「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

空飛ぶ赤いじゅうたん

2006年01月31日 | Photo Album

まだデジカメは修理から帰ってきません。
小太りおじさんから取り上げたデジカメで撮った、単にピンボケの失敗作なのです。

以前はこんな写真はすぐに削除していました。
スナップ写真で記録として残すにはピントの合ったはっきりした写真がもちろんいいのですが、
そこに写った以上のものは見えません。

ピンボケ写真はよーく見ていると、何か想像の世界が広がってたのしいなー
なんて思えるようになりました。

先日撮った子供の写真に1枚ぼやっとかすみがかかったようなピンボケ写真があり
他のピントの合ったどの写真よりも、その子を表現していることに気づきました。

そういうわけで、写真の世界で1つの小さなことに開眼したおじさんでした。

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陶工橋・・・秘窯の里・伊万里大川内山―(その11)

2006年01月28日 | 紀行

またもや私はステンドグラスの向こうから微笑みかけています。申し訳ありません。
私も意外とシャイで照れ屋なんです。本当は。

あっち行ったりこっち行ったり、皆さんを振り回してすみません。
ちゃんと1月22日掲載の案内図を見てついてきてくださいね。

この橋、普通の橋に見えるけどびっくりするような仕掛けがしてあるんですよ。
いやいや途中で折れたりはしませんがね。

ちゃんと次回(その12)を読んでくださればわかります。


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新作、気に入って使ってます

2006年01月26日 | 陶芸作品
先輩から「少女趣味」と冷やかされた色化粧土の世界、始めた以上は納得できる面白さを出したい。
これが納得したというわけではないが、試行錯誤中とご理解願いたい。
そのうちに面白いものが出来るだろう。
ゆっくりとゆっくりとあせらずに・・・・・・・・・・



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おーい!ギボウシじゃなかったぞー

2006年01月24日 | 園芸

お詫びと訂正

 1月12日の記事「おーい! ギボウシ出てきたぞー」の記事中に誤りがありましたので、
深くお詫びし訂正いたします。

なおその誤りに気づかれた方には、かなりのガーデニング通ということで
チェルシー・フラワー賞を差し上げます。

いよいよ認知症の始まりでしょうか?

最近、あちこちからたくさんの同じ芽が出てきて、3株しかなかったはずのギボウシにしては
数が多すぎることに気づきました。そこでよくよく見てみれば全く違っていました。

昨年11月、野菜を植えるために、5年近くそこで咲いていた黄水仙を堀上げ、別の場所に移植しました。

その際、余ったものを本来ギボウシしかなかった場所にそれを植えたのです。

したがって写真は黄水仙の新芽でした。

昨晩のおかずも思い出せない私です。昨年のことなどとてもとても。

お許しください。寛容・寛容・慈悲・寛容!!

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デジカメ壊れたー

2006年01月20日 | 笑い話

このブログを「Photo Diary」と称する以上、私の右腕いや商売道具(というほどの腕前ではありませんが)ともいえる
デジタルカメラがついに壊れてしまいました。

ここ2ヶ月程、調子が悪くだましだまし使っていたのですが、ついに限界が来ました。
3年半程前に買った当時は、まだ普及版デジタル一眼レフカメラはなく、いちよ最上級カメラだったのですが。

買ってまだ3年半ほどしか経ってないのにと怒りながらも、
デジタル一眼レフカメラも欲しくて修理をためらっていたのですが、
今すぐ買えそうにもないし、修理に出しました。
昨日見積もりが出て、早速修理を依頼しました。あと2週間ほどかかるそうです。

そんな話し、俺の知ったこっちゃないワイ!と読者の皆様に言われそうですが、
ま、そういうことで、今日は10年程前に、フィルムカメラを始めた頃の写真を
掲載しています。

ところでうちのカミさんもだましだまし使ってるんですが、いつか限界来るんでしょうか?
最近、調子悪くていつもキレるんですが?
そのときは誰か修理してくれるのでしょうか?保証書ないんですが・・・・。
いくらくらいかかりますかねー?

それこそ知ったこっちゃないワイ!
すみません。


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呉須賀薄久手墨磨泉!

2006年01月18日 | 陶芸作品

なんのこっちゃわからん駄洒落から始まるこの不謹慎さ。
陶芸という神聖な芸術をなんと心得るか、とお怒りをかいそうなふてぶてしい態度。

しかし本人は「呉須がうすくてすみません」とただ読んで欲しいだけのことらしい。

いたって謙虚なのだ。
しかも正直に利き手の右手で書いている。筆跡鑑定でばれるのに。

ただ自分がイメージした昨年10月24日掲載の作品のように呉須の色が出なかったために、
恥ずかしながら掲載せねば他に陶芸作品のネタがなく、照れを隠すためにこういう不謹慎なことをしたらしい。

今のところここまでは本人も自白しております。

要は正直で謙虚で単純な愉快犯の犯行と思われます。

以上現場から中継でした。

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話し好きの窯元の主・・(その2)

2006年01月16日 | 紀行

前回記事に掲載した今では貴重なたたずまいを感じさせる陶器店、
さらにはもっと貴重な当店の主というかオヤジさん、
その雰囲気を伝えるために、写真の追加をしたいと思う。
ここの主、オヤジさんの姿をそのまま載せたかったのだが、
ご迷惑を掛けたくないので、残念だが消させていただいた。

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話し好きの窯元の主・・・秘窯の里・伊万里大川内山―(その10)

2006年01月14日 | 紀行

数件の窯元の店先を覗いているうちに、風変わりな店を発見した。
その雰囲気から行きは通り過ぎたのだが、帰りはやはり気になった。

他の店がいわゆる小奇麗な店舗で整然とした器の展示をしているのに比べ、
明らかにその一軒だけは軒先からして古い昔のたたずまいを感じさせ、何か不思議な雰囲気をかもし出していた。

我々の子供時代の駄菓子屋さんというか何か心の原風景に出会ったような気がした。
しかし他の店に比べればやはりなぜか入りにくい。多分他の店が自由に見て歩けるのに、
この店だけは入ったら買わずに帰れないような雰囲気があるのだ。間口一間という狭さのせいか?

昔ながらの鉄のレールの上を年輪を感じさせる古びた木製の両開き戸があり、勇気を持って入ってみた。
我々を迎えたのはあの懐かしい土間であった。右手に接待のお茶と駄菓子が置いてあった。

やはり右手座敷のど真ん中に窯元の主がどんと座っていてすぐに話しは始まった。
「どこから来たか?」の質問に始まり、たまたま主の奥さんが我々と同じ地の出身というのでますます話しは勢いを増す。
身内の病気の話など、初対面の、しかも観光客にこんな話しをするかと思うような話に始まって40分、
挙句の果てには、昔、我々と同じ街の人にこの地の山の上の水神さんの工事を寄付してもらったとかで、
50年以上も前に死んだ親父の名前が出てきた。

まさか旅先で見知らぬ人から父親の名前を聞くとは、驚きで40分の講釈の疲れもぶっ飛んだ。


我々2人は交代で話しの相手をしながら、写真を撮らせてもらったりして過ごしていた。
その間、1組だけ入り口を覗いた老夫婦がいたが、我々と同じものを感じたのかすぐに出て行った。
やはり予感どおり只者ではなかった。
それにしても昔はこういうオヤジはあちこちにいたような気がする。いまや人間国宝級である。

しかし、こういう出来事が旅の醍醐味、全てが普通じゃ面白くない。だからいつまでも忘れない。

片道1時間程の忘れられない小さな旅であった。

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おーい! ギボウシ出てきたぞー

2006年01月12日 | 園芸

豪雪地帯の方々には申し訳ない話である。

年末から雲ひとつない青空が続いている。
このまま、春が来るのでは、と思うほどの晴天だ。

昨年12月初旬の雪はどこへ行ったのか。
例年なら今頃から雪がチラチラし数cmの積雪の本番は2月だ。

例年より2ヶ月早めに寒にあたった宿根草、球根が春の陽気に錯覚し動き出した。
地中の冬眠中の虫たちもさぞかし大混乱というところか。

多分このまま済むことはないだろう。
私も晴天のおかげで、夜は放射冷却現象、電気敷き毛布で耐える。

明日からはたぶん雨だ。私が庭木や植木鉢の花々に水をまくと次の日は必ず雨が降る。
こういう記事を書くとまた天気が変わる。

誰かがいつも私の顔をつぶしに来るのだ。被害妄想ではありません。念のために・・・

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新春第一作といっても・・・・・・

2006年01月10日 | 陶芸作品

タイトルが大げさで、年頭からタイトル負けしてしまいました。
この作品は昨年末の登り窯で焼いた作品です。
釉薬は織部で本来、電気窯の酸化焼成の予定でしたが、手違いで登り窯に入ってしまいました。
もう少し織部に艶が欲しいところです。少し渋すぎます。

家族から少し深めの鉢が欲しいとの要望で、
少し厚めに成型したものを、カンナでザックザックと荒々しく削ってみました。

私はこの器にはまず肉じゃがを作って入れて欲しいといったら肉じゃがを作ってくれました。
私に応えたのではなく、器に応えたのです。

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放浪の唄い人 「高田 渡」

2006年01月05日 | 映画・音楽

年頭最初の投稿記事はデスクトップからいつも私を見守っているこの人の写真で飾ろう。

というのも、昨年大晦日の朝日新聞の天声人語に、この人の人生が語られ、
「その歌は、人々の心の中に流れ続けてゆくだろう。」と締めくくられた。
昨年中に亡くなった多くの著名人
(海外ではヨハネ・パウロ2世をはじめ、国内でも後藤田正晴、中内功・・・・・・等)の中から、
敢えてこの人が選ばれ記事になった。

編集者の粋を感じると共に、改めてこの人の生の唄が聴けない哀しさを感じた。

昨年4月17日付、朝日新聞の朝刊の社会面にこの人の訃報が載った。

フォークの神様、岡林信康氏らとともに世相を風刺し、
常に批判のメッセージを送り続けた高田渡さんの訃報であった。

知らない人も多いと思うが、僕らの世代の人なら、デビュー曲で放送禁止になった
「自衛隊へ入ろう」と言う逆説的メッセージの曲は知っているだろう。

実は私もその類で、一昨年、NHK-BSで放送された、
ETV特集「フォークであること」~高田渡と高石ともや~を見てから、
その後、数本のドキュッメンタリーをあさるように見、CDをあさるように聴いた一人だ。

TBSで放送された筑紫哲也さんとの対談で、「高田 渡さんが年下です」
と言うユーモラスなテロップが流れるほど、その風貌は享年56歳とは
思えないほどふけて見え、対談の途中で酒のため寝込んでしまうほどの
酒好きで、世間の目を意識しない生き様は私の心に深く刻み込まれ、
その風貌、言葉、酒、それらからかもし出される雰囲気のとりこになった。

その雰囲気は、ボードレールやヴェルレーヌ、ランボーを唄う唄い人、レオ・フェレを、
またポルトガルの民衆の哀愁や郷愁(サウダーデ)を唄うアマリア・ロドリゲスを思い起こさせる。

気ままで旅が日常の風景であると語った高田渡。

今は亡き、現代の吟遊詩人、放浪の唄い人に乾杯!

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