「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

チビ子のミニーちゃん丸皿

2009年08月31日 | 陶芸作品


笑って見て頂きたいのですが、
先日制作の様子を載せたチビ子の夏休み作品、ミニーちゃん丸皿
何とか明日の提出日に間に合いました。

下絵具がなくて色化粧土や釉薬で着色をとやってはみたものの、化粧土の剥離や
釉薬の色付きがうまくいかずに重ね掛けの部分は濁ったりと散々で、
特に口元の紅色の鉄赤がうまくいきませんでした。
でも何とか雰囲気だけは出たのではと(爆)どこまでも親バカでした。





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エラーよりも不可解な窯

2009年08月29日 | 焼成

↑は今回の流れた釉薬の様子。

↓は前回の温もりの白。





昨日の本焼き窯出しの続きを少し書いてみたい。

前回のつかの間喜びを味わった温もりの白を見せてくれた本焼きはエラー表示で窯出しを迎えた。
作品の結果から最高温度からねらし1時間の付近でエラーになったと推測した。
今回は最高温度は同じく1250℃、ねらしを1時間から30分に短縮した。
夜8時半にスタートし、予定では翌朝7時半に最高温度1250℃に達し、8時までねらし。
就寝前の確認では順調な温度上昇(約700℃)であった。

ところが朝になって不可解な事実が判明。
カミさんが朝7時31分に確認したとき1226℃。これまでになかった事。
これまでは1時間ねらしだったので朝7時から8時の間に確認してほぼ最高温度の1250℃付近。

正確な情報でないエラーの本焼きと比較するのもどうかと思うが、今回は推測で最高温度も低く、
しかもねらしも短縮した。

それなのに同じ釉薬がこれほど流れてしまった。

いつもの事だが、経験と知識不足の私には理解しがたい不可解な焼成としか言いようがない。

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糠(ぬか)喜び・・・流れる流れる

2009年08月28日 | 焼成











先日の「ブナ灰糠白釉の温もりの白」、新しい釉薬で久しぶりに喜んだのはつかの間、
これが本当の糠(ぬか)喜びであった。

白いポッテリとした温もりの白が気に入り、すべてのブナ灰を使って釉薬原料を追加調合した。
そして二匹目のドジョウを狙った。

ポッテリとした温もりの白は、あふれたビールの泡のごとく棚板の上に姿を現した。

前回のテストは小さなぐい呑みと小鉢、釉掛けの境でピタリと止まり、流れる様子はまったくなかった。

ただ前回の焼成は記事にも書いたとおり、たぶんねらし段階ではあったと思うがエラー表示が出た。
今回はねらしを30分に短くした。

得体の知れない窯の中。
この調子だと本当に毎回エラー祈願をするしかない。
まさに窯出しは喜怒哀楽の象徴!!

最初のテストは釉の濃度を薄くさらに用心して薄掛けしたため、結果、完全な透明釉の状態。
二度目は上水を抜いて濃度を濃くさらに厚掛け。焼成エラーの窯から出てきたポッテリとした温もりの白。喜んだ。
そして今回が3回目のテスト。つくづく釉薬と焼成の難しさを思い知らされた。
しかしこのまま引き下がるわけにはいかない!
リベンジの始まりです(笑)

その前にアルミナコーティング剤はあるんで、グラインダーでも買いに行くかな(爆)



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粉引き浅鉢

2009年08月26日 | 陶芸作品


口径20㎝の粉引きの浅鉢。
土は赤御影土。
酸化焼成。
透明釉の具合など景色がなかなか自分の思い描いたものになりません。





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さっそく買いましたで~!!・・黄土

2009年08月25日 | 釉薬


先日のフリーカップの記事で、カオリンマット釉にこの黄土を入れると面白いかも
と言うコメントを頂き、さっそく買ってきました。

たった1㎏・336円の材料を買うのに少し大げさな話ですが、
かつて私がいろんなアドバイスを頂いて行動に移すにはまず半年はかかりました(爆)
その私がコメントを頂いて3日後に動いたのです。これは画期的な事なんです!!

前回の記事の波佐見町「鬼木棚田」の入り口手前5分ほどのところに陶芸材料店があるんです。
カミさん、子供たちにはこの夏最初で最後の家族サービスを装いながら、
本当の目的は黄土だったんです。

これまで私の性格を指差す様な呼称の黄土と言う着色剤は使った事がありません。
ベンガラよりも鉄分が少なくアルミナ分も含むそうですが、
釉薬に、また粘土の混合用に、生素地用の化粧土に、絵の具にと用途は広いようです。

すでに御存知か??とは思いますが、
このカオリンマット釉にベンガラや黒顔料を一定割合で混入した焼成サンプルの
フリーカップはすでに掲載し、胎土に影響を受けにくい安定した色を出すのですが、
ただ赤いまたは黒いマットな釉調はあまり受けは良くなかったようです(爆)

すでに昨日この黄土を混ぜたカオリンマット釉も完成し、
チビ子の夏休み作品のミニーちゃん丸皿のスカスカ素焼きの窯に、
サンプル用の手びねりぐい呑み(5種土)を未乾燥のまますべり込ませております。

さてさて準備は万端!黄土カオリンマットの結果は如何に???


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新鬼木棚田紀行・・・その1

2009年08月24日 | Photo Album


現在帰省中のケアレ・スミスが先月からつい先日までシリーズ掲載した「鬼木棚田紀行」を読んで
自分も行ってみたいと言っていたのを思い出し、チビ子とカミさんの4人で再び訪れました。
チビ子にとってもスミスにとっても、これが夏休み唯一の家族サービスになりました。

前回の訪問からほぼ2ヶ月、田植えの後のか細い稲たちは立派な緑のジュータンと化していました。

写真としては棚田の水田に朝日や夕陽が映える瞬間を撮ってみたいと思いましたが、
私がその時間帯にこの地に立つのはちょっと無理なんで、負け惜しみも込めて、

やっぱり田んぼが一番美しいのは稲穂が美しく緑色に輝く瞬間ですね!
収穫にはまだ早く、稲穂がコウベを深く垂れるのはまだこれから。

こうなると秋の収穫時期に黄金色に輝く棚田の稲穂も見たくなりました(笑)

今回はビデオカメラしか持って行ってなかったので、そのカメラモードで撮りましたが、
棚田の緑のジュータンの美しさが伝わるといいのですが・・・・・・







その2では前回は行かなかったビューポイントから。

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ミニーちゃんの白眼が剥離!

2009年08月23日 | 作陶工程


チビ子の夏休み作品のミニーちゃん丸皿。
ミニーちゃんの白眼が白内障じゃなくって剥離骨折!
じゃなくって剥離してしまいました。
右眼上部の中央側です。完全に浮いてます。
もうほとんど乾燥してるんで、剥いで塗り直すのも無理!

下絵具は使わないので持たないし、釉薬で出ない色を数少ない色化粧土で塗らせていたら、
はみ出して塗り重ねた部分が剥離しました。

さてさてどうごまかそうかと思案中!
9月1日提出に間に合うのかな??

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ケアレ・スミスの板皿とカルパッチョ

2009年08月21日 | 作陶工程


久しぶりにケアレ・スミスが帰省しました。
友人と夜遅くまで遊んだりで、なかなか家に居ることはないのですが、
昨日は珍しく、夜遊びの疲れで昼まで寝ていて、昼から「なんか作ってみるか?」
と誘ったら、タタラ板皿を作りました。歯ブラシで表面を荒らしているのを見て 
「なるほど!」と初めて土を触った息子から学ぶオヤジがいました(爆)
現在、縁上げをして乾燥中です!

夜は、スペイン料理のレストランで皿洗いのアルバイトをしながらシェフの料理を見て覚えたという
自称「鯛とサーモンのカルパッチョ」他数品をコースでふるまってくれました。




いつもワサビと醤油ドップリで刺身を食べる私には何の味もしないのでした(爆)
まー、目で盗んだ料理なんでこんなもんかな!素材の持つ味を大切にしてるのかな?
などと思いながら、何の味もしない料理を頂きました(爆)

居酒屋でアルバイトをしている兄の得意な料理は「もつ煮込み鍋」だそうで、
こちらの帰省は今年はなさそうですが、「もつ煮込み鍋」こちらも楽しみです!!

もはや二人の学業に期待することはなく、料理の腕前に期待するのみです(爆)


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フリーカップ・・・冷酒用ぐい呑み

2009年08月19日 | 陶芸作品



カオリンマット釉を掛けた少し小さめのフリーカップ。
この季節には冷酒用のぐい呑みとして愛用しています。
ぐい呑みにしては少し量が多いのですが、1杯でストップがかかります(笑)

カオリンマット釉はやはりムラが出た方が味があるようです。
釉掛けの時に工夫が必要ですね!
ちなみにこれまでのムラは偶然のたまものです(爆)

下の写真は、ビール用の見込み焼締めのフリーカップや土と釉薬の組み合わせによって
まったく雰囲気の違う色調のフリーカップです。





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便乗胃カメラ

2009年08月18日 | 笑い話


朝8時40分頃起きると、今日朝9時に胃カメラを予約していた妻がまだ居ました。
とりあえず朝が弱い私は妻が胃カメラを終えて帰ってから、同じ病院に定期受診に行くつもりでした。
しかし朝からまだ何も飲んでも食べてもいないし・・・

すぐに顔を洗って歯を磨き服を着替えて病院へ。
そして作戦通りに無事一緒に胃カメラをしてもらいました。

普通は予約して前日の夜9時以降飲食禁止。
胃カメラが結構苦手な私は、数日前から終わるまで苦になるんです。

でも今日みたいに予約なしで、前日の飲食禁止の苦痛もなく、一気に本番突入で精神的に楽でした。

なにか自分のなかで少し得をしたような妙な感情が湧いてくるのです(笑)
この微妙な感情の機微、ワッッカルッカナー???

もちろん大病院を受診していた頃はこんな事はできませんでしたね。
かかりつけの開業医はそういう意味では融通が効いていいですね。

これからはこの手で行こう!!数日前からのストレス・・ゼロ!!
次に控える大腸ファイバーにはこの手は無理かな~~~??



しかし、喜んでばかりはいられない事実が発覚!ガーン!!ガーン!!
食道に大きな腫瘍が見つかったのです。それもかなり大きいんでビックリしました。
どうりで最近ビールののどごしが悪く、逆流して吹き出したりしてたんだ!納得!納得!

そこで先生いわく「こんなに大きいものに悪性は少ないんですよ。毎年胃カメラをして
成長を見守りましょう!」
成長を見守って食道がふさがったらどうするの?と思いながらも笑顔で「そうですね!!」と答え、
初めて腫瘍が大きくてよかったと思いました(爆)

話は戻りますが、よくよく考えてみれば最近、体調次第で動かざるを得ないので、予約とか約束とか、そういうものが次第に苦になっている自分に気付きました。
何事も突然というのは意外に楽ですね!!(爆)


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チビ子の夏休み作品つくり

2009年08月17日 | 陶芸作品
昨日はこの夏最高のいい天気!雲の少ないさわやかな青空でした。
あまりに天気がいいと、日差しがつらいのでついついクーラーの効いた
家の中にこもってしまいます。

遊び盛りのチビ子にとってこんなにつらいことはありません。
雨が降っては外出できず、天気が良くても外出できず。
あまりにもかわいそうだったので、粘土で夏休みの作品を作ることにしました。

キャラクターに弱い私にはまったくわからないのですが、ミニーちゃんの皿を作る
と言って、右のスケッチを参考に作りました。





丸い粘土を半分に割って、中をえぐって卵だそうです。




日本酒のぐい呑みを作りだした妻の作品は完成時には小さな花瓶に変身(爆)




初めて我が子一人の陶芸教室を開催しましたが、手ロクロや粘土の準備から最後の後片付け。
たったこれだけでクタクタになりました。

何十人もの子供陶芸教室を開催されているプロの陶芸家の御苦労をつくづく思い知りました。
準備、指導、制作、焼いて、釉掛けして、焼いて、分類して、発送・・・・とても自分には無理です。

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線刻象嵌・・焼成がわからない

2009年08月15日 | 陶芸作品

30年近くこの技法を追求してこられた方の素晴らしい大皿の作品を見て、
真似てみようと思い、とりあえず小皿に針で線を彫り、白化粧土を筆でトントンと入れて行く。
ある程度乾燥させて、余分な白化粧土を削り取るのだが、元々浅い溝の周りを削り取るのは
至難の業。深く削れば線自体も消える。浅く削ると周りに白化粧土が残り線がきれいに出ない。
初めての物まねでとりあえず、焼いてみようと思ったが、釉薬をどう使われているのか
焼成方法もまったくわからない!!

放置するわけにもいかず、
周りに薄く透明釉を掛け、象嵌付近を焼締めにしたら、どちらも中途半端。
せめて全体に透明釉を掛けるか、全体を焼締めるか・・・
いずれにしても恥ずかしい程、イメージは程遠いものに。

そういう訳で、小皿で終わり、中皿にも行けなかった失敗作品です。



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焼締め茶香炉試作第5号

2009年08月13日 | 陶芸作品


先日の試作第4号とたいした変化もなく、アップするのがちょっと気が引けましたが、
包み隠さず、恥ずかしげもなく、すべての下手な作品をアップするのが当ブログの唯一の取り柄(爆)。

赤御影土は素焼きの段階ではもっと赤いのですが、本焼きで少し落ち着いた土色に変化します。
同時に素焼きでは表出しなかった珪長石の白いブツブツや土ハゼが一気に出てきます。
そうした変化がより土味を出してくれます。

タダもっと荒れた風合いを期待して、少し物足りなくも感じています。
そのためにはどんな焼成をすればいいのかこれからの課題です。

第4号と同じくたくさんカットを開けたので、確かにロウソクの熱効率も悪く風の影響を受けそうですね(爆)

第4号に続いて反省点が盛りだくさんの試作第5号でした。












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カオリンマット釉のビアーマグ

2009年08月12日 | 陶芸作品


しばらく凝り続けたカオリンマット釉と信楽赤土のフリーカップ。
今回も見込みを焼締めにしてビール用。
きめ細かな泡を楽しみます。







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まだ続く!・・フリーカップと糠白釉テスト

2009年08月11日 | 陶芸作品


時間の経過とともに少しづつ変化している糠白釉。

黒泥土にこまち糠白釉。
厚掛けすると白くなるが、今回のように薄掛けでブルーが出る。
ブルーの色調も釉の時間経過とともに微妙に変化している。





並信楽にこまち糠白釉。
薄掛けだったせいか、白濁も淡い感じ。








並信楽に糠白釉。
他の糠白釉が籾灰を使っているのに比べて、
これは糠灰。溶けきれない雰囲気のマット調がまた違った景色を生みだす。




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