ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

TVドラマ「冬のサクラ」

2011-01-31 13:23:36 | TV DVD
 TBS日曜劇場の枠で放送されている「冬のサクラ」はカミさんと観ている数少ないドラマのひとつである。

 何故かこのドラマは韓流ドラマの「冬のソナタ」を意識して制作されているのではないかと思ってしまった。主演の草彅剛がヒロインの病状を心配して上京した場面で韓国人女優のチェ・ジュウがさりげなく特別出演していたのにも驚いたものである。

 ヒロイン(今井美樹)が冬に咲くサクラを鑑賞しようと訪れた山形の地で事故に遭い記憶障害になる。たまたま遭遇した主人公(草彅剛)は自宅で彼女の面倒を見ることにする。主人公はガラス職人として働く一方で認知症で病床に就いている母親の介護を必死に果たしていた。そして母親の死があり、強引にヒロインを連れて行き病院で検査を受けさせることに。

 その後事故時に紛失していたカバンが発見されてヒロインの身元が判明、引き取りに来た夫と娘と共に自宅に帰るヒロイン。ところが病院で受けた検査結果で悪性の腫瘍があることが判明する。その結果を告げるために上京した主人公に会うことを躊躇するヒロイン。何とか病状を告げて夜行バスで帰宅する。

 そして昨夜の放送では、妻の行動に疑問を抱きながら妻の親友と不倫を続ける、猜疑心の強い夫がヒロインを追い詰める様が描かれている。夫が著名な脳神経外科医ながら、夫に取り合ってもらえず他の病院で精密検査を受けるがやはり悪性腫瘍の可能性の告知を受けるヒロイン。心配して車で駆けつけた主人公とつかの間のドライブで心が癒されるが・・・・。

 夫とその母親、裏切りを続ける親友との狭間で悩むヒロイン、そして優しく彼女を見守る主人公、どうもこのドラマはどんどん悲劇に向っているようでやり切れない思いが強いのである。まるでドロドロの愛憎劇を得意とする韓流ドラマを見ているようでもある。


コメント (4)
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