先日のカオリンマット釉+αのうち、ベンガラを加えた釉薬を6種類の土で焼成テストしたもの。
前回の黒カオリンマット釉に続いて、とにかくみんな真っ赤。
これまで白土・赤土・黒土で同じ色調が出た釉薬はなかった事は前回も書いた。
ちなみにカオリンマット釉での焼成テストはこちら。信楽赤土・黒泥土・並信楽とそれぞれ違う色調が出た。
同じカオリンマット釉という基礎釉薬にベンガラという濃い色の添加物を入れたので、
胎の成分が反映しにくいのは黒顔料と同じか?しかし今回も結果は想像以上真っ赤。
テストのため釉薬が少量で、背丈の高いフリーカップは上下を分けて2度掛けしたので
その部分に若干の変化が見られる。
また土によっては、黒カオリンマット釉に比べると胎土の色が少々影響したものもある。
土は並信楽。2度掛けの部分はともかく、よく見ると小さなムラ出てこれは使えるかも?
土は混合赤土。並信楽よりも少し濃いめの赤。同じようにムラが出ていて面白い。
土は赤御影土。赤の色合いはより濃いめになった。扱いが悩みの種のシャモットが影響してか?
より変化は大きく出ている。
土は黒泥土。土の濃い色合いが影響してか? 鉄錆を思わせる落ち着いた渋い赤の色調になった。
土は黒泥土2:古信楽1の混合。黒泥土とほぼ同じ色調。古信楽のシャモットが少し影響。
土は古信楽。赤御影土ほどではないが、シャモットが多く、少し変化のある濃いめの赤。
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