦するのだそうだ。

神宮の神様も喜びそうで なんだか楽しみだ。

( 接客する近澤さんとエポック藤井部長)

東大阪市から篠峯を買いにみえたご婦人「うちは篠峯ひとすじだから・・・」

こんなセリフを言われる日本酒は幸せものだ。

 

 20分ほど話をしていてその合間合間にお客さんが訪れ試飲して

次々と「篠峯」が売れていく 既に17:00を廻って

気づけば私の後ろに行列ができていた。

 

あっそうか  18時から来店者30名に「梅乃宿」の吟醸酒300ml瓶が

プレゼントされるが、しばらくしてその行列だとわかった。

やがて店長から頂いたのが、引換券 1だった。

(創業祭記念に頂いた「梅乃宿」吟醸酒) 

 

もちろん 「篠峯」秋純・ひやおろしも購入

柿色ラベルにとんぼのデザイン

春純~夏純~秋純

季節の変わり目をお酒のラベルで知るなんて~♪

 

本来、ブレンドする為に富山の雄山錦で作った酒が、とても

美味しい出来栄えで、単独で出したら爆発的な人気酒

こんな裏話しもお酒の味を美味しくするものだ。

 

酒呑めば 柿が成るなり 葛城路

御所柿とラベルの色がマッチして

まんざら外れてないか

その夜のエポックは、遅くまで賑わっていたのだった。

(寅)

 


千葉の夜に咲く 万葉(奈良・吉野)の美酒 『花巴』(はなともえ) -③【千葉】10/4

2013年10月07日 00時20分18秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 『「花巴」Night』   左から 酒舗西浦さん/橋本杜氏/清水店長/まりなさん )

 

■2013/10/4(金) 「花巴Night」 第三話

 

特選和房「煮りん」(千葉) 日本酒のセレクトと酒へのこだわりはなかなかのものだ。

照明をLED電球に切り替えたというのもさすがだし、新聞巻きしてるのもいい。

(新聞に巻かれ待機中の日本酒)

 

セレクトも清水さんが自分で確かめ、納得した酒しか置かない

書かれた日本酒メニューが何面かあったが、

その内の一面を見て驚いた。

 

奈良県 千代酒造の「篠峯」 久保本家の「睡龍」 美吉野醸造の「花巴」

三酒もの奈良県の清酒が書かれていた。

「たまたま偶然です」とのことだが、

 

島根の「十旭日」「王禄」「天隠」

16酒の内 奈良と島根の酒が6酒を占めているとは

関東で商売していてこれは異色のセレクトに映るはずだ。

 

( 燗酒の魅力を語る清水店長 )

 

そして燗酒のレベルの高さ

 

私も「日本酒は、世界的にも珍しいそのまま温めて美味しいアルコール飲料だと

私は良く日本酒は、燗の美味しさを知ってこその飲み物」と言っているが、

この店の燗は、温度管理しておすすめ温度で出て来るところがいい。

何よりも私を唸らせたのは、私のこのブログでも過去に

何度となく紹介してきた「旭菊」をぬる燗オンリーで

勧めていることだった。

 

(「旭菊」オススメは、もちろんぬる燗)

 

そして 清水店長の口から旭菊の「綾花」の名が出てきた時は、

まったく私と同じことを感じていたんだと思った。

 http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/ca7d2fc6f4548f47caf74e71857d23ba

 

私が良く書いてきた「旭菊には、陽だまりの暖かさとや優しさがある

ぬる燗でこそ生きる酒」という評価とまさに合致するものだった。

http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/d8203e78e5b7b8b1f32a2b87a9fe316b

決して高価な酒ではないが、知る人の評価は高い酒

旭菊のぬる燗酒が千葉で飲めることが感動ものだ。

夢一献 味わってみるも良し

 

この夜は、奈良の「花巴」が主役の夜も私は、敢えて付け加えた。

燗酒(ぬる燗)で、もう一つおすすめを言わせてもらえば

三井の寿の「穀良都」(こくりょうみやこ)だと。

 

そして今、福岡でおすすめの酒 「花巴」みたいな赤丸急上昇な酒なら「若波」だと 

もちろん 若竹屋の「渓」なんかレベルの高い酒だと福酒を紹介していた。

 

右隣の常連さんからは、千葉のおすすめの酒を そして

左隣の国際交流協会の理事をされている溝田さんからは、「新八」に「真菜板」

そして 国分寺には「義侠」が飲める店があると東京で美味しい日本酒を飲める店を紹介して頂いた。

 

(翌日10/5 新幹線の中で前日のメモ帳と名刺を見返した)

 

収穫が多かった千葉の『花巴ナイト』

 http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/251c4f7d56555e34af54520495f48221

一期一会の夜になるかもしれないが、

店長はじめ店で働く女の子たちの日本酒へのこだわりに

また機会あれば是非寄りたい店だと思って店を後にした。

 

(まりなさん/橋本杜氏/西浦さん)

 

ところで「花巴」21by  おすすめは、60℃の熱燗ということで頂いた。

琥珀色がかったその酒は、思った通り 牛肉相手で負けてなかった。

 

(ビーフストロガノフと「花巴」21BY)

 

燗にすると日本酒の表情は大きく変わる

この変化を楽しめるのが、日本酒最大の魅力だと思ってる。

この夜、熱燗にして 花巴(はなともえ)→花魁(おいらん)になりにけり~

どうかな こんな例えは・・・

 

おしまい

(寅)

 


千葉の夜に咲く 万葉(奈良・吉野)の美酒 『花巴』(はなともえ) -②【千葉】10/4

2013年10月06日 14時27分45秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 美吉野醸造「花巴」・橋本杜氏  千葉「煮りん」 )

 

■2013/10/4(金) 第二話

特選和房「煮りん」(千葉市)にて 花巴Nightの始まり~

 

まずは、スタート「はなともえ」(弓弦葉)を頂くことにした。 吉野の和らぎ水も用意されていた。

▼日本酒に合う料理作りと絶品の日本酒をセレクトする清水店長

▼もうひとりの調理のお兄さん

▼用意された大皿は、見てるだけで美味しそうだ。

 

▼結局私は、ビーフストロガノフを花巴21BYでチャレンジすることに

 

▼橋本杜氏と一緒に写真に写っているのは、

私の右隣で、この店の良さを説明してくれた常連さん(うっかり名前を聞き忘れた)

「店内の照明を全部LEDに切り替えた徹底ぶり、

清水店長がいかに日本酒を愛してるかわかりますね」と教えてくれた。

 

▼東京にある日本酒の美味しい名店を色々と教えてくれた

富津市国際交流協会の溝田理事

機会あれば、ご紹介頂いた「東京で美味しい日本酒が飲める店」にも寄ってみますね

 

▼橋本杜氏と酒舗にしうら の西浦さん

今回のイベントの仕掛け人!?でしょうか

名刺裏に最初に書いてある取扱酒が福岡の銘酒「繁桝」というのが気にいった。

千葉で「繁桝」の取り扱いは、珍しい。

 

▼テーブル席のお客様に「花巴」の説明をする 清水店長と橋本杜氏

今夜、千葉で奈良・吉野の銘酒にめぐり合えたことは、お二人にとって幸運だと思う。

 

千葉に万葉の花が咲いた夜

 美味しい日本酒と美味しいアテと日本酒話し

つい時間の経過を忘れてしまう夜となった。

 

つづく

(寅)

 


千葉の夜に咲く 万葉(奈良・吉野)の美酒 『花巴』(はなともえ) -①【千葉】10/4

2013年10月05日 23時59分26秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 『Dancyu』 2013年注目の若手十蔵 「花巴」橋本杜氏掲載ページ )  

 

■2013/10/4(金) 曇  第一話

 

24時間前まで大阪・長居にいた私 金曜日ともなればFridayでなくFlydayとなる。

一夜明け翔んだ先は、千葉県庁近く千葉市葭川(よしかわ)公園駅

懸垂式では最長モノレールから目にする夜の千葉市内は

夜の街を飛んでる(ナイトフライトしてる)感じ。

この夜私が向かった先は、千葉にあって

日本酒への並々ならぬこだわりで知られる店

特選和房「煮りん」

http://www.nirin511.com/

 特選和房「煮りん」入口・千葉市 屋外に「花巴」が燗づけしてあった。

 

「日本酒を生かすための料理」というコンセプトが素晴らしい。

今夜、奈良は吉野の銘酒「花巴」橋本杜氏の初来店イベントを千葉で催すことを知り

「花巴」の会を覗かせてもらうことにした。

 

水車の回るその店の前には、「花巴」を燗にしたディスプレイが飾られ

入口横には、数々の銘酒の空瓶が並ぶ。こだわり感が既に入口から漂っている。

 

入口の扉を開いてみると既に満席状態「席なさそうだな・・・」 店員たちは、その忙しさから

私の来店にしばらく気づいてもらえなかった。

 

「あの~ 今夜 奈良から花巴の橋本さんが来店されて

花巴の会をやると聞いて 奈良から来たんですけど・・・」

えっ!! 奈良から!?  本当ですか 、橋本さん既におみえですよ。

少々お待ちくださいね  」

 

私が「花巴」のイベントに参加しに奈良から来たと言ったのが たぶん効いたのか?!

待つこと3分 カウンターに席を1つ設けてもらい店に通して頂いた。

やがて3つ横の席に座って会話中の橋本氏を発見

愛酒でいのイベントで挨拶して以来の

橋本さんに挨拶した。

「愛酒でいとの時依頼です」

http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/f8b92806da17c85ae5172887a9f323af

こっちは奈良バルへのテント出店やその他イベントで橋本さんのことをよく知っていても 

向こうは私のことがピント来てない様子

 

「千葉で奈良から橋本さんが来てイベントをやっていると聞いて奈良から来ましたよ」の言葉は、

相当インパクトがあったのだろう。 橋本さんだけでなく 周りの人たちからも

「 え~っ 奈良から(千葉まで日本酒イベントに!!) 嬉しいですわ~

サプライズな反応が返ってきた。

 

「今夜はとても美味しいお酒を用意してま~す」

千葉で万葉・吉野の美酒を味わう『花巴(はなともえ)ナイト』が始まった。

つづく 

(寅)

 

 


チキン南蛮でビール! それにしてもラベルがいいよね  『月うさぎ』 【大阪・長居】 10/3

2013年10月04日 01時08分45秒 | Weblog

( ラベルの似顔絵がGOOD! )

 

■2013/10/3(木)

 

ガラガラとゆっくり扉を開けると「あら~、お久しぶりです」と声が聞こえてきた。

大阪・長居の『月うさぎ』い久しぶりに姿を見せた。

久々 長居でアルコール摂取

 

「「先日も 元気にされてるのかな?」と丁度話に出たところなんですよ」

まぁ、気にしていただいているとは、ありがたい。

もっとも元気にしてなければ、こうしてブログを更新できてるはずもないが・・・

 

 

最初に「ほろ酔いセット」で喉を潤した後

「チキン南蛮で瓶ビール(キリンビール秋味)」を頂いた。

「それにしてもこの左のi似顔絵ラベル うまく特徴をとらえてるな」

 

「こんな似顔絵の誕生プレゼント嬉しいよね。

で、何月生まれ?」

 

「八月です。 プレゼントはもらって嬉しいけど歳は要らないです。」

 

歳だけは、平等にチキンととるもの いや キチンととるようになっている。

 

女性に歳や誕生月は聞かない方だが

不思議と冬生まれの私が尋ねた女性から返ってくる答は、7月か8月がほとんど。

たまに6月・9月がいるくらいで

夏生まれの女性が圧倒的に多いのは偶然だろうか。

 

マスターが、お店に新しく入れた日本酒を紹介してくれた。

▼「一白水成」(秋田)美郷錦

 

美郷錦(みさとにしき)の酒を見たのは、初めて。

 

▼上田酒造「嬉長」(奈良)ひやおろし

奈良・生駒で、 400年以上の老舗蔵 

ほとんど地元消費される酒 杜氏は現代の名工を受賞された中根杜氏

嬉びが長く続きますように!の願いが、酒の名になった。

試しに3本仕入れたら あっと言う間になくなったそうで、評判上々とのことだ。

こちらのラヘルは イラストでも世界遺産イラストというのが、奈良らしいところ

(寅)