「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

鉄絵で遊ぼう!(1)

2008年04月22日 | 陶芸作品


何か描きたいんだけど、何を描いたらいいのやら!
全く絵心のない私には、いつも付きまとう悩み。
でもとにかく描いてみようと筆に鉄絵の具を含ませてガ~~~~!グシャ~~~!!
終わり。

口径15cm、高さ9cmの茶碗と言うのかドンブリと言うのか?そうだ・・お茶漬けドン!
並信楽の土に鉄絵を描いて見込みにも外側にも織部を一部に。
見込みは石灰透明釉を掛け、そのまま外側に自由に流した。
基本的に焼締めのつもり、織部が薄く緋色の方が濃く出た。

こんな鉄絵や釉や釉との重なりの部分はどんな色に出るんやろ??と
窯出しは結構楽しみ。
ワクワクした後はガックリ!この繰り返し!








今度はまたまた小さなぐい呑み、自作の黄瀬戸を掛けてみた。
石灰透明に比べて実物は茶色味を帯びてます。







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釉の厚掛け、薄掛け

2008年04月18日 | 陶芸作品


口径16cmの飯腕と久々のてびねりの湯呑とカップの3品。
土は黒陶土に少量の御影白土、釉薬はお気に入りのこまち糠白。
同じ組み合わせで狙った釉調はこちら

より濃いブルーを出そうと欲張ったのが原因。
釉が厚すぎた。白濁の方が勝った。また一つ勉強になった。
黒土だろうが赤土だろうが釉を厚く掛けると白釉に近くなる。
これが土灰釉の気まぐれさか?こちらの思惑通りに言う事を聞かない厄介なやつ!
ねじ伏せようとすると余計に逆らってくる。











湯呑とカップには白濁の玉だれが出来た。








今日も朝から先ほどまで病院を3軒ハシゴ。
総合病院の脳神経外科でのMRI検査で左腕・両足のシビレの原因が脳ではない事までは分かった。
毎回のオシッコを計量カップで測り始めて一週間がたった。
段々、面倒くさくなってきたので一升瓶に貯めて、マジックで線を引いて何合で報告しようかな??
先生、怒るかな??
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横からでも見込みの見えるテストピース

2008年04月16日 | 釉薬


我が家のケアレ・スミスから「もう素焼き後のペーパー掛けは省略しなさい!」と助言を受けて数ヶ月。
そのときの欠けた湯呑は自作の黄瀬戸釉のテストピースになった。
その次の素焼きの窯だけはペーパーを掛けなかった。

そしてまた次ぎの窯は同じ事をやってしまった。またケアレ・スミスに叱られた。
「何度言っても懲りないオヤジだね~~~!!」

そこで丁度自作の黒釉を作っていたので試してみることにした。
原料は赤土を水に溶き、かき混ぜてその上水だけを乾燥して粉末を採ったものに
50:50の割合で自作の土灰を加えた。
そこへ本当はクロマイトをとの事だったが手元になく、代用が効くのかも知らぬまま、
使い道がなく手元に残っていた黒顔料を外割りで5%加えた。
口縁部には艶があるが、外側の下半分はマット調。

その後は自分で試行錯誤をして探しなさいと言う事であったが、自分の評価すら出来ない、
したがって未だにどういじっていいのかわからない情けない弟子である。

釉薬を作っていつもいえる事だが、知識不足から作るには作るが、その後の調整が全く苦手な
不勉強な弟子でもある。







この調合を教えていただいた秋田の師匠が今年も秋田こまちの糠灰と秋田杉の土灰を送ってくださった。
長い水簸と乾燥の重労働の成果である貴重な出来立てホヤホヤのまだ湯気(煙?ではまずい!)
の立ち上る2008年春新製品。
そのご苦労を知っているだけに一層申し訳ない気持ちで一杯です。
大切に使わせていただきます。本当に感謝です!
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凝りもせず進化もしない粉引きたち

2008年04月14日 | 陶芸作品


信楽赤土4号粗めに白化粧土を掛けた中鉢2品と今では焼酎のお湯割りに大活躍の湯呑、
さらに「寝る前に緑茶を一杯!」シリーズのぐい呑み1品。
白化粧土も進化することもなく、もはやどういじっていいのか分からず進化停止状態!!
それでも赤土には半分は白化粧土を掛け続ける他、知恵がない。



























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病院のハシゴと明星桜

2008年04月12日 | Photo Album


写真は樹齢200年の伊万里市の明星桜。友人が誘ってくれたが、時はすでに遅く葉桜となっていた。
幹の根元は痛み、大きな幹や枝が切断されたり悲痛な姿であったが、この桜を生かすために必要な治療であったろう。
全ての幹や切断された多くの枝が健在であった頃を推測することに専念した。
目の前にあるものから想像は枝葉を伸ばし、最盛期の美しい姿が浮かんで来た。

話しは変わるが、若い頃はよくハシゴをして呑んだ。今は病院をハシゴするのが仕事。
昨日朝10時から夕方5時までミッチリ4軒。病院を数える単位はなんだろう?まー、同じハシゴだから4軒。

本来の持病(特定疾患・難病)を忘れるくらい他の病気で忙しい!これでもか、これでもかと病は襲い来る。
胃痛・腹痛で悶絶したのはつい先日の事であった。
今度は数週間前から気になっていた両手、両足のシビレがいよいよ本格的はものになったので、
昨年、頚椎の椎間板ヘルニアの治療をした整形外科病院へ思い切って行ってみた。
レントゲン、針治療、首の牽引等を済ませた。
これで済めばよかったのだが、やはり体のシビレは脳と関係があるらしく、大きな病院の脳神経外科への紹介状を書かれた。
これで来週も退屈せずにすみそうだ。
さらには問診の際ついつい、先日記事にも書いた「頻尿(貧尿?)、尿漏れ(ほんのチョットです!)」を口走ってしまった。
「隣が泌尿器科だからここにも紹介状を書いとくから!」
隣の病院へ、丁度昼休みで2時間待った。そして問診の後、診察、なんと恥ずかしい姿。
前立腺の検査をした事がある人にはこの先は分かるでしょう(笑)
そして明日は前立腺ガンと尿流量測定(子供の頃よくやった小便飛ばし競争)の検査をするので、
「排便を済ませて、尿は貯めて来てください!」
そんな器用な事出来ません。蛇口じゃないんだから。

明日の小便飛ばし競争、せめて最低でも蛇口から真下に落としたい!
下手な急須の口のように後引きだけはしたくないな~~~~~!!











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お猪口?杯?

2008年04月10日 | 陶芸作品


信楽赤土に秋田こまち釉を掛けました。
釉が流れた釉溜りには気泡を含んだ厚いガラス質が特徴。
厚掛けをすると玉だれが出来ます。


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新「こまち糠白釉」の焼成テスト・・御影白土

2008年04月08日 | 陶芸作品


自宅陶芸を始めた3年程前に10種類ほどの既製品の液体釉薬を買ったのですが
ほとんどが全く減っていきません。
しばらくして土灰釉というものを知ってその虜になってしまったからです。
特に土灰釉は既製の液体釉薬に比べて素焼きの器をサットくぐらせても厚く掛かるようで、
そのため気に入った土灰釉はあっという間に無くなってしまいます。

今回は残り少なくなった「こまち糠白釉」を残りの原料をあるだけを使って作りました。
今では古いものと作り足したものは、合体してますが、作り足した時に試しに単体で焼いたものです。
最初に作ったものを同じ御影白土でテストしたものはこちら
少し厚く掛かったのか、最初のテストで黒い点で出ていた物がブルーの点に出たりと
若干釉調が違います。





こちらは同じものに織部を薄く流してみました。





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人知れず、桜の満開!

2008年04月06日 | Photo Album


当地には全国的に有名な桜の名所などはない。
小さな桜並木が点在する程度。
その中でも、さらにほとんど人に知られない小さな公園に
人知れず桜の花が今が盛りとばかりに精一杯咲いている。








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メタボな湯呑・・並信楽土とこまち糠白釉

2008年04月04日 | 陶芸作品


つい先日、メタボな私は夜中のと言うより明け方4時頃、激しい胃痛と腹痛に襲われ、
2時間ほどトイレで七転八倒、途中「おーーーい!救急車、呼んで~~!!」と叫ぶが、
家族はぐっすり夢の中、おおらかな人達、誰も起きてはくれず、寒いトイレの中で孤独な闘いを強いられた。
奮闘1時間、上からも下からも何も出ない。トイレに這い蹲ったり、便器にもたれたり、
もうたまらんと強行手段に出た。指二本をのどの奥深くに突っ込むと、やっと出た。
これを数回試みる。
少し楽になった。しばらくすると下からも・・・
次の試練は、これが同時に襲ってきた。体の硬い私は、自分の体がナマコのように柔らかくなる事に気づいた。
しばらくして少し楽になった。気がつくと2時間経過していた。
孤独な闘いを終えて、布団にもぐりこみ再び痛みを感じながら寝た。

そのまま、11時まで寝ていた。起きてあわてて病院へ、何も食べていないので胃カメラが出来る。
病院では度々トイレに走りこむたびに、順番が来ては呼ばれ、いないので次の人~~~。
人生、ついてないときはこんなもの!!

器の写真の前に汚い話しになってしまったが、これが現実。
その日以来おかゆが続き、確実に自分の中でテンションが落ちて行った。
昨年11月、12月も小さなことがきっかけで二ヶ月間何も制作できなかった。
今回は早く立ち直りのきっかけをつかまねば!!
写真のメタボな湯呑が何故か便器に見えてきた。今日は(笑)えない!!

と言う事で、ここまでは落語で言う「つかみ」、つかみでお客さんを逃がしてしまった落語家みたいだが、
これからが本題、本題は短い!

前回は並信楽土に白化粧を掛けた器にいろんな釉薬を掛けてみましたが
今回は並信楽土にこまち糠白釉を流した湯呑と掛けたマグカップの二品。
釉の掛かっていない部分には緋色が出ています。これ、結構気に入ってます。











少しはお口直しになりましたか??

なになに、つかみが頭に焼き付いて、私も便器に見える? TOTO?
そんなロゴどこにも入っていませんよ!
それはよくない! 早速外へ出て深呼吸をしてみてください。
さー、どうでしょう?





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並信楽土と白化粧・・灰釉と透明釉の比較

2008年04月01日 | 陶芸作品


今回は並信楽土に敢えて白化粧土を施し、釉薬を変えてテストをしてみました。
この上下の写真はこまち糠白釉を掛けたものです。







これは秋田こまち釉を掛けたものです。










これは石灰透明釉を掛けたもので、粉引きです。
同じものでも釉薬によってこれだけ色調や雰囲気が変わります。


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