吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

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エネルギー政策のリスク管理 No324

2012-07-23 22:16:32 | 神霊界考察
筆者のようにここで記載しているように霊だの神霊だのというと
それだけで常識判断能力を疑われるのが世の常だと思っている。
そんな自分でもニュースを見ていて
原子力発電反対デモを信念もってやっている人間にたいして
ものすごい違和感を覚えている。
ただ筆者は20年前からエネルギーに関しては
反原発・反石油主義をとっていることだけは前置きしておきたい。

科学者なら原子力発電をリスク問題としてとらえるのだろう。
一般人なら比較衡量論 生活エネルギー原子力不要代替論 神の領域論
などの判断基準がありそうなものだが
あのデモを見るとその判定にもう一つ集団ヒステリー的判断も
当てはまるのではないかと思える。

まず国家的リスク問題として考えれば
今回日本では初めてのレベル6級の事故であるが
事故後の今からの50年の方がリスクは低減する可能性が高い。
それは技術的経験値の蓄積と施設の進化による。
ただ決して事故の可能性が0になることはないし
隠ぺい体質も治らないだろうという気がする。
またどれだけストレステストをしても
それが本質的な事故率の低下に結びつかないことも想像がつく。
『つまり想定外の事故』というものは禅問答ではないが
テストの範疇から常に外れることを意味するからだ。
極端な話大型の人工衛星が直撃しても耐えられる設計など
考えていないしテロを超える軍事兵器にも耐えられない。
従ってリスク問題から導き出せる答えは
原子力発電と石油発電のバランスを維持しながら
代替的エネルギーを現実レベルとして模索することになる。
これをこれからどれだけのコストと何年で実現させるかが課題となる。
またリスク管理という視点からいえば
原子力の事故は原爆よりは被害が小さいだろうとの想定で
最悪でも100万人程度の殺傷能力ということになる。
ところが表面化していなくても100万人以上の殺傷リスクがある問題は
他にも存在する。
鳥インフルエンザを超えるような未知のウイルスの発生や
サイバーテロによる核兵器誤発射や遺伝子の突然変異や侵略戦争などである。
自然災害も大規模な火山噴火が発生すればとんでもない被害となる。
約7300年前の鬼界カルデラの大噴火レベルの噴火が関東で起これば
1000万人レベルの被害となる。
つまり原子力だけがとりたてて危険というより
ゲノム遺伝子操作やウイルス開発etcもハイリスクである認識が必要である。


さて一般人が反対する場合は
まずリスクと利益の比較衡量をしているのだと思う。
全く電気が無くなるのは困るけど省エネと再生可能エネルギーの推進で
収まるのならリスクの高い原子力は廃炉にしたいという考えだろうと思う。
一般人の場合の極端な例としては自分達が消費する生活エネルギーだけなら
原子力は不要なのに企業のために自分たちの生活が危険にさらされるのが
我慢がならないという意見も聞いた。
あるいは日本人は原爆の被害者であるし原子力に頼ることはやめるべきだという
原理主義的な考えに至った人もいた。

さて最初のテーマに戻るが
原子力発電を止める場合に安易に反対といっても問題ないのかが
課題として残る。

世界のこれからの大戦争はエネルギー利権か金融利権か宗教闘争が火種になって
勃発すると言われている。

日本が第二次世界大戦をはじめるきっかけとなったのは
石油の封鎖というエネルギー問題から苦渋の選択をしたのだが
今回原発を止めると宣言した場合の国家のエネルギーリスクは
どのくらい高まるのだろうか?

ニュースで鳩山前首相が原発反対とお題目を唱えていたが
彼が国連気候変動サミットで宣言した
「2020年までに温室効果ガスを1990年比25%削減する」という公約は
どういう形で実現させるつもりでいるのか?
また実現できない場合のペナルティはどれだけになるのか?
鳩は鳥の中でも脳が軽く脳みそが2.3グラムしかないが、
そんな彼を選出した北海道民はどう思っているのだろうか。
願わくば次回は沖縄から立候補していただきたいものである。

戦略は悟られたら足元をすくわれるのは必然。
石油の恒久確保に中国にも後れを取る日本が脱原発を即宣言することの
リスクは日本経済に決定的ダメージを与える可能性がある。

原子力推進派が地球温暖化説を唱え、そしてメキシコ湾における原油流出事故で
決定的に石油利権派は不利となっていた。
21世紀となって陸上から容易に取り出せる「イージーオイル」の枯渇は
もう目に見える形となっている。
そんな中での日本の原発事故で一気に石油利権派は盛り返した。
世界的超円高の中でガソリン価格は高騰している。
これだけでも日本人として世界に迷惑をおかけしたことを恥じるべきだと感じている。

風力発電 太陽光発電等の再生可能エネルギーだが安易には期待できない。
日本発の火山の大噴火が継続して日本が1年間灰で暗黒になる可能性が
霊的に示唆されている。
ちなみに2010年のアイスランドの火山噴火の規模と鬼界カルデラの縄文アカホヤ噴火
を比較してもらえばその規模が分かる。

リスク管理の極みとは複合したトラブルに対しての管理だとすると
今回は地震と津波の複合災害であったが
地震と火山の複合災害にも気を付けるべきだと伝えておきたい。



※先日宮崎の太陽光パネルメーカーの知人との情報交換会で
宮崎ソーラーウェイがリニアモーターカーの試走レール上に
太陽光パネルを細長く設置しているのだが
火山灰が少し降っただけで清掃が簡単に出来ないために
機能不全に陥ってしまうとの話が出た。
やはり火山の噴火に対してはほとんど無力のようだ。
ちなみにこれは霧島新燃岳の平成23年春の噴火による降灰だったそうだ。
火山灰は厄介で大雨でも流されないという話だった。



写真を見ていただくと分かるように
この宮崎のパネルの洗浄はかなり危険作業となる。
しかも人がパネル上に乗るとパネルが割れる恐れもある。


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