( 「義侠」慶 大阪市長居「ちょび」) 2013.1.18
■2013/1/22(火)
ブログのページビューカウントが、区切りの100万ページビューを通過
登山にたとえればようやくブログという山の1合目といった感じ。
現在181万4千555のgooブログの中、私のブログ順位は
4~5千番といったところだが、ページビューで
順位が決まるのではなく、訪問者数
別段順位は気にしていない。
ただ、これを読んで
ひとりでも多くの方に、飲・食に関心を傾けてもらいたいし、
願わくば、このブログをきっかけに「日本酒ファン」が一人でも多く増えてくれれば嬉しい。
私の場合、ブログのほとんどの題材が、
「日本酒」・「麺類」・「甘い物」
だから知らない人は、私はさぞかし豚のように丸々と太っていると
イメージしている人も多いことだろう。
最近は、長居・西田辺をはじめとした飲食店の店主にお店のスタッフや
奈良の酒販店さんや酒蔵の蔵人さんにも多数読まれているので、
いい加減なことや誤解を招くようなことは書けないと、
相応のプレッシャーを感じているのも確か。
▲ 長居 炭火美酒処「ちょび」
丁度先日18日・金曜日の夜、西田辺「さむらい」で「瀧澤」を飲んだ後に
向かったのが 長居の炭火美酒処「ちょび」
私が入るなりマスターから
「この休み中にブログをしっかり読ませていただきました。
龍神の写真をアップ頂いてありがとうございました。」
と御礼を言われた。 あぁ、龍神ですね・・・
▲ お店のカウンターには十四代がずらり
「それで・・・ 「義侠」の慶が入りましたけどどうします?」と
聞かれた。
「うわっ 慶(よろこび)か~ それはまた・・・ (一瞬驚きと躊躇いが交錯したが)
もちろん いただきますよ」と応えた。
「義侠」は私のために引いてくれたも同然の酒だから・・・
「義侠」慶は、義侠の純米大吟醸酒
山田錦のエメマン(最上位1%レベル)を40%精米
当然ちいさなタンクで、年に1回の出荷があるだけなので
発売されてもその少ない本数からマニアが買って即売り切れるという
伝説の純米大吟醸酒。 そのラベルもきっと山田社長の奥様が書かれた文字と
推察するが、私なんかはこのラベルの文字を拝んだだけで「慶」(よろこび)を感じてしまう。
「義侠」を取引をする前には酒販店と面接をして、気に添わない店には卸さない
そんな山田社長自らが、3年~7年の純米大吟醸の古酒をブレンドしながら
仕上げていく、憧れの純米大吟醸酒。 驚きと共に一瞬躊躇したのは、
その「慶」の価格を知っているから。
これ1本で通常の純米吟醸酒の4本分。 最高に贅沢な酒は、
ブログ100万ページビューの前祝いということにするか・・・
▲「義侠」慶を鶏刺しで頂いた。
でもこの酒のレアな開封者になれる今夜の快感こそ「よろこび」かもしれない。
早速含んだその味はやはり「義侠」らしいまっすぐな味で私はマスターに
「さすがに義侠 全くノイズがないですね~ 」とコメントを伝えた。
「雑味がないってことですか?ね」と言ったマスターに
「うーん 雑味とはまた違った意味なんですよね」と私
たとえば0.5mmの実線を虫眼鏡で拡大して見たとき、その実線の太さが
100m書いても 太くも細くもならず 太さが均一みたいな・・・とでも例えたらいいのかな
実は、直前に「さむらい」で、『瀧澤』の純米吟醸酒を飲んでいた。
この『義侠』慶を飲んだ瞬間
「瀧澤」の良さも改めて再認識したが、
それと同時に 今飲んだばかりの「義侠」慶を
どう書いて伝えたら人にわかりやすいかも 閃(ひらめ)いたのだった。
(私なりの表現で、飲んでいない人にこのお酒を伝えるならば・・・)
「ジャングルジムを挟んで二人で続けるキャッチボールだ」
ジャングルジムに決して当たることなく
スムーズに相手のグローブへと
吸い込まれるまっすぐなボール
回り道せずにまっすぐに通り抜ける快感。
わたし流に書き表すとこんな感じかなと思っている。
そんな「よろこび」の夜に撮った一枚の写真が、
私の100万ページビュー通過の日の一枚に相応しいと思った。
帰りしな、マスターから「しばらくメニュー表には書かず奥にしまっておきますから
また「義侠」飲みによってください」と言われた。
さて次にこの 「義侠」慶を口にできるのは?
う~ん 給料日ぐらいかな~
よろこびは通過点 いつまでも続かない。
(寅)