「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

オータム・リーブス

2005年10月31日 | 陶芸作品

この写真は昨年の丁度今頃の作品です。
赤の御影土に白い古萩の釉薬をかけたものです。

ふと窓を開けると、物静かななかに風に木の葉が揺らぎ、すりあう音、
枯葉の舞い落ちる乾燥した音、深まり往く秋の気配と共にもの哀しさと
憂いを含んだ空気が通り過ぎていきました。

人気日記BLOG クリックしてね!ランキングが開いたらもう一度「男の隠れ家」をクリックしてくださいね!
クリックしてね!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かわいい踊り子たち!

2005年10月29日 | Photo Album
あれだけ季節の変わり目は注意していたのにとうとう風邪を引いてしまったようだ。
しかし、投稿を続けなければ、「とうとう死んだか」と喜ばれるのもしゃくにさわる。

くしゃみ、鼻水が止まらない。陶作中にもポタポタと鼻水が落ちる。両手を使っているので鼻も取れない。
したがって陶作中の作品の上にもポタリ。この得たいの知れない成分を含んだ作品はいい味わいを出す。
いっそのこと釉薬ではなく、鼻水でも塗るか。

こういう話は私の作品の品位を汚す。またもや超禁忌の世界へ踏み込んでしまった。

いやいや心配なさるな!こんな作品はコメントをくださった「アマデウス」さんへのプレゼントとなって喜んでいただく。
もちろん当の本人には内緒である。

人気日記BLOG クリックしてね!ランキングが開いたらもう一度「男の隠れ家」をクリックしてくださいね!
クリックしてね!
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

だるまさんの・・・

2005年10月27日 | 陶芸作品
 薄呉須絵茶碗ー最新作(その4)

10月24日掲載の作品と同時に作り上げたものです。
大きさが少し小さく、紋様が変わっただけですが、要するに夫婦茶碗ってことですかね。

そういうことで大変仲のよいご夫婦に喜んでもらっていただきました。
奥様はヨン様と韓国ドラマに夢中、ご主人は自分の部屋でパソコンに夢中、
お互い会話はほとんど存在しないが、大変信頼し合った仲の良いご夫婦です。
時々荒れることもあるそうですが、この茶碗だけは投げつけないで欲しいものです。
そういうわけですでに手元にはありません。

人気日記BLOG クリックしてね!ランキングが開いたらもう一度「男の隠れ家」をクリックしてくださいね!
クリックしてね!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピンクキャットテイル

2005年10月25日 | Photo Album

日中はまだ少し動くと汗ばむが、朝晩の冷え込みがだいぶ厳しくなってきた。
今月初め、まだ真夏日が続いていたのがうそのようだ。

我が家でも急きょ、冬支度が始まった。去年壊れたホットカーペットやカバーの買出し。
扇風機を掃除して片付け、ストーブの登場だ。
衣類も半そでばっかり、あわてて冬服が登場する。

家族がここ数日の冷え込みで風邪を引き体調を崩すなか、カミさんの奮闘は続く。

(うむー、少し生活臭が強すぎるなー、禁物、禁物ーそうだファブリーズお部屋の臭い消しを置こう!)

このブログに時々登場する小太りおじさんの奥方は季節の変わり目によく名文句を語る。
先日は「夏の後にはすぐ冬の来るけんねー!、風邪ひかんごとせんばー!」
そのとおりだ。説得力抜群!!

もう一つの名文句「一年中で一番早く暗くなるのは11月」、言い切って一歩も譲らない。
私は冬至が12月のしかも下旬なので「12月が暗い」というのだが、一向に譲らない。

しかしこういう毎日の生活のリズムから感じるオバハンの直感は鋭い。
私もここ数年、そんな気がしだした。

絶対に人の言うことを素直に聞かない頑固親父を数年かけてねじ伏せた。
たいしたものだ。

人気日記BLOG 両方、クリックしてね!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

だるまさんのまる!

2005年10月24日 | 陶芸作品

薄呉須絵茶碗―最新作(その3)

丁度、陶芸を始めた頃と同じ粘土で仕上げ、薄い呉須で単純な紋様を描いたものに透明釉薬をかけた作品です。
当時との違いは電動ロクロと手びねりの違いですが、やはりきれいに均一に出来る電動ロクロより
ゴツゴツとした不均一さが私には似合ってる気がします。

少々負け惜しみに聞こえないこともないですが・・・・

人気日記BLOG 両方、クリックしてね!
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログの特殊な利用法

2005年10月22日 | 笑い話

このブログの記事の更新状況で私の生存確認が出来ます。

昨日、あるシャイな友人から電話があって、「生きとるねー、ブログ見よるばい!焼き物の記事はとばして見よらんばってん。「息子の朝シャン」の面白かったけん電話ばしてみた。」
昔、私の子供達を釣りやキャンプに連れて行ったり、とにかくかわいがってくれた友人だ。
子供達の小さい頃から知っているので、もうそんなに成長したかと、懐かしく思ってくれたんでしょう。
シャイだからコメントは書かずに電話をくれました。しかしブログを書いていてこういう反応はありがたいものだ。

今日は「最新作―その3」で済ませようと思っていたが、こんな読者のためにも陶芸以外の記事も増やさねばと思っています。

シャイな友人へ。
「1週間更新がなかったら、寝込んでると思ってください。」
「2週間更新がなかったら、入院してると思ってください。」
「1ヶ月更新がなかったら、あーあ、とうとう死んだかと思ってお参りがてら遊びに来てください」

私が精一杯おもてなしをいたします。

人気日記BLOG 両方、クリックしてね!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白化粧土刷毛目角皿―最新作(その2)

2005年10月20日 | 陶芸作品

えっー、(その1)はとお思いの方は、先日の17日の記事がそうです。
タイトルが長くなって省略しました。
一辺が25cmほどの角皿ですが、白化粧土を塗って、刷毛で模様をつけました。

普通はタタラといって板状にした粘土で端を起こして作るのですが、面倒くさいので
四角の粘土の塊を直接上から掘りました(自称、露天掘り)。
四辺の削りをわざと雑に仕上げて味わいを出そうとしましたがどうでしょうか。

例のブルーの頃からすると、粘土も変えて少し白っぽくなりました。

人気日記BLOG 両方、クリックしてね!
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピンクの絨毯

2005年10月18日 | 雑想

10月に入って真夏日が続いた日々も徐々に昼間と朝晩の温度差が激しくなり、
毛布を出したり布団を出したりと季節も移り往きます。

本来なら過ごしやすいこの季節、若い頃に中高年の人が「花木の芽吹く頃と紅葉の季節は辛い」と
ぼやくのをよく耳にしたものです。
その頃は、真夏や真冬が余計に辛かろうにと理解できなかった私もよくわかる歳になりました。

昨年もこの季節に軽い風邪がきっかけで徐々に体調が悪化し、結局真冬も今年の春も不調のまま迎えたことを覚えています。

人生を長く生きた人々のいろいろな言葉は、残念ながら若い頃には理解できませんでしたが、
自分が加齢と共に少しずつ理解できるようになり、同じ言葉を次の世代に語ります。

そして「いっちょん言うこと聞かん!」と怒りの日々を送っている自分がいます。

人気日記BLOG 両方、クリックしてね!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やったー!ついに出たぞ―色化粧土かきおとし(1)―制作工程(その3)

2005年10月17日 | 陶芸作品
10月8日の記事の挫折以来、苦節たったの10日、この次は必ず鮮やかな発色をお見せしますとの約束がプレッシャーになっていたが何とか果たせました。(ちと大げさかなー)
9月13日、15日の記事の続きでして、どちらかというとこの作品が最初の挑戦で、焼き上がりが早ければこちらを最初にお見せできたのです。
そしたらこんなに苦労しなくてよかったのにねー。

とにかく出来は別として色化粧土のかきおとしで発色したことが子供のようにうれしかったのです。
もちろん細部はアラだらけですが、これからさらに完成度を高め、より進化したものを目指していろいろな作品に挑戦して行きたいと思ってますので懲りずに見てくださいね。

人気日記BLOG 両方、クリックしてね!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

息子の朝シャン

2005年10月15日 | 笑い話

美しい「ピンクの貴婦人」とタイトルをつけようと思ったが、写真とは無関係の美しくもない話しになってしまった。

もう何年も前に若い女性が朝シャンをするという話しを聞いて驚いたことがあった。
しかし、今日はもっと驚いた。

中学生の息子、それも普通の子ではない。頭は丸坊主、眉毛は野太くなんの色気すら感じさせない息子が朝シャンをしているのである。

「昨晩、風呂に入ってむしろ冷え込んだ一晩を経て何で朝シャンが必要かと」
古い古い、頑固親父は吼えまくった。
「いろいろ言うな、今日はよかもんば買うてくっけん」
今日が結婚記念日であることを覚えていた息子は、後で喜ばせようと考えていたのである。

しかし勢いの止まらない頑固親父は「いろいろ言うなというような息子のプレゼントなんぞイラン」と勢いは止まらない。

息子は図書館へと出て行った。

こうやって頑固親父は今日も「火宅の人」となって楽しいはずの結婚記念日を無口に過ごすことになる。

人気日記BLOG 両方、クリックしてね!


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワインレッドの貴婦人たち

2005年10月13日 | 陶芸作品

これは一年ほど前のまだ電動ロクロをしてた頃の作品です。
最近、試行錯誤と称して色化粧だの、かきおとしだのと手間のかかることばかり
してるもんだから作品の上がりがなくて掲載記事にも行き詰って昔の作品が出てきます。

試行錯誤はいいのだが、挙句の果てに皆さんに前々回のように失敗作を見せなければ
ならなかったのはちょっと辛かったですね。これでどうだと言うのを見せたかった。

しかし、たとえ失敗したとしても自分としてはいろいろな技法を試してみて、これが自分の作品だ、
これが自分の探していた色合いだと言うものに出会うまで続くと思います。
まあ 長ーい目でお付き合いくださいな・・・・・。


人気日記BLOG 両方、クリックしてね!

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コスモスと長い髪の女と秋の空

2005年10月11日 | 園芸

まだ雪の残る晩冬に芽を出し、初春に咲き誇った美しい黄色やかわいい白の水仙の花が葉が枯れるのを待って、今年の夏に5年ぶりに球根を堀り上げました。
そして網の袋に入れて風通しのよい日陰につるしていました。そのほかにも花壇工事のために掘り上げた彼岸花やいろんな球根がつるされて植え付けを待っていましたが、
つい先日カミさんと息子の手によって完成したレンガの新しい花壇に、昨日植えつけられました。

また来年の初春に美しい花を見られますように。

人気日記BLOG 両方、クリックしてね!
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色化粧土かきおとし(2)―制作工程(その4)

2005年10月08日 | 陶芸作品

焼き上がりを見て思わず「こりゃー、こまったなー」。
たとえ試行錯誤中とはいえ、意気込んでシリーズまで組んでこの結果。申し訳ございません。

いやいやー、このシリーズ、ノーコメントだったところを見ると元々誰も期待してなかったのかもー。そうかー。よかったー。なんてねー。

正直、自分がイメージしたものとは遠くかけ離れたものでした。水にぬらすとなぜか発色するのですけど乾燥するとかすかにしか見えない。ましてやデジタルカメラでは捉えきれない。

お恥ずかしい結果でしたがシリーズを組んだ以上、正直に掲載します。
初めての挑戦でしたがまた別の作品で必ず鮮やかに発色したものをお見せします。

人気日記BLOG 両方、クリックしてね!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初心に帰って初心に溺れる!

2005年10月06日 | 七輪陶芸
シリーズの作品もまだ完成しないままに、初心に帰ったところですがもうしばらくでまた初心を忘れるのかも。
これらの作品は本当なら恥ずかしくて掲載できるようなものでないのですが、七輪陶芸も後期の頃、
酸化、還元の調整もできないままに釉薬を使ったもので、違った色が出たり、ひびが入ったり、
炎で湯のみがゆがんだり、要するに失敗作なのですがこれもまた風景と思って楽しんでいくと味わいがあるものです。

自画自賛もここまで来るとあきれて口がふさがらないと言いたい方も多いのでしょうが、そうでも思ってないとやってられないことって多いんだなー。

人気日記BLOG 両方、クリックしてね!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネタに困って初心に帰る!

2005年10月04日 | 七輪陶芸
初心とはもちろん自分にとっての陶芸の原点である七輪陶芸のことである。
初めて間もない3年ほど前にまだ小学6年生だった息子が作ったものである。

当時は小学生ならこんなものだろうと何も感じなかったのだが、最近よくよく眺めてみれば素朴さの中に
なんともいえない味わいと大げさに言えば、侘び、寂びというような風景すら感じるようになった。

それどころか自分がいろいろな技法を試行錯誤し、カラフルな色化粧土まで使用して一生懸命制作するどの作品も
敵わないのではないかとの思いまでするのである。

着飾るのは簡単であるが中身を見透かされたときに恥ずかしくないものでありたいと思う。

人気日記BLOG 両方、クリックしてね!


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする