「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

monne porte を訪ねて

2007年05月30日 | 紀行


見栄を張って横文字で書いたところで、外国ではない。同じ県内の隣町。
「陶芸の里」波佐見町。
紹介した新聞によると、4年前から東北芸術工科大(山形)出身の陶芸家4人が絵付けなどを学ぶために移住。
昭和初期に建てられた旧製陶工場を改造して、工房、カフェ、雑貨屋、ギャラリーを開設した。
そこへ今年3月、山形市から波佐見町に現代芸術家、鈴木順子さんが移住してきた。
彼女が県内外で活躍する若手工芸家16人が制作した陶磁器や漆器、銅器、金属工芸品など
300点を展示した展覧会を初めて企画したものです。
6月17日まで。水曜日定休。

広い工場敷地内にいろんな楽しい展示やカフェ、ゆっくり過ごせる空間、いい雰囲気でした。
ちょっと裏手に回ると、100人近くがここで働いていたと言うだけあって、
つい先日まで稼動していたかの様な、工程ごとの建物が周りを囲み、
当時の焼き物の隆盛振りが偲ばれました。

写真で少しでもその雰囲気が伝わればいいのですが・・・

最初の写真がギャラリー、これ以上奥はは写真撮影禁止の張り紙。











ここは先程の撮影禁止の展示場入り口前のギャラリー部分。








この3枚は別棟。雑貨商品がたくさん展示。本物の亀の子たわしやしゅろの毛で出来た箒など
昔懐かしい本物がたくさん。



お客さんにマリンバ?の叩き方を教える気さくなおじちゃん、我が家の娘は目を離している間に、
このおじちゃんの手を握って付いて回り、ピアノを弾いたり、水を撒いたり、駐車場の整理をしたり
おじちゃんから離れませんでした。帰るに帰れず、しばらく待ってました。
おじちゃん、ご迷惑をかけました。





モンネ・ポルトの入り口を入ってすぐ右の壁の棚に、我が街の銘菓「ぽると」が3個、
並んでいるのを発見、名前と何か関係があるのか・・・な・・???

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素焼き&本焼きの窯詰め

2007年05月28日 | 焼成


相変わらずお恥ずかしいような日用食器のチマチマした小さな器ばかりです。
上の写真は、下の作品を素焼きの窯詰めした様子。



最後は全部入りきれなかったけど、本焼きの様子。



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自家製天然木灰、近日完成・・予定

2007年05月26日 | 釉薬


昨年10月に水簸精製作業を開始した天然ワラ灰と混合木灰、
天然ワラ灰については、1月29日の記事に書いたとおり完成はまだ早かった。
それから遅れる事4ヶ月、やっとミキサーに掛け最後の水に1週間浸して乾燥すれば出来上がり、
と言うところまで来た。
しかし今回は量が期待できない。わずかなものだ。

しかし本当の苦労はこれからだ。と言うのもこの天然木灰、正体が分からない。
混合木灰のために得体の知れない部分があるのだ。
私としては、昨年12月9日の記事に書いた3種類の基礎釉薬の原料の中で、
合成土灰の役割を果たしてくれるものと期待しているのであるが、
そう簡単には行きそうにない。

そういう訳で苦労はまだまだ、完成してからの調合、テスト、挫折、放棄・・・・・と続く。

私ももう先はそう長くはございません(泣きを入れる)。
もし先輩諸氏で私の苦労を少しでも減らしてやろうと言う御仁がおられましたら、
その正体についてご教示下され!!





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祈りのステンドグラス

2007年05月25日 | Photo Album















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季節はずれのメジロたち

2007年05月24日 | Photo Album


メジロには大変失礼なタイトルだが、メジロが季節はずれに現れたのではなく、
私のブログ掲載が季節をはずしてしまったと言う事であります。
本来は「季節感のない男とかわいいメジロたち」なのであります。











メジロの愛らしい仕草に少しは疲れた身体が癒されましたでしょうか。

それともこれでもか、これでもかと出てくる同じような写真に余計に疲れを感じられたでしょうか。

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源泉たれ流し・・・・湯呑3個

2007年05月22日 | 陶芸作品


数年前、温泉が本物か偽者か、テレビやマスコミをにぎあわせたことがあった。
その頃ある温泉の宣伝チラシに「源泉たれ流し」という名湯の証です、みたいな名文句が大きく書かれていた。
違和感なく見過ごすところであった。たれ流し、じゃなくてかけ流しと言いたかったのでしょうね(笑い)

前振りが長くなりましたが、今回の湯呑も私の好きな「釉薬二重掛けたれ流し」
結構大きくて奥様にはちょっと・・・
やはりオヤジの湯呑でしょうね。

下地の釉薬は藁白、白萩、透明等々色々使うが、口縁部にわずかに浸ける流したい釉薬は
織部、瑠璃、鉄赤などが好きですね。
ところがこれがあんまり人気がないんです。単色が好まれるんですね。
人それぞれ好き嫌いは自由ですからね。




土は唐津土・ワラ灰白萩に織部を流す・酸化焼成、3品ともロクロで挽いた後に
3,4箇所に指でヘコミを入れたり、削りを入れてみたりとチョット変化を加えました。







土は信楽白土で他は上記と同じです。








土は信楽白土・ワラ灰白萩に瑠璃を流す・酸化焼成

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小品凡才

2007年05月20日 | 陶芸作品


盆栽の中に小さな鉢ものを扱う小品盆栽というものがある。
それをもじってこういうタイトルになった。
どうでもいいような失敗作・小物まで掲載してしまう欲の深さ。
こんなもん見てもらってどうすんの?
むしろ恥ずかしい!!・・・いや、全て見せます。




土は信楽白土・鉄赤・酸化焼成・・・珍しく鉄赤単体で棚板まで流れて、棚板を傷めてしまった。
油断をすると流れてしまい、用心すると不思議とピタっと止る。



土は唐津土に五斗蒔白土を少々練りこむ・萩釉・酸化焼成・・・大きさはぐい呑みに丁度よさそう。





土は唐津土・青白磁・酸化焼成・・・猪口のつもりが仏壇の飯腕になってしまった。
何故か底より高い部分にだけ釉薬のたまりが出来、青白磁らしい色合いが。
全体的に釉薬と土の相性が悪かったようだ。


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殉教の地、外海の夕景

2007年05月18日 | Photo Album


先日の「天使のシルエット」は小高い峠の丘の上に建つ「遠藤周作記念館」のテラスから撮影。

今回はそこから10分ほど車で走ったところ、角力灘に面した外海町(そとめ)。
「隠れキリシタンの里」、また遠藤周作の小説「沈黙」の舞台となった町である。

市町村合併前は西彼杵郡外海町、今は長崎市に合併され長崎市外海町。
この地で尽くしたフランス人神父ド・ロ神父を記念して、フランスと姉妹都市の提携を結ぶなど、
独特の文化風土を持ち、小学校にフランス語教育などを取り入れた特色ある街づくりを行ってきた。
今も続いていればいいのだが・・・・



この地から沈む夕陽を撮影するのは永年の夢であったが、今回もまだ陽は高く帰りの体力を
考慮して夕陽が沈むまでは待てなかった。
角力灘を数枚撮影して帰ることにした。
マタクルサ~~(沖縄弁風に)




島影に停泊する釣り船、去っていく瀬渡し船。
上下2枚の写真に少なくとも10名の釣り人がいます。見えますか?







島の名前は多分、手前が小角力、奥左が大角力、奥右が母子島だったかな?


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混迷のブルー・・・カップ3個

2007年05月16日 | 陶芸作品


2年程前、当たり前のように毎回色が出ていた例のブルー、ここ一年ほど色が出せなくなった。
自宅陶芸になって釉薬の管理が出来ていないということか?
薄めたり、水を加えたり、適当な管理がもたらした当然の結果?釉薬は難しい!!











ここまでの2品は、黒陶荒土・紫紅OF
オーロラの出方が部分的で薄すぎる。



最後の1品は、五斗蒔白土・青碧に酸化コバルト他追加した自作釉OF
釉薬が変わればまたオーロラの出方も変わった。

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縁台の様な物干し台・・・久しぶりに息子との共作DIY

2007年05月14日 | 陶酔庵にまつわる話



大きさ:W2m×D70cm×H50cm


我が家の工房?「陶酔庵」の外側(写真で言えば右側のサッシ戸の外側)は洗濯物干し場である。
そのために、少々の雨が降ってもぬれないように、わざわざ軒先まで伸ばして物干し場を作ってもらったのである。

しかし陶芸の作業の中でも、素焼き後のペーパー掛け等々屋外でする作業がどうしても出てくる。
そのたびに首にまつわりつく洗濯物を気にしながら作業をして来た。

さらに天然藁灰つくりを始めたら、そこは水簸作業中のポリバケツだらけ、ミキサー掛けや乾燥のたびに
真っ黒の液体や小さな微粒子となったワラ灰が飛ぶ。もう洗濯物は干せない。黒くなる。

そこで洗濯物干し場を移動するために、2階デッキから紐をつるしてナントカ物干し竿2本をかけることにした。
いざ竿をかけてみると、これまでの固定された竿に比べて、ぶらぶら揺れるし、
風の強い日は竿ごとブランコのように揺れている。仕方がない。

しかしそこで問題が発生!
私はナントカぶら下げた竿に手がとどくのであるが、子供や家内は届かない。
そこで次男坊と物干し台を作ることになった。ホームセンターで2mのランバー材を数本購入し
積み込むと、我が家の小さな車では運転も出来ない。首と体を曲げる。20分。

自宅へ帰って寸法をはかり、息子がノコギリで切っていく。天井板は切らずにそのまま使う。少しでも楽をする。省エネ。
切るのは足と横板、補強板。息子は修行が足りないので真下に切れない。これも仕方がない。
しかし斜めに切られた足は余計にグラグラする。ここはバランス感覚の育成。

私は電動ドライバーでネジをとめていく。そうやって出来たのがこの物干し台。
初めはこの鉛筆でひいた線は直線であった。しかしそんな事はもはやどうでも良い。疲れたのである。
本来の場所に据えてみた。足の長さが違うのでグラグラする。短い足の下に板を敷けば解決!!
これが素人大工、こちらではそういうのを大工に一つ足りない「大八」と呼ぶ。



数日使ってみて考えた。これでよかったのだろうか??
洗濯物を干したり取ったりするのは毎日の事。
それに比べて自由に使えるようになった外の作業場は、実際は週に一度も使っていない。

使えないと腹が立つ、自由に使いたくなる。さー、自由にどうぞ使ってくださいとなると、なかなか使わない。
人間とはなんと不可解なる存在!!・・・単なる天邪鬼。

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白い皿と黒い皿

2007年05月12日 | 陶芸作品


以前にも一度まとめて作った口径18センチの取り皿、我が家では一番使用頻度が高い。



白は五斗蒔白土に他の土の泥しょうで模様、石灰透明。













黒は黒陶土に同じく模様、紫紅。ここ数回釉薬が濃すぎたり、薄めすぎたり、
数年前の例のブルーが全く出せない。


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天使たちのシルエット

2007年05月11日 | Photo Album


普通はこの手の写真を撮るときは人物を中心に考えるので、フラッシュをたき人物の表情を出します。
ところが私は最近、「九十九島の夕景」以来、白くとんだり、黒くつぶれた写真が好きになりました。

そこでこの写真を近くの全国チェーンのカメラ屋さんに、初めてネットプリントの注文に出してみました。
出来上がった写真は案の定、人物の顔がクッキリ見えるほどに補正されてきました。

そこで後々のために、「私はシルエットのままで焼き付けて欲しいんですけど、出来ませんか?」と尋ねてみました。
理由は自動現像機のなかで、あるソフトを通るので、人物の顔を認識すると機械が自動的に
顔が見えるように補正するようになっているのだそうです。
便利なようで不自由な機械だなと思いました。
フィルムカメラの頃、ネガフィルムも同じような補正がされていると聞き、自分の写した
本当の写真を見るために、ポジフィルムを使っていました。

どこかのコマーシャルのように「美しい写真は美しく、そうでない写真はそれなりに」焼き付けて頂いたほうが、
そうでない写真ばかりの私には、自分の失敗を理解でき、勉強になると思うのですが・・・






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オヤジのデカ湯呑&焼酎マグ

2007年05月09日 | 陶芸作品




1月19日の夫婦喧嘩を招いた湯呑の再現を狙い、また、チャブ台ひっくり返すようなオヤジの復権を願い、
丹精込めて??作った湯呑。
いくらオヤジの復権とは行っても、ポンポコ狸ではあるまいし、胴回りが太すぎた。
削り文様のおかげでナントカ滑り止めが効き、落さずに済むが、太すぎて手が回らない。
要するに使いにくい。でも愛おしい。
使いにくい、憎たらしいオヤジでもそうありたい!!

ちなみに我が家では私が怒ると丸ーいテーブルをひっくり返す真似をする。
すかさず息子達が「ヒックリ返せるもんなら、ひっくり返してミー!!」と突っ込む。
病は宝と考える、私は椎間板ヘルニアも大切に抱えている。息子達はその事を知っている。
季節ごとのテーブルの下の敷物の交換のときも、家内と息子2人の3人で抱えて移動してもらう。
私は指揮権を持っている。指揮者である。いや敷き権を持った敷き者である。





やはりチャブ台をひっくり返すようなオヤジには焼酎が似あう。
寒い冬にはお湯割り。暑い夏にはロック、水割り、ビールも飲めるぞ!。要するに何でもこいだ。



見込み(内側)を覗いて見た。だからどうしたと言わないで!

2品共に、土は黒泥土、ワラ灰白萩釉にいつもの様に織部を少し口縁部につけ、流す。
今回は部分的に好きなブルーが出た。エッ、織部?瑠璃?  織部です。

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まだまだ2回目の本焼き

2007年05月07日 | 焼成

今年になってまだまだ2回目の本焼きの様子です。

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まだ見ぬ白に出会いたい・・・粉引きと藁白etc.

2007年05月06日 | 陶芸作品


粉引き、ワラ灰白萩釉、自作藁白釉、白土に透明釉などいろんな白を試してきたが、
未だに満足した白に出会った事がない。
白化粧土も今はまだ市販既製品を使っているが、濃度の調整がうまくいかない。
そろそろ白化粧土も自作を調合したいと思っているが、原料の購入も今からだ。
藁白釉はやっと自作のテスト使用に入ったが、調合テストも今から。
いつの日か、これだ、と言える白に出会いたい。



土は唐津、白化粧土、石灰透明釉、酸化焼成。白化粧土が薄かった。






土は信楽赤土、白化粧土、石灰透明釉、酸化焼成。白化粧土が薄いせいか、銀色の金属質のような光沢。






土は信楽赤土、自作の天然ワラ灰を使った藁白釉、酸化焼成。藁白釉が未熟で一部は透明釉状態。
これを揺らぎと呼ぶには早すぎる。未熟なだけだ。
不安定な自家製天然ワラ灰を使用しながら、安定を求める矛盾。
求めているのは、安定した不安定なのだ。

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