「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

Barco Negro(黒い小舟)・・・・憂鬱の種

2011年07月22日 | 雑想



アマリア・ロドリゲスが唄う原題「Barco Negro」(黒い小舟)は

映画「過去をもつ愛情」では「暗いはしけ」と訳された。

そのもの悲しげな旋律や豊かな感情表現を持つ唄はファドと呼ばれ日本中を虜にした。

ファドは運命・宿命と訳されその中心をなす感情は「サウダーデ」(郷愁)と呼ばれ、

かつて存在したのに今は喪失してしまった何かを憂う気持ちだと説明される。



話は変わるが、今の私は喪失してしまった何かを憂う毎日を過ごしているが、

憂いの種は尽きることがなく、どこからともなく降り注いでやってくる。

時には携帯電話に乗って、また時には封筒に入ってやってくる。

なかには余程住み心地がよいと見えて私の体内に住み着くものも居る。

こうなるとお友達になるしかしょうがないが、お友達はできれば人であってほしい。


喪失してしまったものを憂い続けてもどうしようもないが、そういう一切の憂鬱から逃げたくもなる。

神は明日を憂うなと説く。

やすしは歯が痛ければ、眼に針を刺せと説く。

憂いも悲しみも喜びも相対的であることに違いはないらしい。

できる事なら悲観論者であるよりは楽観論者でありたいものだ。




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Barco Negro by Amalia Rodrigues

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涼しげな淡いブルー・・・アガパンサス

2011年07月20日 | 園芸










一日をほとんど玄関から出ることもなく過ごしているせいか、

いろんな花々の一番美しいシャッターチャンスを逃してしまう。

今年は特に土砂降りの長雨でせっかく咲いた花々も傷んでしまった。

もっと美しい姿をお見せしたかったが、残念です(笑)

そういう訳で一年をかけてやっと花をつけてその一番美しいときを

観られることなく散って行く花々にも申し訳ない!!と反省しつつ・・・・




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W杯優勝おめでとう!!・・・なでしこJAPAN快挙

2011年07月18日 | スポーツ


正直な話、まさか自分が生きている間に男子であれ女子であれワールドカップでの優勝を

この目で見れるとは夢にも思いませんでした。いつまでも夢であり続けると思っていました。

しかも相手は過去に一度も勝ったことがないアメリカ!二度もリードされながら追いついて

PK戦へ持ち込んでの勝利でした。

開催地元ドイツに勝利した頃から少し奇跡が起きていました。

その次はアメリカを倒したスウェーデンを軽く3-1であしらう勝利!

すでに世界中が奇跡に近いなでしこJAPANの活躍に目を見張っていました。

そしてとうとう世界一、ワールドカップを手にしたのです。


テレビではBS-1の放送前にはコパアメリカの準々決勝 アルゼンチン×ウルグアイ戦が放送。

地デジNHK総合ではなでしこJAPANと同じ放送時間にコパアメリカの準々決勝の ブラジル×パラグアイ戦が

放送されました。すべて録画セットをして寝ました。

と言う訳で昨晩はサッカー三昧の夜だったのです。

が、私はすべて録画で感動しております(爆)

夜中のトイレで何度か起きたんですがね~~~~~~。





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人生を賭けた最後の車

2011年07月16日 | 雑想




少し大げさなタイトルになりましたが、どう書いたところで本人以外に理解は難しい話であります。

とにかく考えに考えてこのままテレビの前で安静して、年老いて逝くのは忍びないと考え、選びに選んだ車が

「ドアバイザーも要りません。」

「ナンバープレートホルダーも要りません。」

「消臭機能付きフロアーマットも外してください」と値切りに値切り倒した軽自動車になりました。って話です。

本当は人生最後の車はBS番組の「TOP GEAR」に登場するようなアウディーやベンツ、プジョーのような

ヨーロッパ車の予定だったんですが!!(爆)


もう35年近くあるメーカーのディーラーから車は購入しています。軽自動車は他のメーカーとタイアップして

車体の提供を受けて、自社のマークに付け替えて販売しています。


今年の6月にゴールド免許の更新を迎え、還暦を一年後に控え体調の理由からもう免許の更新はしないと決めていたんですが、

知人の助言で身分証明が多々必要な時代だから更新だけはしといたら・・・との助言を受け納得し更新しました。

もちろん我が家には普通車が一台あります。数年前に妻が異動で職場が少し遠くなり車を毎日使うようになりました。

丁度時期を同じくして、私の体に厄介なものが見つかり安静状態を2年程続けてきました。

土日曜日に少しは車を運転していましたが、テレビの前で安静している状態では視野の中でほとんど動くものがない生活でした。

今思えば、F1モナコグランプリのテレビゲームにはまればよかったかなと悔やんでいます(爆)

まず初めに高速道路が怖くなりました。トンネルも怖くなりました。橋げたで持ち上げられた高速は特に怖くなりました。

次第に運転自体がおっくうになり土日曜のわずかな外出も助手席に座ることが多くなりました。

近所の友人宅にも歩いて行けなくなりました。勾配0の道路で300m位チビ子と月に数回散歩するのがやっとです。

友人はシニアーカーを買ったら、とかヤクルト配達の三輪車を買ったらとかいろいろ助言をくれます(爆)


そういう訳でここ半年ばかり悩んで、もう一回車の運転ができる体を作り直したいと思うようになりました。

これまでは車があっても体がしんどいので家から出ない日が続いたんですが、今回は敢えてどこかへ毎日???出る。


私が動けなくなって、安心して安らかな生活を営んでいる夫婦や御仁もおられます。

再び私が車を手にし、しかも毎日出て回るとなると再び昔の悪夢・恐怖にさいなまれて眠れない御仁もおられるかと

思いますが、心配めさるな!!動物園のダレたライオンを一日中でも観ていられるような気持ちに余裕のある

生活の訓練も考えております。水族館のイルカとも仲良くなりたいと思います。(フフフ)



正直助手席に乗るだけでものすごくきついし復帰に三日は要します。ましてや運転をすると視覚的な疲労感は体中が

リュウマチの痛みを生じます。


それでももう一度だけ試してみたいという気になりました。負ければもう車の運転に対する未練はさっぱりと捨てます。

少しづつ感覚を取り戻したい!!肉体を上回る気力で納得するまで・・・・。結果が出れば受け入れる覚悟もできています。

どこの医者もリスクを恐れてリハビリの助言すらできない状態。確かに悪化する状態でリハビリなんてないのかも??

ならば自分でプランを作る。すべて自己責任。

あまりにも深刻そうな話になって申し訳ないですが、ある種の自分に対するプレッシャー宣言であります。




気持ちだけが高ぶっていますが、車の生産が部品不足で追いつかないそうです。

そういう訳で納車はお盆過ぎだそうで、それまで肉体を上回る気力を維持できるかどうか???

公開しないことには自信がないのであります。




新古車に近い中古車でかなり割安な車を狙っているお姉さんやお兄さん、もう少しの我慢ですよ~~~~~!!

こういう予防線を張って逃げ道を作っておくことも人生必要ですね!!!





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Barco Negro by Amalia Rodrigues

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モクモクトカギリナククモガワイテクル

2011年07月13日 | Photo Album


昨日、ホスピタルウィークの初日の予定を終えて帰り着き、

しばらく一息ついて、夕刻5時半ごろ何気なく東の山を見る。

これまでにあの山をこんな大きな連なった入道雲が覆ているのを見た事がない。

元気なら外へ飛び出してそのスケール感を撮りたかったが、我が家の中からでは

部屋を変えても2階へ行っても障害物の電線や山が入る。まだ息も荒く諦めて撮った。






鉢巻を巻いた魚屋の源さんがこっちを向いて手を振っている。

なんとなく綿菓子が食いたくなった(爆)

「源さん、綿菓子ちょうだい!!」チビ子が言った。

「うちは魚屋だい!!そんなもん、ねーよ!!」





















これからしばらくして、激しい夕立が随分長く続いた。天気予報に夕立は入らない。

夏の夜に夕立は付き物の風物詩。ゴユダンメサルナ!!



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Ingrid Caven & Charles Dumont - Les amants 1983

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猛暑の中に涼を求めて・・・・キキョウ

2011年07月11日 | 園芸















本日、日本全国ほぼ梅雨が明けた模様です。

早速、青空の中に入道雲を抱きながら猛暑が襲いかかってきています。

昨年までは何とか夕方までエアコンを使わずに頑張れたんですが、

皮肉なことに、今年はさすがに私の体調ではエアコンなしでは過ごせません。


リビングからちょっと外を眺めたら、薄紫のキキョウにささやかな涼を見つけました。


さてさて今週は明日からホスピタルウィークになりそうです。

朝食摂らずに来てくださ~~い~~!!~~が二日間。

苦手な胃カメラを含めて、下手すると大腸ファイバーまで。


むしろ他の日が本命かな(爆)




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Charles Dumont - Mon Dieu

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ロクロが泣いている!!

2011年07月08日 | 園芸



もはや簡易キュウリ計測器と化した電動ロクロ。端から端まで30㎝。

軽く回転させて振り落とされるようでは中身が詰まっていないので出荷できない(爆)なんちゃって!!

自分の家でも何本食べられるのやら・・・・・






久々の猫の額家庭菜園収穫第1号!!数年前はだいぶ大きなキュウリが採れました。





すぐ上には第2号が控えております。








ミニトマトもあちこちに実ってきました。赤く色付くと途端にカラスがやってきてつつきます!!

こっちが早いか、あちらが早いか競争ですが・・・何せ朝が苦手(爆)!!





5月の野菜苗の植え付け時の様子です。ほぼ2ヶ月掛けてここまで育ちました。









最後に虫が嫌いな人をちょっと驚かして(笑)

なぜかピーマンにだけヘップリ虫が寄ってきます。殺虫剤は使えないし、箸で一匹一匹駆除するのもうるさいし・・・

さーて、どうしたもんだか??って偉そうに語ってますが、作業はほとんど妻とチビ子が頑張ってます。





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Tom Waits - You're Innocent When You Dream

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ミロからスミスへ

2011年07月06日 | 雑想





昨日はこの梅雨初めてのさわやかな湿度・温度の低い青空に包まれた気持ちのいい一日でした。

今日は打って変ったようにBS放送もモザイクになるほどの豪雨・土砂降りと言う変わりようです。

上の写真は先日ケアレ・スミス君が帰省の際、寮には置く場所がないので預かってくれと持って帰ってきた書を掛けてみました。

この場所は、改築以来10年程、ミロやカトランのリトグラフを季節によってとっかえながら飾ってきた場所です。

試しに掛けてみたところスミスの腕は別として、書と言うよりももはやモノトーンの絵画としても楽しめると思い、

飽きが来るまで掛けられることになりました。

これまでのミロの作品にも敢えて子供が描いたような太くて黒い線が自由に走り、

その周りをカラフルな色が飛び跳ねる感じだったので、

今回のモノトーンの書は結構インパクトが強く感じます。




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Charles Dumont - Une Chanson

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琉球泡盛と壺屋焼?

2011年07月04日 | 雑想








経済的に生活が苦しいケアレ・スミス君が先日の琉球窯開き無銭旅行のお土産を持って帰って来た。

と言うよりも、今年開催責任者の9月の六県連合書作展の会場の下見・打ち合わせを兼ねて各担当部員女性徒3名との帰省で、

3名は佐世保バーガー有名店で降ろして、たった1時間の帰省でした。

一昨年にタバコ、今年はアルコールが禁じられた私には琉球泡盛はちとつらいのですが

折角度数の弱い25°を買ってきてくれたので、一滴ぐらい味見をしよう。

後は1:9で何とか・・・・もちろん泡盛1ですが。

さらには窯開きの作品かどうかわからないのですが、粉引刷毛目の茶碗をお土産に買ってきてくれました。

相変わらずチクチクと刺激をしたり、ハッパをかけたりしてくれます(爆)。

毎晩の泡盛でのドンチャン騒ぎで記憶も怪しいスミス君ですが、

気持ちのこもったお土産ありがたくいただきま~~~す!!



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Charles Dumont Edith Piaf les amants

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まだまだ元気なアジサイ様々

2011年07月01日 | 園芸




































日差しが差したかと思えば土砂降りの雨。梅雨明けはまだまだ先のようです。

そんな季節の中でいつも元気に咲いています。

なかには首をうなだれて考え込んでいる仲間もいますがすぐに元気になります。

どのアジサイも我が家の狭い畑で精一杯背伸びしています。





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Demis Roussos - le tour du monde des amoureux de peynet _A Flower's All You Need

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