「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

茶香炉…試作第6号

2009年06月30日 | 陶芸作品


茶香炉に対する何の知識も持ち合わせないままに、とりあえず試作を続けていたら、
 第6号まで来てしまいました。少し飽きてきました(爆)
この二日間、梅雨の豪雨で窓を閉め切り、ロウソクの小さな炎にすら暑苦しさを感じる
季節になってしまいました(爆)

土は第1号と同じく黒泥土で縦に2本のスリットを入れました。
素焼き後の状態です。






人気ブログランキングへ     一日一回、応援のクリックをお願いします     
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブナ灰糠白釉の焼成テスト

2009年06月29日 | 釉薬


今回のブナ灰糠白釉は、まさに秋田の自然によって育まれた釉薬です。
糠白釉と称しながらも、釉掛けが薄かったのか?白濁は少なくガラス質の厚い安定した透明釉です。
とは言いながらも、部分的に釉だまりには何とも言えない妖艶な色調を見せてくれました。
釉調は秋田こまち釉とこまち糠白釉の両方の特性を持っているようです。
厚掛けを試して、その後で調整をしてみようかな!!


土は並信楽。二重掛けの部分には淡いパープルピンクの発色が!!秋田こまち釉と同じ釉調。







土は古信楽。まさに透明釉です。



土は混合赤土。ここにも二重掛けの部分には淡いパープルピンクの発色が!!
これも秋田こまち釉と同じ釉調。








土は信楽赤土。これはまさに秋田こまち釉。




土は赤御影土。





土は黒泥土2:古信楽1の混合土。




土は黒泥土。釉だまりにこれまで見たことがない妖艶なブルーが浮き出てきた。







人気ブログランキングへ     一日一回、応援のクリックをお願いします     
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キキョウ

2009年06月28日 | 園芸

この季節は本当に次から次へといろんな花が目を楽しませてくれます。
このキキョウはリビング前の猫の額ガーデンに咲いてます。
狭い庭からいろんな宿根草が自分の出番を覗うかのように顔を出します。
冬場には常緑樹の緑以外は土しか見えないので、向こう側が全部見渡せるのですが
この季節は緑に覆われて向こう側が見えないのがウソのようです。
そういう意味では、宿根草はほったらかしても季節になるとちゃんと
顔を出してくれるのでいつまでも楽しめていいですね!!

ところで先ほど9時35分頃、当地の真下を震源とするマグニチュード4.1の
地震がありました。
震度は2~3程度でしたが、めったに地震がない当地では家がガタガタと
揺れるほどの体感地震は初めての経験でした。

地震・カミナリ・火事・女房・・・・・・こわい!こわい!








人気ブログランキングへ     一日一回、応援のクリックをお願いします     
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤カオリンマットの焼成テスト

2009年06月26日 | 釉薬


先日のカオリンマット釉+αのうち、ベンガラを加えた釉薬を6種類の土で焼成テストしたもの。

前回の黒カオリンマット釉に続いて、とにかくみんな真っ赤。
これまで白土・赤土・黒土で同じ色調が出た釉薬はなかった事は前回も書いた。
ちなみにカオリンマット釉での焼成テストはこちら。信楽赤土・黒泥土・並信楽とそれぞれ違う色調が出た。

同じカオリンマット釉という基礎釉薬にベンガラという濃い色の添加物を入れたので、
胎の成分が反映しにくいのは黒顔料と同じか?しかし今回も結果は想像以上真っ赤。

テストのため釉薬が少量で、背丈の高いフリーカップは上下を分けて2度掛けしたので
その部分に若干の変化が見られる。
また土によっては、黒カオリンマット釉に比べると胎土の色が少々影響したものもある。


土は並信楽。2度掛けの部分はともかく、よく見ると小さなムラ出てこれは使えるかも?










土は混合赤土。並信楽よりも少し濃いめの赤。同じようにムラが出ていて面白い。







土は赤御影土。赤の色合いはより濃いめになった。扱いが悩みの種のシャモットが影響してか?
より変化は大きく出ている。




土は黒泥土。土の濃い色合いが影響してか? 鉄錆を思わせる落ち着いた渋い赤の色調になった。




土は黒泥土2:古信楽1の混合。黒泥土とほぼ同じ色調。古信楽のシャモットが少し影響。




土は古信楽。赤御影土ほどではないが、シャモットが多く、少し変化のある濃いめの赤。




人気ブログランキングへ     一日一回、応援のクリックをお願いします  
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

半畳のバラ園

2009年06月25日 | 園芸


我が家の畳半畳ほどの狭い畑に4種類のバラがある。
特別な品種はないが、ハイブリッド・ティ(HT)が2本と小ぶりのフロリバンダローズが2本。
畑の広さはHT1本が精一杯の広さだ。

例年は、まだ寒さの残る初春にわずかに花を見せて、その後はアブラムシやハダニや黒点病など
害虫にやられ、湿度の高い梅雨から暑い夏にバラが咲くことはなく、花を見ることはまずない。
そのため、秋に備えて例年は梅雨入り前に中剪定で半分ほどに切り詰めていた。

そこで、今年こそ4種類のバラを咲かせるぞ!と決意し木酢液などを噴霧し、少しは水やりをしたり、
アブラムシを手で除去したり・・・少しは手をかけ愛情を注ぎ・・・・(妻が)

よくバラは手をかければかけた分、必ず応えてくれますと園芸家は言う。どうも本当らしい。
今年は梅雨に入ったこの時期も、時々の雨に打たれながらも花を咲かせている。

かけた愛情に応えてくれる確率は妻や子供よりも高そうだ(爆)












人気ブログランキングへ     一日一回、応援のクリックをお願いします     
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒カオリンマットの焼成テスト

2009年06月24日 | 釉薬


先日のカオリンマット釉+αのうち、黒顔料を加えた釉薬を6種類の土で焼成テストしたもの。

なんと言ったらいいのか。とにかくみんな真っ黒。
正確に言うとグリーンベレー?じゃなくってグリーングレー。(ダジャレを言うのもも辛い)
これまで白土・赤土・黒土で同じ色調が出た釉薬はなかった。
ちなみにカオリンマット釉での焼成テストはこちら。信楽赤土・黒泥土・並信楽とそれぞれ違う色調が出た。
黒顔料という濃い色の添加物を入れたので、胎の成分が反映しにくいとは思っていたが、
ここまでとは想像しなかった。

私が以前グレーから黒のグラデーションのようなマット釉を作りたいと言った事があるが、
一歩近づいたと思えばそうも言えるが、あまりにムラがなくノペーとしている。
どの土にも安定した色が出ますとでも自分に言い聞かせよう(笑)

調合比率や釉掛けの方法をいろいろ変えれば使えないこともないが、実に地味系である。


土は並信楽




土は混合赤土



土は黒泥土




土は赤御影土





土は古信楽




土は黒泥土2と古信楽1の混合





junさん!お待たせした割には、お役に立てませんでした    


人気ブログランキングへ     一日一回、応援のクリックをお願いします  
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈落の底から見えたもの

2009年06月23日 | 釉薬


毎度のことだが、今回も窯出しの後、奈落の底へ突き落とされてしまいました。
先日の本焼きを昨日窯から出して、落ち込んでそのまま放っておきました。
だから未だに撮影してないので画像はありませんが、勇気を持って後日アップします。
今回の本焼きは3種類の釉薬のテストでした。

ブナ灰をやっつけてやるぞ!と意気込んで臨んだブナ灰糠白釉との戦いは返り討ちに合う始末。
ベンガラを追加した赤カオリンマット釉と黒顔料を追加した黒カオリンマット釉については
私のテストのやり方が化学的な根拠もなく添加剤の調合比率1種類のみで、土の種類の
どれかにヒットすればもうけもの的な荒っぽいもの。

それでも、これまではどれかの土にヒットして好きな色調を出してくれたのだが、
黒と赤という土の成分が影響しにくい濃い色の釉薬に、6~7種類の土全部が同じ色合いという結果になった。

ベンガラにしろ黒顔料にしろ調合比率を変えない限り、極端に面白い変化を出してくれるはずもないので、
一種類の調合比率でのテストでは当然の事かも知れません。

そして今日、気を取り直して底摺りをして水洗いをしながら、何かが見えてきました。
同じ赤や黒に見えていたものが、土の違いによって地味ではあるが小さな変化というか違いというか。
また同じ土でも細かな色の変化が点在していることに気付きました。
添加剤の調合比率や釉掛けの仕方によっては、自分の思い描く色合いのマット釉ができるのではないか?
これからもいろんなテストを繰り返していくための希望の光、それがなければ空しく辛い。

スローではあるがまた立ち上がり、一歩一歩進むしかありません。


人気ブログランキングへ     一日一回、応援のクリックをお願いします  
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな雨の日は・・・

2009年06月21日 | 映画・音楽

梅雨入り以来、なかなか雨が降らずに真夏日・猛暑日の連続。
今年も渇水??と心配していましたが、やっと雨が降っています。
そんな中、新聞には、地元でのダム建設反対に対する強制収用を匂わす議会答弁もあったとか??

昨晩からの窯焚きも只今680℃で降温中。窯出しは明日。今日はユックリ!
窯からの排気ファンの熱風で陶酔庵の温度は温度計の針が40℃を振り切れています(笑)

昨日の疲れから先ほどまで寝込んでおりましたが、
この季節は、こんな雨の日にしかできないことがあります。
窓を閉め切ってしまうので、ステレオのボリュームをかなりあげることができます。

よって、今日はキース・ジャレットの「ケルン・コンサート」。
澄み切ったキースのピアノの音色と時々聴こえる「www~~、WWW~~」という唸りに
疲労感から少しづつ解放されていきます。


人気ブログランキングへ     一日一回、応援のクリックをお願いします     
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々の本焼き・・・最後の一個が入らない!

2009年06月20日 | 焼成


今日も朝から整形外科に行って2時間待ち。
痛み止めの麻酔注射と鍼を打ってもらって、首の牽引。
病院に行っただけで、私の体力はすでに限界。

しかし昨日からの釉掛けの残りが気になってしょうがないので、
明日の寝込みを覚悟して頑張りました。

折角頑張って、釉掛け・窯詰めしたのに最後の一個が入らな~~~い!!
いつもは数個残るのでそれほど気にはせず次回の本焼きにまわす。
一個残ると本当に気になってしょうがない。いろいろ試したがどうにもならない。

上の写真が一個入らなかった最初の窯詰。下の段はすでにギシギシに詰め込んでいるので
どうにもならないことはわかっていました。

今回はほとんどが「ブナ灰糠白釉」と「カオリンマット+α」のテストピースの小物器。
3種類の釉薬に土を変えてそれぞれ6~7個づつ。
これはどうしても一気に焼きたいので、一個でもはずす訳にはいかないのだ!!

そこで友人の3枚の△板皿のうち1枚だけ次回にまわすことにした。
そして横になって寝ていたらいいアイデアが浮かんだ。
△板皿をうまく並べたら自作の小さなツクが三点入る隙間ができるかも??
その上に割れた棚板を載せて何とか詰め込んみた。入った~~~!!

たったこれだけの事に「やっぱり頭は使うもんだな~~~」と妙に感心している自分がいました。

今夜、夜8時にスイッチON。
貧乏陶芸は深夜電力を利用するであります。
窯出しは月曜日かな??スローな陶芸なのであります(爆)





人気ブログランキングへ     一日一回、応援のクリックをお願いします     
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茶香炉…試作第5号

2009年06月19日 | 陶芸作品


茶香炉に対する何の知識も持ち合わせないままに、とりあえず試作を続けていたら、
ロウソクの小さな炎にすら暑苦しさを感じる季節になってしまいました(爆)
せめて涼しげな茶葉の香りを醸し出してほしいものです。

第4号と同じくブツブツの入った赤御影土で、素焼き後の状態です。

使用するロウソクの炎の大きさと上皿までの高さをテストするために、いろんな大きさで作っています。

貧乏性から始まったロウソク作りが少々いやになり、なんとか融かし終わって一段落と思っていたら、
昨夜、他の場所からまたドッサリとローソクが出てきた夢を見ました(笑)





前回の第4号であまりカットし過ぎたら、風通しは良くなるけどロウソクノ熱が逃げるのでは、
とのアドバイスを頂きました。今回も面白くなってアチコチをカットし過ぎたような・・・
せっかくのアドバイスがいかせず、スミマセ~~~ン!!






人気ブログランキングへ     一日一回、応援のクリックをお願いします     
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

華道 自己陶酔庵流 vol.3

2009年06月18日 | 園芸




申すまでもなく、活け花の心得なぞアリマセン!!

先日のアジサイやヤマアジサイを活けてみました。

今回はバッサリ・ザックリなどと何の特徴もなくただの素人の活け花になってしまいました。
せめてメチャクチャじゃないと何のとりえも面白味もアリマセンね!!


人気ブログランキングへ     一日一回、応援のクリックをお願いします     
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テントウムシとリクニス

2009年06月17日 | Photo Album


庭の山法師の背丈はそれほど高くはないが、その根元にはリクニスの花が咲いている。
そのリクニスの枯れた花にしがみつくテントウムシを見つけた。

リクニスの清楚な花が山法師の花の間から顔をのぞかせた。




人気ブログランキングへ     一日一回、応援のクリックをお願いします  
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

糠白釉の飯椀とフリーカップ

2009年06月16日 | 陶芸作品


前回に続き糠白釉の飯椀とフリーカップです。
カオリンマットを色白の肌に例えると、糠白釉は少し日焼けした肌。
飯椀にはベンガラで麦藁手を真似た太い線と細い線を入れました。





人気ブログランキングへ     一日一回、応援のクリックをお願いします     
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

糠白釉のカップ2種

2009年06月15日 | 陶芸作品


カオリンマット釉に比べて同じ並信楽で幾分赤みを帯びる糠白釉。
同じくベンガラで模様を描いて鉄赤釉を点で置く。

糠白釉を刷毛塗りし赤みが増した小皿を無理やりソーサーに見立て、カップを乗せたので
少々微妙なバランス(笑)
取っ手は少々気をてらった感じ。ダンボの耳でお馴染みの一連のシリーズで作った取っ手です。












こちらはオーソドックスな取っ手。








人気ブログランキングへ     一日一回、応援のクリックをお願いします     
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一樹得て・・・

2009年06月13日 | 園芸


写真は10年前に苗木を購入したヒメシャラ(姫沙羅)、別名ナツツバキ(夏椿)。
落葉高木で冬場は美しい樹形が楽しめます。
そのヒメシャラが数年前からなんとか花をつけだしました。
花は桜や梅に比べて華やかさこそないが、その質素で可憐な目立たない存在が
余計に眼を惹きつけます。

買った時は30㎝位の小さな苗木、数年間は鉢植えで過ごしました。
その後、私がいつも寝ているソファーの目前に移植。
数年後には大きくなり一度は2m位の高さで切り詰めました。

しかし樹勢が衰えることはなく、今や2階のベランダを超えて6m程に成長しました。
強風の日には柳のようにしなやかに揺れ、また静穏な日にはわずかな風をも感じさせてくれます。

このヒメシャラを毎日下から眺めていると、内に秘めた強さと繊細さを教えてくれます。
己もかくもありなんと・・・・











今回は後ろに追いやられましたが、この季節の主人公。

「一樹得て、一天を得つ、山法師」  高橋睦郎(詩人・俳人)

毎年この季節になると頭をよぎる俳句です。
昨晩のオカズは思い出せない私ですが、この句だけは忘れません!
丁度10年前に山法師の苗木を買ったすぐ後に偶然この俳句を知ったのです。
だから本当に一本の樹を買っただけなのに、青い空までおまけに付いてきて
自分の世界が広がり得をした気分になったものです(笑)

本来なら、この句のように樹木の下から青空を仰ぎつつ撮るべきですが、
我が家の山法師は背丈を抑えて切り詰めていますので、
今回は例年になくたくさん咲いた花を上から撮りました。








人気ブログランキングへ     一日一回、応援のクリックをお願いします     
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする