先日の第1回さや鉢焼成の際に、さや鉢の上で焼いたタタラ皿です。
半切りという技法を初めて知って、挑戦した作品で、半切りが全切りになってしまったり、
あちこち歯が欠けたような作品で恥ずかしいのですが、載せました。
還元がどの程度掛かっているのか、中性か、酸化かすら素人の私の目にはわかりません。
サイズは28.5×19cmで、信楽白土に色化粧土のラインを埋め込み白化粧土を掛け、
さらにその上に石灰透明釉を掛けました。
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青銅色ではなく真っ黒になって出てきました。予想通り、私には還元の程度が読めません。
艶のある部分とマット状の部分が半々くらいに出ました。
釉薬の掛かっていない高台部分は緋色に焼け、貝高台の貝が着きましたが、ペーパーで簡単に落ちました。
貝高台が焼け崩れるときに、作品同士がもたれあったり、さや鉢の壁に倒れるのではと心配しましたが無事でした。
口径、高さ共に8.5cm
予想に反したのは、還元材(今回は籾殻や炭や貝)の燃えカスが以外にきれいで置いた形のまま灰になった事。
還元材とさや鉢の溶着を心配したのだがそれはなく、泣かずに済みました。
七輪陶芸の場合、本焼きのクライマックスは七輪の送風口にヘアードライアーをあて、
最大風力を送り込むので、炭の燃え灰が舞い上がり、作品にも七輪の壁にも着き、それが自然釉となって、
ビードロが出ます。そのイメージで心配したのですが静かなる焼成でした。
今回は釉薬が黄伊羅保を主としたものばっかりで、あまり面白みがなかったのですが、
せっかくのさや鉢焼成ですので、次回の焼成はもっと面白いものをと思っています。
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只今、外は台風10号の影響で大荒れです。
ひょっとして焼成中のさや鉢の中も・・・・・。
はやる気持ちから、作品も少ないまま、窯の中はガラーン。
暗中模索の状態の中で、アドバイス記事と教科書を片手に作品をさや鉢へ詰める。
教科書によると施釉作品は二重さや鉢で焼成をとのことだが、
さや鉢がとりあえず一つしかない状態では単独さや鉢焼成をせざるを得ない。
教科書によるとこの籾殻の下に珪砂を敷くようにとの事。ないものは仕方ない。
自作のつく(1.5cm)の上に棚板を砕いてさや鉢に合わせ載せてみた。
その上に作品を載せるとやはり飛び出した。さや鉢の高さが足りない。
そこでどうなるのかわからないまま貝高台を試すことに。
何の根拠もないまま炭を80g入れることに。
焼成の後、さや鉢の底がどうなるのやら、
知らないということは強みでもある。怖いもの知らずである。
後で泣くのである。
多分焼成後の作品は公表出来ないほどお恥ずかしいものとなろう。
そして自分でもどの程度、還元がかかったのかもわからないはずである。
唯一頼りは、陶芸教室時代に黒御影に黄伊羅保を掛け還元で焼いた、私の好きな青銅色の作品、
自称「お寺の釣鐘」と同じ作品が入っているので、その色の出具合で還元の度合いが読めると
いいのですが、果たして・・・・。
もしご覧になってご教示頂ける事がありましたらコメントお願いいたします。
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6月9日の記事の写真と同じ作品を友人に頼まれて焼いたものだが、
同じように結晶が出て安心したが、ブクまで出てしまった。
粘土は黒陶土、釉薬は明日香釉、青緑色の地に銀の結晶が出るらしい。
これは酸化焼成だが、還元焼成ではより強く出るらしい。
もちろん粘土によって色調は変わるのだが、他の粘土でも試してみたい。
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私のブログにもリンクさせていただいている「jun431の陶芸Blog」のjunさんが、私のブログを紹介してくださいました。
私も開いた瞬間、ビックリして少し照れたのですが、本当にありがたいことです。
感謝しております。
いつも気にかけて頂き、時々にコメントでご指導を頂いたり、今回はほぼ私のためとも思える
必要不可欠な情報満載の記事を掲載して頂いております。
さっそく印刷して見よう見まねでさや鉢の窯詰めをしようかなー!なんて気になっております。
写真は先日の酸化焼成の窯詰めの様子です。
すでにさや鉢の焼成も終え、さや鉢焼成での還元雰囲気とやらを早く試したい気持ちを押さえ、
いろんな方から「さや鉢焼成は窯を傷めるので、酸化焼成を繰り返して熱線に酸化皮膜の保護膜を作ってから」
とのアドバイスを頂き、我慢の酸化焼成を行っていますが、そろそろしびれも切れ
さや鉢焼成を近日実行予定
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やっと読み終えた「さや鉢焼成」の本、その成果を見る間もなく、はやる気持ちは次の本へ。
「釉薬づくり」の本の最初のページに「必要なもの」としてデジタル台ばかりが載っていた。
釉薬原料を調合するための計量ばかりだ。
たまたま、その日のホームセンターのチラシを見ていたら、写真と同じデジタル台ばかりが
載っているのを発見。値段はなんと980円!! イチキュパーどころかキューパー、これは安い!!
さっそく、仕事の帰りにそこを通る「小太り仮面のおじさん」にメールを打つ。
「どこどこに寄って、何々を買ってきてくれー!値段は980円!」
その日に手元へ届く。
もちろん釉薬原料など手元にない。なのにデジタル台ばかりだけが手元にある。
果たして、これを使用する日が来るのだろうか?? とてもそうは思えない。
そうやっていつも結果的に不要なものを買ってしまう。
「安物買いの銭失い」とはこの事か?
チョット、ニュアンスが違うんじゃなーい。
後日談 (頭の回転の悪ーい私は、翌日気づきました。このデジタル台ばかりは1g単位で1kgまで計量できます。
私のように手びねりで玉作りをすることが多い方には、1個玉を計量するのに重宝ですよー。
私はよく300g~500gの1個玉を使いますので、そんなに捨てたもんじゃない事に気づきました。)
とさ。
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先週の土曜日、外は猛暑で家の中で過ごしていたが、家内が素焼きの済んだ蕎麦猪口に
絵を描きたいと言い出した。娘も「描こう、描こう」と大張り切り。
どうせ家族で使う蕎麦猪口、まあ、いいか、とこういう事になりました。
同じ日の夕方「さんま」のトーク番組で、まだ結婚していないゲストと子供の話になり
さんまが「娘の成人式と親父の還暦祝いが一緒になるの、いやでしょう?」と言っていた。
それを見ていた私が家内に「そーか、うちもそがんなるねー」と言ったら
家内が「何ば言いよっと? 還暦じゃなくて古稀やろがー!!」
「えーーーー、うっそー!!」
どうせそんなに長生きするつもりもねーし、この娘が嫁に行くとき生きてることも
ねーし、どうでもいいや。
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「さや鉢の完成」をブログ載せたのは昨日の事、
時々このブログにも登場するシャイなおじさん、
脱サラをして山奥で一人養鶏を営み、山暮らしをしているゴリさんが、その記事を見て
あわてて資材(還元材―籾殻、稲藁、牡蠣ガラ、生木の束)を届けてくれた。
私が依頼してまだ2~3日しか経っていないのに。
つい先日も、玄関先に大きな水イカを15ハイもポイト置いて、
立ち去って電話を入れるくらいシャイでなかなか家にも上がってくれない。
今日も朝早くから山奥で飼っている鶏のエサやりなどの作業を済ませ、
たぶん私のために農家などを走り回って届けてくれたのだろう。
玄関先にそれぞれを大きな米袋に入れて、またまたポイと置いて立ち去った。
しばらくして電話が入って「さや鉢の出来たって書いてあったけん、慌てて持って来たばい」と一言。
つくづくありがたいと感謝する。
しばらくは窯の傷みを少なくするために酸化焼成を繰り返し熱線に酸化皮膜を作ってから
還元をとのありがたいアドバイスを頂きながら、一方で、夢の還元焼成への条件は整い、
一日も早く還元焼成をと、はやる自分がいます。
さてさて、ここは落ち着いて白化粧を掛けた蕎麦猪口にチビ子と絵描きでもしますかな!!
写真は七輪陶芸を始めた頃の私の原点とも言える作品です。
下のはぜた部分が上に溶着しています。炎の魅力です。
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元はと言えば、チクリと自分を刺激しようと購入した一冊の本から始まった話。
友人から「強耐火えんごろ土」なる得たいの知れない粉末を頂いたのが6月下旬、
その後、先生からの助言やブログにいろんな方から情報を頂き、おかげさまで何とか
自家製「さや鉢」が完成しました。
蓋には大きな亀裂が入りましたが、まだ割れてはいません。
今後はこのさや鉢を使って、還元材(炭、木材、籾殻、稲藁、貝殻等)の量の調整や、
さや鉢との隙間の調整により、還元度を調整することによって、強還元、弱還元、
中性雰囲気、の焼成が可能になるそうです。
もちろん釉薬を施しての焼成、無釉焼成、炭化焼締め等が出来そうです。
もちろんこの話は本の上での話であって、これから先は未知数です。
窯を痛めるそうですが、回数を重ねることによって、肌で感覚をつかんでいくしか
ないようです。
陶芸教室のときは先生任せ、電気窯を買ってからはスイッチ、ポンの窯任せ、
これからは少し自分の経験・知識・感覚の蓄積が必要になる分、試行錯誤の楽しみも増えそうです。
しかしながら体調の事を考えてスイッチ、ポンの電気窯を買っておきながら、
資材(還元材)の調達、焼成の準備と後始末と、なんと手間のかかる事を
しようとしているのかな、との矛盾も感じながら、いつまで続くかわかりませんが、
自分がヘタルか窯がヘタルか試行錯誤の長い旅を楽しみたいと思います。
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この間が随分長かった。
昨日、素焼きも終わり窯出しをしてさっそく例の「さや鉢」を窯詰め、
2段目にはさや鉢の蓋、少しヒビが入っているのがわかり心配、
3段目には焼締めのタタラ四角皿とえんごろの残土で作ったサイコロ6個、
さや鉢の中に作品を置くときに使用予定。
ここが貧乏症のもったいない爺さんの本領発揮か、
最上段は以前友人から小物入れに欲しいと言われていた明日香釉を掛けたタタラの丸浅皿2枚、
窯詰めでこんなにたくさん作品が入ったのは確か初めて、いつも隙間が大きく、
もったいない、もったいないと言われてました。
そういうことで昨晩から本焼きを始め、只今冷却降温中で780度、ファンが排気する温風で
部屋の中は朝から温度計の限界の40度で止まり暑くて居れません。
冬に使用する温風ファンヒーターの10倍はあるかとも思える温風の勢い。
土練りから焼成まで真夏の陶芸は大変だー。
ついでに今回素焼きしたタタラ四角皿の作陶途中の写真を紹介します。
1枚目から始めて3枚目まで、全部で5枚試行錯誤に3週間を要してます。
称して「ひらめの顎(あご)の突き出し」。
この3枚目が今回焼締めしている作品です。
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