「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

実りの秋・・・稲藁欲しいー!!

2006年10月31日 | Photo Album

まだ稲刈り真っ最中の時期で、稲藁の調達もメドが立っていなかった今月初めの風景。
時々コメントを下さる小太り仮面のおじさん夫婦が我々夫婦とチビこを散歩に誘ってくれた。

アユ釣りの人もあちこちに見える川のほとりをのんびりと散歩。
稲刈りの途中のたんぼの横を通ると、いきなり大きな爆音がして大きな丸い玉がワイヤーを駆け上る。

たまたま我々が1m程近くに近づいたタイミングで驚かされ、鳥追いではなく人間追いかと思ったほど。
後で分かったことだが自動的に何分おきかに爆発してる。

ここらの案山子は少しロックミュージシャンっぽいが、田舎の風景にちょっと違和感があって面白い!!
チビ子も初めて見た案山子に大喜び



後姿も気になりパチリ意外と貧相!!



後ろに干してある稲藁が欲しくて、もらえないかと聞こうと農家の作業中の人に近づくと、
例の人追いが「ドカーーン」となる。
まあ帰りにいいやと思い進むと、畑の真ん中を新幹線が突っ込んできた。
新幹線と呼べるようになったのはつい最近のこと、昔いつも出張の時「夢の超特急」
といっては周りから笑われてました。



にぎやかな散歩道である。

川には整然と敷石が並んだ堰がある。



小太りおじさんの案内で途中で橋を渡って川の両岸を一周しようと歩き続けるといつの間にか、
ヤブクラの中の行き止まり。

いつも適当なことばかり言っている小太りおじさんにアージャコージャと罵声を浴びせながら、
再び橋を渡って歩いてきた道をのんびりと戻りました。

途中で自転車に乗ったおじーさんがチビ子につりたてのアユを見せてくれました。
引っ掛け釣りだそうで数十匹つれてました。当地では有名なアユ釣り名人なのかも
いい空気を吸って楽しくのんびりといい時間が過ごせました。

帰りの道を戻る頃には、稲藁はたんぼのあちこちに束にして置いてあり、人の姿はありませんでした。

触ってみては物欲しそうに歩いて帰りました。

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まだあったのかよー!!使えない器(その3)

2006年10月30日 | 陶芸作品


使えない器シリーズ、こんな失敗作、わざわざ公表する人いるのだろうか?


今回で最後にしたいものだが、そうもいくまい!!常に失敗は付き物、そこから学ぶ、いや、学べよー!!


先日の使える器と同じく、半切りタタラ角皿。


長径32㌢・五斗蒔白土・織部・石灰透明釉の蓄圧噴霧器掛け



石灰透明釉の薄掛けはとりあえず狙い通りの風合いを出してくれた。これはいけるぞー。



織部もでてくれたが亀裂はいよいよひどくなった。


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秋の日の小さな浜辺

2006年10月28日 | Photo Album

チビ子が退屈でゴネたので、我が家から一番近い海水浴場へドライブへ行ってみた。

我が家から15分位の小さな砂浜で九十九島の入り口とでも言おうか。
この時期でも結構人はいるもんだ。
我が家ではこんな些細なドライブですら珍しいことなのだ。外出はめったに無い。

私が子供の頃はよくここへ泳ぎに来たもんだ。ここから船に乗ると本格的な大きな砂浜の海水浴場へいけた。
金が無かった。

ここでもいいほうだ。街にはションベン(小便)プールとあだ名が付いた汚いプールが一個だけ。ほとんどそこで泳いでた。
どの位ションベン飲んだろうか??





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たまには、使える普段使いの器

2006年10月27日 | 陶芸作品


このところ作品は使えない器の連続、たまには使える器を掲載しないと誰も振り向いてくれなくなる。


(なにー!すでに誰も振り向いてない!!)


そうです、まだまだ半切りタタラ角皿への挑戦は続いていたのです。




長径32センチ、五斗蒔白土の焼締めです。ラインにきれいに並べて稲藁を乗せたのですが、


スルメのようにグニャグニャと・・・・


焼く前のイメージと焼いた後の現実とのギャップがいつも私を虜にしてくれます。(コンニャローメー!!)



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秘窯の里・伊万里大川内山再訪―(その23)

2006年10月25日 | 紀行

今年、1月14日の記事話好きの窯元の主で紹介させていただいた、
大川内山で唯一の古いたたずまいを残したお店である。



その20の記事に書いたとおり、再度尋ねたがご不在で娘さんらしき人に尋ね「ご健在」であることは確認できた。
同じ記事の中でNHKのお昼の生中継番組「ふるさと一番!」で、ここ伊万里大川内山から「伊万里の技法」と題して、
献上品の制作や絵付け技術、登り窯、メインストリートの風景などが紹介された事も書いたが、
その際ゲストの舞の海が大きいのに驚いてチリンチリンと鳴らしていたのがこの風鈴である。



そのチリンチリンの音色に誘われて、その話好きの主人が登場した。
放送の予定には無かったらしく、アナウンサーは軽く会釈をして通り過ぎたのであるが、
その主人はゲストの舞の海に話しかけ続けたが、残念ながらマイクは切られていた。

相変わらずお話し好きの主人のご健在が確認できて、お元気そうな姿をテレビで拝見して安心しました。
今度訪れたらまた話をお聴きしたいと思います。

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大根の種まきと金魚すくい 

2006年10月24日 | 園芸


 


先日の日曜日、長い間懸案事項であった、今年の春スナックエンドウを収穫した畳半畳位の野菜畑2面の跡地利用、


朝からカミさんがスコップで天地返しをし、その後耕して畝を作りました。我が家では力仕事はカミさんです。


作った後を私がチェック!!まだ畝作りは未熟で私が修正をして、大根の種をまきました。


初めての根もの野菜なのでどうなることか??60日後が収穫時です。スナックエンドウのように喜ばせてくれるといいのですが。


  


カミさんが力仕事の間に私は今日も金魚すくい、そうです。藁灰のアク抜きです。もはや毎日の楽しみというか喜びに代わりつつあります。



我々夫婦がこういう殊勝な事をすると必ず雨が降ります。台風以来1ヶ月以上雨がない当地では空気中のほこりが雨で流されずに


霞みになって黄砂のような現象が観測されておりました。


そしてやはり我々夫婦の殊勝な作業はいかなる雨乞い神事にも勝ることを証明するかのように、その日の夕方から


大雨になりました。


そしてせっかくの種まき作業の大根の種も未熟な畝と共に流れていきました。


 


 


 


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2回目のさや鉢還元焼成

2006年10月22日 | 焼成
最低でも間に3回は酸化焼成をと教えられたにも関わらず、
酸化焼成なか1回でこらえ性の無い親父は8月18日の記事以来、
2回目のさや鉢焼成に突入してしまいました。



前回は80gだった炭も今回はいきなり150g、しかも何の根拠も無い。



今回のさや鉢の中の様子、信楽赤土の粉引きのカップを4個入れました。
狙いどおりに焼けるといいが・・・しかし期待はいつも裏切られるもの

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やっと水に浸す、これで全部!・・・水簸作業

2006年10月21日 | 釉薬


 


10月17日の記事に先日、ゴリさんから運んでもらった天然藁灰を三分の一だけ水に浸した事は書いたが、


今日、やっと残りの三分の二と混合木灰を水に浸し終えた。


45リットルポリバケツに残りの三分の一、甕(かめ)に三分の一、10リットルの小さなバケツに混合木灰を入れた。


いっぺんに作業が出来ないのが私の体力的難点である。ちょっとしたことでも数日空けて作業をしないととてももてない。


それでも事は少しづつ進んでいく。歯痒いが自分のペースを守ってボチボチ、それでいいのだ。


そんな時、ゴリさんから電話、「今、山奥の養鶏場に軽トラ一杯稲藁を運びよるばってん、まだ要るね??」


とにかく分からないので「要る、要る!!」、「分かったー、そしたらまた燃やして持ってくるけん!!」


感謝!感謝!


もう水に浸けるポリバケツも無い。買いに行かなくては・・・・・



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普段使いの使えなーい器 (その2)

2006年10月19日 | 陶芸作品
素焼きで亀裂が入った皿をなぜ本焼きしたかについては、10月11日の記事に書いたが、
その中の理由の一つが石灰透明釉のズブ掛けと例の蓄圧式噴霧器による釉掛けの比較テストであった。

ズブ掛けの方は11日の記事に掲載したが、こちらは石灰透明釉を蓄圧式噴霧器で掛けたものだ。

小さな写真で分かるかどうか、テカテカしていた風合いが少しざらつき、
テカリの反射も少なく胎土が見え、狙っていたものがでてくれたような気がします。





Data: 長径28cm・信楽赤土・白化粧土・弁柄・鉄赤釉・石灰透明の蓄圧噴霧器掛け

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ゴリさんとはまちゃん・・・藁灰作りのサポーター

2006年10月17日 | 交友録

あちこちで稲刈り作業が行われる中、稲藁の調達を頼んでいた友人から、昨日、朗報が届いた。
最近は牧畜業の人がエサや敷き藁に買い占めてなかなか手に入らないと聞いていたのでうれしかった。

一つは8月5日の記事でさや鉢焼成のための還元材を届けてくれたゴリさん。
朝から、私のために親戚の畑で稲藁を燃やしてくれているらしい。
「どの程度燃やしたらいいのか?どの位欲しいのか?」との電話。

そして今日朝早く、45リットルのポリバケツに押し込んで藁灰が届く。

写真は同じく45リットルポリバケツであるがその量は届いた藁灰の三分の一、
それでも前回9月24日の記事の初めての精製作業の10倍はあるだろう。
前回小さなバケツで済んだが、今回は45リットルポリバケツでも足りない位。





さっそく、夕方水に浸し水簸作業(精製作業―アク抜き)に入る。
水に浸した後も、しばらくアブクがブクブク出ていた。空気をたくさん含んでいるのだろう。
ついでに山奥の木を燃やした天然の樫灰や松灰、栗灰も届いた。これは楽しみだ。

朗報の二つ目は、七輪陶芸を通して私を陶芸の世界へ導いてくれ、3年間陶芸教室に送迎してくれたはまちゃん、

日曜日に友人の稲刈り作業を手伝い、その折に稲藁を確保してくれたらしい。
その時の電話「稲藁、どの位要る?」「出来ればたくさん」「来年の稲刈りまでのぶんあればよかねー!」
「そうね1年分!!」・・・・

後で考えた。稲藁一年分??

相撲の優勝賞品で米、しいたけ、ビールなどの一年分もどうして計算するのかいつも不思議に思ったけど、
今回の稲藁一年分はもっと分からない話、それでも頼んだ方も、頼まれた方も、それでいいのである。

そういうことで、私のわがままな自家製天然藁灰釉作りも友人に支えられての作業です。
こういう友人のサポートが無ければ元々出来ない挑戦なのです。

さらにはその方法をいつも丁寧にアドバイスしてくださるjunさん、
困った時はブログに質問し、丁寧に答えて下さいます。

この場をかりて、皆さんに感謝します

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秘窯の里・伊万里大川内山再訪―(その22)

2006年10月16日 | 紀行

(その21)でメインストリートは大きく右に曲がることになったが、そこから数メートル進んだ地点である。

訪れたのは平日で人通りは少ないがメインストリートなのだ。

この奥に見えるのが岩肌切り立つとんご岩である。



案内図では④の地点である。

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自家製天然藁灰作りのその後と試行錯誤

2006年10月13日 | 釉薬

10月1日の記事、「自家製天然藁灰作りのその後とセッカチ親父」の続編である。

テルテル坊主状態で乾燥させること数日、写真の自家製天然藁灰が取れた。
写真は風袋を差し引くのを忘れたので正味80gといったとこだろうか。
さすがにサラサラ状態の微粉末、体積の割には軽い。

昔々、「鉄1キロと綿1キロとどちらが重いか?」と聞かれ「ジェッタイ、鉄が重かくさー!!」、
「あの重たか鉄ぞー!!」と言い張った頃が懐かしく思い出された。

最初に心配したまさかマイクログラム??に比べれば上等である。

前編の記事で乾燥前のテルテル坊主にする前に、スプーンで灰を取りそれを単体で水に溶いて
テスト皿に塗った写真を掲載したが、それを本焼きしたものが下の写真である。



自然釉が付く炎での焼成なら釉薬になり得たのかも知れないが、
電気窯での焼成では、水で溶いた単体の黒い天然藁灰は白い微粉末へと変身した。
これが第1段階のテスト。

次に、第2段階のテストとして、とりあえず手元にある石灰透明釉500ccに
乾燥済みの天然藁灰15gを混ぜたものをテスト皿に塗ってみた。



当然のことだが石灰透明釉の原料成分量は不明である。それを本焼きしたのが下の写真である。



その結果、15gではただの石灰透明釉で焼いたものと変化は見られませんでした。

現在のところテストはここまでですが、今後この天然藁灰を増やしてテストを重ねてみたいと思います。

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放浪から我が陶酔庵への帰還!

2006年10月11日 | 陶芸作品

「10月5日の記事」でお知らせしましたブログ記事の転居も無事終わり、
ほぼ一週間に渡る放浪から我が陶酔庵へ帰ってまいりました。

放浪の間に本焼きも終わり、いつものように普段使いの使えなーーい器が焼けましたので掲載します。

この扁平丸皿は10月2日の記事素焼きでガッカリ!に書いたとおり、素焼きで亀裂が入った皿のうちの一枚です。
もう一枚は次回の本焼きになりました。

亀裂が入った皿をわざわざ本焼きしたのは、初めての赤土による白化粧であった事、
かなり艶が出ていた石灰透明釉をアドバイスして頂き水を加えてかなり薄めたため、
その石灰透明釉をズブ掛けと例の蓄圧式噴霧器による釉掛けとの両方でテストしたかったこと。

そして初めて買った弁柄の発色を試したかった事など、試行錯誤中の私のとっては
亀裂の入った皿はもってこいのテストピースと相成りました。







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私的ホームレス論ー究極の放浪

2006年10月10日 | 「放浪」への憧れ



今回の投稿は、あくまで独断的偏見に満ちた視点から述べるものです。

4月5日付、投稿記事の中で角田みつよ氏のエッセイ、「旅先三日目」を紹介したが、
その中にあった「持っていると思い込んでいるもの、持っている気になっているもの」
について考えました。

一般的には、名誉、地位、財産、仕事、家、家族(の健康、命)、友人、約束、
銀行口座、名前、年齢、などなど。
私などはその中のどれをとっても、一つでも失くす事に日々、おびえながら生きています。

そんな時、私の頭にいつも「ホームレス」という言葉がよぎります。
もちろんこの言葉は私にとって「究極の放浪」を意味するわけですが、
ある意味で彼らは、この「持っていると思い込んでいるもの・・・」を全て捨てるか、
失くしたかしたわけです。その絶望のどん底で今なお、生きています。

私のような弱い人間なら死をもすら考えるでしょう。
そして現実に自らの死を選んだ人が何人もいることでしょう。

しかし彼らは何はともあれ今、生きています。

最近、特にこの「今、生きている」ということが非常に意味のあることのように思えます。
そういう意味で私はいつも「ホームレス」の強さに憧れを抱くとともに、
その強さに敬意を持っています。

壇一雄も高田渡もランボーも「持っていると思い込んでいるもの・・・」
をいつでも捨てられた人なのでしょうか。

いや「何も持たないこと」の楽しさを知っていたのではないでしょうか。


2005年4月29日掲載


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砂漠の詩人

2006年10月09日 | 「放浪」への憧れ




あれはいつ頃の事だったろうか。
強く心に焼きつくような印象を受けたテレビ・コマーシャルがあった。
その内容からして、多分、大手酒類メーカーのものだったと思う。

その見事なキャッチコピーは今でも私の心を捉えて離さない。
もしかして、山口 瞳氏か開高 健氏の手によるものか・・、わからない。

フランスの詩人 ランボーの生涯を短いコピーの中で見事に表現していた。
その才能を認められる中で、20歳ほどの若さで詩を捨て砂漠へ旅立ったランボー、
ヴェルレーヌとの同性愛は映画「太陽と月に背いて」に描かれた。
そしてアラビア半島南端の港町アデンで37歳の生涯を閉じる。

映像の記憶があいまいで、なんとも不思議な記憶がある。
わかりやすく言えば、プロレスラーのブッチャーのような
裸にターバンを巻いた大男や小人達が大道芸をしたり、笛や太鼓を打ち鳴らし
口から火を吹きながら行進するのだ。・・・もしかしてこれは夢か・・・・

その不思議な映像と音楽と詩が描き出す詩人 ランボーの世界。
もう一度見たい!!!

映像と音楽はありませんが、キャッチコピーを紹介します。


「その詩人は

 底知れぬ渇きをかかえて

 放浪をくりかえした

 限りない無邪気さから

 生まれた詩

 世界中の詩人たちが

 青ざめたその頃

 彼は砂漠の商人

 詩なんかよりうまい酒を

 などとおっしゃる

 ランボー

 あんな男ちょっといない 」


2005年4月24日掲載


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