「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

ミニギャラリー開設・・・「陶酔庵」模様替え

2006年03月31日 | 陶酔庵にまつわる話

さあ、舞台は完成しました。後は私が踊るだけ。

ここ数日の記事に書いたように、小型電気窯の導入に伴い、ほとんど息子が作った窯を載せる台や
友人の木工所に頼んでいた作業台も届き、ほぼ陶芸を楽しむ環境は整いました。

さらには、過去に作って茶棚にあふれていた作品達を有り合わせの無垢の手作りテーブルを
利用して息子がミニギャラリーを作ってくれました。



息子も春休みで勉強よりもこんなことが楽しいみたいで、いささかバテ気味の私に対して
今日はあれしよう、これしようとハッパをかけます。疲れた身体に鞭打って一緒に楽しんでいます。

しかしながら、所詮6畳間の畳の上にコンパネを敷き詰めたスペース、、小型電気窯、ミニギャラリー、作業台と全てを収めるのは至難の技。



その息子も今日は友達家族と一泊温泉旅行に出かけ、息子から解放され一日ゆっくり出来そうです。

そういうわけで「陶酔庵」も大きく様子が変身し、ほぼ陶芸のできる環境が整い近いうちに数種類の釉薬も届きそうです。

昨日は息子と「火入れ式」と称して、説明書を見ながら「空焚き」を行いました。

ブレーカーがいつ落ちるかとひやひやしながらの作業でしたが、800℃を3時間持続にはどうにか耐えました。
はたして素焼きや本焼きに耐えてくれるのか?

しかしそんな心配よりまず焼く作品を作らねばなりません。

小型電気窯の限界を思い知らされるまでは、まだまだ楽しめそうです。



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蕎麦猪口か湯呑か―2月の新作です(その2)

2006年03月29日 | 陶芸作品

これも私の好きな色の一つです。鮮やかな朱色がでました。
鉄赤の酸化焼成です。







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最終回・・・・・秘窯の里・伊万里大川内山―(その17)

2006年03月27日 | 紀行

皆さんお忘れかもしれないが、この旅にはもう一つの小さなこだわりの目的があった。
そのことは昨年12月12日の記事、秘窯の里・伊万里大川内山―(その6)に書いたが、
BS の番組に登場した一軒の窯元を探すと言う単純なものであった。

ところが結果的にはどうにかこうにか行き着いたのであるが、当日は丁度その窯元に入る唯一の
路地道のインターロッキングの道路舗装工事中で、遠慮をして他の路地道を数本探したが見つからない。
案内図で見るよりも実際はもっと複雑に路地道が入り組み交差しているのである。

こちらも体力の限界に近づき、図々しく工事中のおじさんに訳を言って通してもらった。
そんな苦労をしてやっと行き着いたのがこの窯元であった。

特に何の特徴もない風景ではあるが、なぜか頭から消えなかった。
そして苦労をして手に入れたものである。

そこで理由を話して、ここがその窯元であるかを確認して座敷に上げてもらって
しばらく話しをし安心して帰ってきたのである。

最終回と称し、また意味ありげなこだわりの目的などと称した割には、たいした話しでもなく
数少ない読者の皆様に申し訳ない気がするが、この記事をもって、このシリーズを終わります。



堂々と雄々しくそそり立つある窯元の見事な煙突です。



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久々に息子とD・I・Y

2006年03月25日 | 笑い話

今日、例の「息子の朝シャン」「息子の昼ション」で主人公になった次男の息子に手伝ってもらって久々のDIY。
陶芸用電気窯を購入後、写真右手の昔の食卓台に載せていたが、重量が70キロ超では危なっかしくて
安心して夜も寝られない。

そこで、自宅にあった古い柱の荒材と昨日購入したランバー材で載せる台を作ってみた。
柱材が足3本しかとれず、仕方なくランバー材を貼り合わせて、柱代わりにというええ加減さ。



いつものことだが4本の足がピタリと地に着くことはない。必ず1本は浮くのである。
そこまで計算して浮いた足に敷く端材もちゃんと用意してあるのだ。素人大ハチの仕事はこんなもんだろう。

2時間足らずの仕事だったが終わったらヘトヘト。

今年初めての鶯の鳴き声を聴きながらビールを一杯!

さー、これでいよいよ作品を作れるぞ!と言うところまで来ると、人間はなぜか安心して、
これからがなかなか進まないのである。

陶芸家のウズラの卵より木工大工の卵が向いているのではないだろうか?

いまさら何迷ってんのよー。と自分に言い聞かせつつ、お昼ねタイム。



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100円shopで小道具を(その1)

2006年03月24日 | 陶芸小道具

今回は電気窯購入後、とりあえず10種類ほどの釉薬を粘土との相性や発色を試すため
試験的に少量(2リットル)購入することにしたので、2リットル用のふたつきバケツを10個購入しました。

他にも400円ほどの15リットル用の漬物用のたるをとりあえず3個購入しました。



これは釉薬を水に溶いて濾すときのふるいですが、何メッシュか表示がなかったので、
2種類買って見ました。

こんなに適当でいいのでしょうかねー?
まー、そのうち答えが出るでしょう。



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蕎麦猪口か湯呑か―2月の新作です(その1)

2006年03月22日 | 陶芸作品

陶芸教室の先生の秘伝の釉薬、紫紅を還元で焼いてみました。
不思議なパープルとブルーがでました。

この釉薬は黒御影土では酸化焼成で例のブルー、還元ではパープルがかったブルーを
白御影では澄み切った淡い水色を出してくれ土によって色々と楽しませてくれます。



今回は信楽の粒子の細かい白土でこんな赤みがかったパープルとブルーが一部に出ました。



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アマチュア陶芸家のうずらの卵になれる日は?

2006年03月20日 | 陶酔庵にまつわる話

昨日、我が「陶酔庵」に数年来の夢でありました小さな小さな「陶芸用電気窯」が入りました。

七輪陶芸を通して陶芸と出合って4年後のことでした。

3年近く陶芸教室に通いながら、多分、多くの人がそうであると思いますが、
作陶から焼成まで自分の窯でやりたいとの思いがつのっていました。

窯は大きいに越したことはありませんが、自分の身の丈にあったものから始めることにしました。
窯の中をお見せしたいのですが、電源を入れないと扉が開かないそうです。まだ見れません。
容量が小さかったり、還元焼成が出来なかったりと色々な制限がありますが、その状況の中で出来ることを楽しみたいと思います。



まだ電気の配線工事も済んでませんし、粘土、釉薬の購入等もこれからです。

まだしばらくは陶芸教室も続けますので、作品紹介も教室で焼いたものになります。

未熟な技術と小さな小さな窯で、これからも楽しく無理をせずに陶芸を楽しみたいと思っていますので、
これからもよろしくお付き合いください。




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冬の貴婦人

2006年03月17日 | 園芸

ウィンター・ガーデンの貴婦人との愛称を持つクリスマス・ローズ。

名前の通りクリスマスの頃に咲くのかと思いきや、我が家では例年今頃。

そのせいかなんとなくうつむきかげんで、季節を間違えた照れを含んだ装い。
そのたたずまいがなおさら愛おしい。



太陽のほうを向き堂々と咲く花もあれば、
このように日陰で可憐にうつむく姿もまた美しい。



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色々と遊びすぎました―1月新作シリーズ(その5)

2006年03月15日 | 陶芸作品

陶芸教室の先生がこれを見たとたん思わず「高台まで塗ってしまいましたか」とあきれ顔。

先生の言うことをほとんど聞かず「わが道を行く」タイプの私には普段はほとんど指導はないが、
その先生も思わず言ってしまいましたの感じ。

どうせ派手に塗るならとことんと塗ったものの、
苦手な電動ロクロにしては形はよかったのにと、後日使いながらさすがにやりすぎたなと反省。
時すでに遅し。



わが子にはいつも先生の言うことを聞きなさいと言い聞かせるが、
なんせこの親だから・・・・・・・・・



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登り窯・・・・・秘窯の里・伊万里大川内山―(その16)

2006年03月13日 | 紀行

さてこのシリーズも終わりに近づき、案内図⑯の登り窯を見ておこうと思って行ってみた。

かつて鍋島藩が献上品を焼いていた「のぼり窯」を再現したものだそうだ。

現在では秋祭りの行事の一つとして窯元全員で焚き、献上の儀式と言うものが行われているそうだ。



(その9)の窯元「虎仙窯」の喫茶店から眺めた風景です。



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甦る貴婦人たち

2006年03月11日 | 園芸

昨年10月の記事、「コスモスと長い髪の女と秋の空」で、
長い間,そこで咲いていた黄色や白色の水仙を掘りあげて移植したことを取り上げたが、
初年度の今年は咲かないのではという心配をよそに、その水仙たちが見事に咲いてくれた。
自然への計らいに感謝をしつつ、掲載します。









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色々と遊んでます―1月新作シリーズ(その4)

2006年03月10日 | 陶芸作品

陶芸をしていて一番困るのは、作陶を始めてロクロの上に土を載せても、
何を作っていいのか何を作りたいのかわからないときがある。

こんなときは結局、いつも作りなれた日常食器になってしまう。
新しいものは生まれて来ない。

たとえば人の作品などを参考にしてあれを作りたいと作品のイメージがはっきりしているときは、
気合の入った新しいものへの挑戦が始まる。

今回も前者であった。

素焼きの済んだ皿を前に何を書いていいのやら、イメージがわいてこない。
仕方ないのでとにかく四色の色化粧土を筆で塗る。
そこに魚を書くことにした。恥ずかしいような作品だ。



ところがこの作品が焼けて持ち帰ると、うちのチビにヒットした。
「お父さん、これ○○ちゃんに作ったとやろ?」



気に入ってくれたらしい。
今でも他の誰にも使わせない。
食事のたびにこの皿を使う。

私の作品がこれほど喜んで使われたことがあったろうか? ふと考えた。



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息子の昼ション

2006年03月08日 | 笑い話

昨日のことである。
だいぶ以前に、「息子の朝シャン」で主人公になった二男の話しである。

翌日に高校入試を控え学校は昼まで、徒歩15分の道をチンタラチンタラ40分ほどかけて帰宅中のことである。
家に着くなりゲラゲラ大声で笑いながらしゃべりだした。

「途中でションベンのしとーなってさ、前ば押えて来よったばってん、我慢しきらんごとなって、
○○ちゃんちの横で、立ちションベンばしゅうでしたら、間に合わんで学生ズボンのジュックリぬれた。
上着の学生服もぬれっとっとさ」ゲラゲラ笑いながら学生服の上着のすそを見せる。

ズボンはともかくどうすれば上着がぬれるのか?よほどあわてて○ン○んを出したのだろう。

幼稚園か保育園のレベルである。
これが高校入試を翌日に控えた息子かと思うと情けなくなった。

「だいも見よらっさんやったや?」親も親で期待する。
「だいも見よらっさんやった」と惜しそうに言う。そして付け加えた。

「最近、オヤジと一緒でおいも頻尿さ、一緒に泌尿器科に行こうか」

間違いなく私の息子である。笑ってもらえるなら、どんな犠牲もいとわない。
私も今、皆さんに笑っていただくために、我が家の恥を書いている。

「明日、試験になんば着ていくとや?」
「あ、そうか・・・・」と言ってしばらくして洗濯機の音がしだした。

ところで今頃、高校入試の真っ最中、
以前、「その都度」を「そのみやこのたびに」、「盲目のピアニスト」を「もうがんのピアニスト」と読み、
昨日は「ケアレスミス」は「ケアレ・スミス」さんと言う人の名前だと思っていたと言う。

一緒にいた友人家族もひっくり返って笑い転げた。
小さい頃からこの手のエピソードは山ほどある愉快な息子である。

昨晩は、「闘魂」と書いた黒い鉢巻を頭に巻いて、空回りの気合を家族に誇示し
夕食の準備をし、夕食後も一向に机に付くこともなく寝てしまった。



「どうぞ、神様、試験中にションベンを漏らしませんように!」

親の願いも落ちる一方である。




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陶工無縁塔・・・秘窯の里・伊万里大川内山―(その15)

2006年03月06日 | 紀行

写真中央の左端にピラミッドの形をした墓が見えますか?
紹介しようとしてるものが小さくて申し訳ないが、高麗人をはじめ陶工の無縁墓標880余を集めてピラミッド型にした供養塔だそうです。

体力の限界で現場まではいけませんでした。この次訪れるときは、是非行って見たいと思います。

一般的に観光客が焼き物を目的に歩くのは私が紹介した窯元が軒を並べたいわゆる中央の通りを歩くのですが、
その部分はこの秘窯の里の五分の一位にあたるのでしょうか。

案内図を見ていただければわかるとおり中央通りの右側にも広い公園や広場があります。
またこの秘窯の里を囲むように遊歩道や林道や参詣道もあります。

この次訪れるときは是非、この写真の公園や先ほど書いた広場等も歩いてみたいと思います。



この写真は確か(その6)のわき道を入ったところで、柿木にたわわに実が付いているのを撮ったものです。



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秘窯の里・伊万里大川内山―案内図(再掲)

2006年03月05日 | 紀行



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