( 「愛酒でいと」2013パンフレット )
■2013/6/16(日) 「愛酒でいと」その3
ロビー入口の提灯がいい感じ
蔵元さんに挨拶したり、写真撮るなら開場間もない、
混雑する前の今のうちとブースを廻ってみた。
▼ ロビーでは早速記念撮影で賑わっていた「大倉」
▼岐阜県 「鯨波」の恵那醸造
日本で一番標高の高いところで酒造りをしている小さな酒蔵。
岐阜県は恵那の山中にある隠れ酒蔵なれど・・・
系譜をたどれば今や鯨のような大メーカー
「花王」の創業者 長瀬富郎が出た
由緒ある酒蔵なのだ。
(こんなレアな話し、知っている人も少ないと思うけど・・・)
その待望の「鯨波」 恵那醸造の長瀬さんとも言葉を交わすことができた。
「へちかんさんで、『鯨波』頂いてますよ 」と私から話しかけた。
「それはどうもありがとうございます。 でも関西での取り扱いは、
へちかんさんただ一軒だけなんですよ」 の長瀬さんの言葉に
「それがいいんじゃないですか 」と私は幻の鯨こそ貴重だと返した。
「天佑は、道を正して待つべし」花王創業者の座右の銘 そのままに
写真撮影に、まっすぐ直立で、いかにも真面目そうな人柄が伝わった。
▼三重県「酒屋八兵衛」の元坂酒造ブースにも挨拶に寄った。
真ん中がすっかりお馴染みの女将・桐子さんとその右が息子・新平さん。
私のブログに「八兵衛」は登場しても女将さんが登場するのは、実に2年ぶり。
開店準備中のところ、八兵衛を持って快く撮影に応じてくれた。
今回のラインナップに「伊勢錦」が無かったのは残念だったが、
頂いた「山廃純米生原酒」も美味しかった。
▼奈良は吉野 最近人気上昇の美吉野醸造「花巴」の橋本さん
「応援してますよ~」と声をかけた。 奈良酒の中で「弓弦葉」は好きな銘柄の一つ。
「くず餅」製造・販売で頑張っている旅館歌藤さんの話をしたら
「彼とは同級生なんです。」と歌藤さんと全く同じせりふが返ってきた。
「先日、近鉄デパートでお父さんとも話ししました。」と伝えた。
雑誌Dancyuにも取り上げられた「花巴」、頑張っている蔵のひとつだ。
この日飲んだ「ひとごこち」は、とても印象的。
淡麗で甘味の余韻を残す酒。「大信州」でも味わったことを思い出した。
やがて始まる音楽ライブで、次第に一階にも人が増え始めた。
私は、人に飲み込まれる前にアテとお酒を手に二階席に上がったのだった。
つづく
(寅)