「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

竜の陶板(鍋島藩窯橋)・・・秘窯の里・伊万里大川内山―(その14)

2006年02月27日 | 紀行

シリーズ開始の記事(その1)にも小さく写っているが、位置的にはほとんど同じようなものだ。

大きな竜を見事に描き出した陶板の橋に見とれてしまった。

この橋が秘陶の里への入り口なのだ。



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小さな小さなはかない命たち

2006年02月24日 | Photo Album

昨年はたった数輪しか咲かなかった鉢植えの枝垂れ白梅。

今年はたくさん蕾をつけて春の訪れを告げています。



「♪ もうすぐ春ですよ~ ♪  」      「もう春ですよ」「あー、そうですか」

「♪ 梅は咲いたか、桜はまだかいなー 」     「まだ2月ですよ」「あー、そうですか」




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色々と遊んでます―1月新作シリーズ(その2)

2006年02月22日 | 陶芸作品

久しぶりに電動ロクロでコーヒーカップを作ってみました。

前回の作品がかなり大胆な書きなぐりで、かなり派手な色使いだったせいか、
息子に「写楽のごたる」と評され、「それならお前がデザインを考えろ!」
といったところ、「縦の線を3本、両脇を同色に、色のバランスを考えて、それを1箇所」と指示されました。

実際に書いてみたら、1箇所では、少し淋しかったので、せめてもの抵抗に勝手に3箇所に変えました。



学校から帰って来て、「なんや、おいが言うたとと違うやっか!3箇所も書いて!」
「あたりまえくさー、お前はセンスの悪か!」とオヤジは悪あがき。

確かに前回の私のデザインよりは、シンプルで落ち着いていて・・・・あ”あ”あ”悔しいなー


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唐臼小屋・・・秘窯の里・伊万里大川内山―(その13)

2006年02月20日 | 紀行

写真をご覧頂くと、この大きな杵の先には水が溜まるように穴が掘ってある。
そこに雨どいのようなものから水が流れ込み一杯になると、先のほうに傾いて、
水を流し杵は上がって落ちてくる。それを繰り返して陶器の原材料である陶石を砕くのである。

もちろん今でも動いていて、数分に一回ザーと水の流れる音と共にドスンという音が聞こえてくる。

現在ではほとんど機械化された工程だが、こだわりのある陶芸家の中には
今でも同じように石臼と杵で砕いている人もいます。



私なんぞは土練り(荒練り、菊練り)で息切れして、先生に
「何とか省略できませんかね?」と尋ねたら
「土練りから陶芸は始まります。その間に精神を集中します。」と一喝。
他の人は時間をかけて何度も繰り返すこの土練りを、しぶしぶ一回だけで済ましてごまかすもんだから、
電動ロクロに載せて成型作業に入って、あぶくがブクブク、すぐに先生にばれてしまうのである。

そしてそのツケは当然作品に跳ね返ってくるのです。




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真っ赤に染まった花壇

2006年02月17日 | Photo Album


ついこの前まで咲き誇っていた山茶花の花びらが、毎日ひらひらと落ちて
気がついたら、花壇はいつの間にか真っ赤に染まっていました。

落ちてもなお輝きを放つ花びらの間から主役の交代を示すかのように、水仙たちが顔を見せています。

インフルエンザ以来、体調のすぐれない住人達を尻目に季節だけが,足早に駆け抜けていきます。


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色々と遊んでます―1月新作シリーズ(その1)

2006年02月15日 | 陶芸作品

今年に入って、数年ぶりに電動ロクロに再び挑戦してみました。

削り、色化粧土塗り、素焼き、釉薬掛けを経て本焼きと、
数品焼きあがったのでシリーズで掲載したいと思っています。

もちろん言うまでもなく、たいした作品はありませんが、相変わらず粉末顔料を
白化粧土に溶かしたものを塗って遊んでいます。発色の具合や土との相性など
まだまだ試行段階ですが見てください。

ブログを初めて今まで複数の写真が掲載できることを知りませんでした。
今回少し勉強して挑戦してみました。



この作品は、ご覧のとおり色化粧土を筆で殴り書きしたものですが、
紫、黒、青は色が出たのですが、ピンクは赤っぽく、黄色はダイダイっぽく、
また緑はほとんど黒に近いものでした。

石灰透明釉薬が切れていて、木灰透明釉薬を使ったせいでしょうか。
今度は是非、石灰透明釉薬で試してみたいと思います。

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めおとしの塔・・・秘窯の里・伊万里大川内山―(その12)

2006年02月13日 | 紀行

シリーズ(その11)の陶工橋をなかほどまで渡ってくると、
澄んだ音色のメロディーが聞こえてきた。

初めはどうしてそうなるのかわからず、
五十過ぎの大の大人が二人で何度も繰り返して面白がって遊んでいた。

数回繰り返すうちに、やっとセンサーを見つけて一件落着。
それにしても美しい音色です。
是非皆さんも一度聞いてみてください。

ということで先へ進むことにした。

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164面カット

2006年02月10日 | 陶芸作品

徳利にしようか一輪挿しにしようかと迷った挙句に,一度は徳利用に作った注ぎ口を
一輪挿しでも使えるようにと戻したせこい考えが間違っていた。

早速徳利として濁り酒を飲んでみたが、垂れる、垂れる。

本当はたくさんの面取りをしてそれが売りだったのだが、紋様のせいで逆に面取りが見えにくくなった。
ついてないときは人生、裏目、裏目に出るもんだ。

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ついに上陸・・・インフルエンザの猛威、我が家を襲う

2006年02月08日 | 笑い話

前回の記事の投稿数時間後、「カテゴリー5」のインフルエンザが我が家に上陸。
接近中とのうわさは1ヶ月ほど前から耳にしていたので、うがい、手洗い等徹底し万全な迎撃対策をとっていたのだが。

まずやられたのが我が家のチビ(犬ではありません。ちゃんとした人間です)、
3日夜40℃を越える熱。急患で病院へ。検査に1時間。診断はインフルエンザ。

テレビで有名な「タミフル」3日分処方、ほぼ一日で熱は下がりウィールスに強いことを証明。
しかし完全撃退には5日間服用が必要らしく再度来院し2日分を追加処方。

5日夜、今度は私に襲い掛かってきた。平熱35.8℃の私は37.8℃でへろへろ。
その後も熱は上がり続け、病院へ家族との連絡用の子機で自分で電話。

「子供がインフルエンザで誰も私にかまってくれないのですがー・・・・・、」
「本人様ですか」
「そうです、そうです」
「落ちついて話してください」・・・・・急患で病院へ。
やはりインフルエンザ。タミフル5日分処方。

病院で急患一家と呼ばれているらしい。タイミングの問題だからどうせいっちゅうねん!!

そういうわけでチビと私はここ数日間2階のそれぞれ別室に隔離、
食事などの運搬や接触は、映画「カサンドラクロス」を思わせるようなマスクにヘアーキャップ、赤いウィンドーブレイカーに身を包んだ奥さんが、食事や何かと世話をするたびに別室でこれらの衣装を着替え、うがい、手洗いと徹底して再感染を防止せんとす。

チビも病院の許可をもらって今日から何とか咳をしながら無理をして登園。

現在私以外は誰もいないので、病中閑有りにて隔離室を抜け出し、皆様に投稿の遅れを詫びているのである。
トイレ以外で部屋を出ると怒られるのである。

そろそろまた熱が上がってきたようだ。だいぶ疲れて来たので寝たほうがよさそうである。バレたらヤバイのである。

カテゴリー5の猛威はこのままでは済むまい。次の犠牲者が出なければよいが。

それにしても「タミフル」のウィールスに対する効果は抜群である。
そこでカプセルを水に溶かしてわがPCにも飲ましたろかと思う。

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WANTED・・・・世の中、こんなことがあっていいのか!!

2006年02月03日 | 笑い話

時々コメントを寄せてくださる「右45°」さんのご両親とはもう35年を超えるお付き合いである。
彼がまだ幼少の頃、私は半居候状態であった。

昨日、私は定期受診のため病院の外来待合の椅子にインフルエンザ感染を気にしながら
1時間ほど座って待っていた。

私の左側は大きな窓ガラスを隔てて20畳ほどの中庭があり、その向こうはまた窓ガラスの向こうに他の診療科
の待合席がある。

退屈な時間の中、ふとその中庭の植木を眺めさらにその向こうに見える診療科の待合に、
彼の母上(S子さん)を見つけ、そろそろ自分の名前が呼ばれるかもとの迷いの中で
(呼ばれたときにいないとまた次に呼ばれるまで時間がかかるのである。)「そういえば、最近腰が痛い」
って言ってたななどと考えながら、しばらく様子を見ていた。

S子さんは2度ほど窓口で何事か話しを交わされ席に戻られた。

痩せこけてはいるが、いまだに美しい顔も上品な立ち振る舞いも髪型も背格好も
身につけている衣服の雰囲気など全て本人であることを確認し、
久しぶりではあるし、この際と思い声を掛けようと席を立った。

15歩ほど歩いて本人の後ろ側から迫り、そして真横に立って再度確認、
さらに1歩前へ出て右目でもう一度本人であることを確認して、

いきなり「うわーっっっ」と大声を出して両手で両肩をバシッと叩き押したのである。
ただ単純に驚かしたかったのである。

そして私は本人に向って「えへへー」と満足気味に微笑みかけたのである。
今にして思えばまるで少しイカレタセクハラ変態である。

こんなときもクールで「あらー、どうしたの」と声が返ってくるはずのS子さん、
ところが声もなく、椅子からずり落ちそうになっておびえた様子。

「なぜー」「えーっ」と思い50cm位の距離でしみじみと顔を見る。
だいぶ時を経たとはいえ、S子さんにしては鼻の両脇のしわがちょっと深い。他は全て同じパーツ。

時、すでに遅し。近くに座っていた人たちが何事かとざわめき立つ。ヤバー・・・


すみましぇーん、知り合いにあまりに似てらしたもんでー」

と頭を下げつつ、語尾ははるか遠くで、逃げる、逃げる。小走りにコーナーを曲がってトイレに逃げ込む。

久々の緊張感とスリル。平常時、脈拍120の私が180は超えていたろう。
それにしても親子でも兄弟でもあんなにうりふたつは見たことねー。「大きな名札」付けるべきだよねー。

気の小さな私は、しばらくしてトイレから出て、
もといた席の付近の柱の影からそーっと見るともう S子さんは居なかった。

「犯人は必ず現場に戻ってくる」理由がわかった。

そして自分の名前が呼ばれ、診察が始まった。
 
問診「最近、何か変わったことありましたか?」 「今、ありました」
触診、手の甲で腹部を押さえつけながら、「どこか痛みますか?」 「心が痛みます」
血圧測定。

「今日はいつもより高いねー、危険領域だねー、もう一回計ってみようか?」

「そうすかー、いや、いいっす」

診察後も会計窓口、薬局窓口と柱の影から鋭い視線で周りを伺う自分がいた。
「まだまだ油断はできねー」


病院からの帰り道、最近流行の「ちょい悪るオヤジ」に少しなれた気がした。
ファッションは別として。

前回の写真同様、今回も少しピントはずしたかなー。

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