8月9日、25日の記事の作品は共に白化粧土の上に透明釉薬が塗ってあるが、
それぞれに透明釉薬の塗り方を変えてテストしてみたものだ。
しかし共に白化粧土の部分が濁ってしまった。
そこでどなたかのコメントにもあったが、何とか真っ白にできないものかと、
今回は白化粧土の部分に透明釉薬を塗らなかった。
少しはスッキリした白が出たと思う。ツルツルとザラザラの手触りも面白い。
ところでこの白い部分が焼き締め状態なので、洗うと当然水を吸う。すると刷毛目模様が
くっきりと現れるのだ。そして乾くとまた消えて真っ白の状態に戻るのだ。
要するにそれだけのことだが、変容するのだ。
それがどうしたと言われればそれまでだが、・・・・・
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前回の記事でいくつものシリーズが平行して見にくくて申し訳ないと言った口が渇かないうちに、
またも新シリーズを立ち上げてしまった愚かさをお許しください。
前回の写真で新しく立ち上げた蛇口を紹介したが、本当に苦労したのはこの部分でした。
苦労話を披露したがるほどもうろくしてきた中高年の我がままを茶目っ気と思って聞いてくだされ。
実は一番肝心の旧蛇口との接続、通水してのテストの後によく見れば、水栓柱をタラタラと水が流れているではないか。
しかしながら写真をご覧になればわかるとおり、もう左に回転してはずせる状態ではない。
家ごと回すかーなんて、冗談言ってる場合でもない。
時間をかけて調べたらわずかな漏水であることがわかった。
何も知らない初心者が100%完璧な仕事をしても、プロも困ろうと自分に言い聞かせ納得することにした。
という落ちが付いたことを正直に告白したかったのです。
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恥ずかしながら我が陶酔庵には水道の蛇口がなかった。
陶芸作業をするのに蛇口がないのは本当に不便である。
これまでは15mはなれたところからホースを引き、水撒きの蛇口をつけて
バケツや洗面器に汲み置きして手や道具を洗う始末であった。
そこで何とか水道蛇口を立ち上げたいと思い立ったが、過去に管工事は
経験がなかった。塩ビパイプもエルボも言葉すら知らなかった。そこで親戚に
詳しい人がいたので一通りの部品を揃えてもらって既存蛇口から新しい蛇口までの
部品の接続のイメージと構想が完成した。
翌日、部品の購入と言っても小部品で、肝心の13㎜の塩ビパイプがオイル高騰の影響か
どこも品切れ、翌日やっと見つけたが4mのパイプが我が家の1300ccの小型乗用車になかなか
すんなりとのらない。幸いやわらかく曲がるので狭い車の中を一周させ、さらに
助手席の窓から突き出してバックミラーとネオンタワーにくびりつけ何とか家まで運び込んだ。
翌日、両端の接続を残して、15mの配管だけを済ませ、
最終日はまず大工仕事で基礎木材を打ちつけ新しい蛇口を立上げる。
いよいよ15mはなれた古い屋外水栓に分岐パイプを接続し完了。
パイプの接続ボンドが乾くのを1時間ほど待って新しい蛇口から水が出た。
完成したらさらに欲が出て、屋外の簡易流し台「あらいぐま」まで購入。
久しぶりの充実感を感じるDIY作業。これで配管工事はマスターだ。
昼食をとる元気もなくビールをあけ一人で乾杯!!
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小さな夢が実現し、また次の夢を呼ぶ。
そしてこの後3日間寝込むことになる。
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前回の記事の工程の後、本当は、その上に黒の顔料を塗るのだが、
黒の土に黒の顔料を塗った写真はあまりにも面白くないと思ったので省略した。
しかしもう一種類の素焼き後の場合にはそれも載せたいと思う。
そこで今日の写真は、その黒の顔料が乾燥して、黒の顔料を削り落としたところだ。
この後、素焼きをし釉薬をかけて、このコーナーとしての次回の写真は完成だが
しばらくかかりそうなので、次回は素焼き後の場合の写真になるかと・・・。
だからどうしたと言いたいくらい面白くもないが、いつも結果である作品ばかり
載せているのでたまにはこういう試みもいいのでは。
ここまで書いてつまらない結果が出たら、申し訳ないが失敗も一緒に体験して欲しい。
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最新作がないわけではないが、さすがに同じようなものばっかり続くのも
気が引けて、6連続掲載で終わったのだが、さてさて今度はネタがない。
以前は七輪陶芸の写真などでつないだのだがこちらも限度がある。
と言うことで以前と同じく前回から気に入った自分の写真を引っ張り出して
掲載している。何かを感じていただければ幸いだ。そうでなければ未熟な
腕に免じてご勘弁を!!
ところで私はこういう波紋を見るとすぐに開高健を思い出す。
ドキュメンタリーの巨大漁シリーズ、中国の奥地ハナス湖になぞの巨大魚を何日も
追うのであるが、頂上の調査班が双眼鏡で波紋を見つけては現場で報告を待つ
開高健に報告。ボートで静かに追う。数日同じ調査が続く。許可された期日も
残り少ないある日、調査班が大きな波紋を発見、開高健がスタッフと共に追う。
そしてその大きな波紋の航跡の先頭の巨大魚がな、な、なんと空へ飛んだ!
そのときの落胆に満ちた開高健の顔が今も忘れられない。
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