「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

夏の夜の想い出(3-6 最終回)

2007年09月28日 | Photo Album

8月5日以来続いたこの迷惑シリーズもいよいよ最終回、約束どおりに9月いっぱい粘りました。

シャッター速度と絞り値を変化させる事で、花火が露出オーバーになったりアンダーになったり
するのを適正露出に調整します。

今回は初めての花火撮影で私も全くワカリマセンでしたが、この数字の組み合わせで大体の感触をつかんでください。

時系列で掲載したのですが、だんだんしりつぼみで面白みがなくなり恐縮です。
来年はもっといい場所からいい写真を撮って掲載したいと思います。
それにしても田舎の小さな花火大会、有名な花火大会のようなきれいな物は上がりません。

上の写真はたまたま操作上のミスで今回のシリーズでは私が一番好きな写真になりました。
普通は合成するか多重露出を使うと撮れるのですが、これはシャッターの開放中に間違って
ズームを広角側に動かしてしまったのです。
でも意外とミスが面白い写真を生んだりと何が起こるかワカリマセンね!

今回も9月22日の続き。

お約束どおりの無修正、つまりトリミング、補正一切ナシ!!
参考数値はシャッター速度・絞り値のみ記載。



↑  8秒・11.0 



↑  4秒・13.0 





↑  9秒・13.0 





↑  7秒・13.0 





↑  8秒・13.0 





↑  28秒・13.0
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自作「秋田こまち釉」試作第一号の焼成テスト(御影白土編) 

2007年09月26日 | 陶芸作品


先日完成した自作の「秋田こまち釉」を手元にあった5種類の土、
御影白土・赤土、唐津土、信楽赤土4号、黒陶荒土を使い、
それに既製白化粧土、自作白化粧土、呉須、弁柄を使いながらテスト焼成してみました。

今日はその中で御影白土を使って、呉須、弁柄など試した器です。




※土と釉薬のみ





 

※上の2品は呉須で苦手な模様を入れてみました。下のスープ皿は呉須が少し流れました。

 

※同じく弁柄が少し流れましたが、苦手な私にはハッキリしたものより味わいがあるかも??




※先日の焼締めのタタラ角皿と同じ物で試しましたが、完全に釉掛けの失敗で皿の上に載せて回わし流そうとしたのですが、
量が少なく全く流れずに留まってしまい削り落としたらムラが出てしまいました。



コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

だんだん小さくなる器・・・白化粧土恐怖症

2007年09月24日 | 作陶工程


白化粧土での崩壊で万歳を叫んだのもつかの間、ただでもロクロで小さな器しか挽けない
私の器がますます小さくなっていく。
それも茶碗や皿やドンブリや広がりのあるものは当然避けて、直線で上に伸びる湯呑だけ。
原因は白化粧土恐怖症。

恐る恐る内側と外側と掛分けることにした。しかし早くも内側を掛けた段階で一番薄めの湯呑に亀裂が!!

しばらく乾燥させ今度は外側に掛けた。何とか踏ん張った。

ついこの前までジャボンとズブ掛けしていたのが嘘のようだ。











コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の夜の想い出(3-5)

2007年09月22日 | Photo Album
↑  4秒・14.0 


今回も9月16日の続き。今回は少しシャッター速度と絞り値が変化します。

お約束どおりの無修正、つまりトリミング、補正一切ナシ!!
参考数値はシャッター速度・絞り値のみ記載。




↑  3秒・14.0 



↑  2秒・14.0 




↑  4秒・11.0 




↑  5秒・11.0 




↑  8秒・14.0 





↑  2秒・13.0 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自作釉薬テスト用の素焼き

2007年09月20日 | 焼成




毎年、夏は暑くて制作ペースが落ちるが、今年の夏は一段と暑く我が「陶酔庵」は蒸し風呂状態。

私の体力ではもたない。
しかも今年は頚椎を痛めさらに制作が遠のいていた。

頚椎の痛みが出る前から少しづつ作りためていたものがあったので、
今回は先日作った秋田こまち釉のテストを行う事にした。

幸い、土も御影白土・赤土、黒陶荒土、唐津土、信楽赤土4号と
白土2種類、赤土2種類、黒土1種類とたまたま揃った。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひだすき焼締めタタラ角皿

2007年09月18日 | 陶芸作品




ひだすきといっても稲藁の量が少なかったのか、緋色の出た部分は少なかったようです。
土は御影白土、サイズは30×19。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の夜の想い出(3-4)

2007年09月16日 | Photo Album
↑ 8秒・14.0 

今回も9月9日の続き。今回は少しシャッター速度が変化します。

お約束どおりの無修正、つまりトリミング、補正一切ナシ!!
参考数値はシャッター速度・絞り値のみ記載。



↑ 5秒・14.0 



↑ 4秒・14.0 



↑ 5秒・14.0 



↑ 5秒・14.0 



↑ 5秒・14.0 



↑ 5秒・14.0 



↑ 6秒・14.0 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自作土灰釉試作第一号の焼成テスト(その2)

2007年09月14日 | 陶芸作品


前回に続き、初めての自作土灰釉を大き目の茶碗や湯呑でテスト焼成してみました。

土は全部唐津土、白化粧土を掛けたもの、弁柄で鉄絵を入れたもの、等を組み合わせてテスト焼成してみました。酸化焼成。


前回の記事のコメントで温かいアドバイスを頂きましたので、次回焼成では釉薬の調合を変えたり、温度を上げたりと
色々試してみたいと思ってます。



※鉄絵のみに土灰釉




※白化粧土に鉄絵に土灰釉







※鉄絵のみに土灰釉・・・・高台は切り糸の跡を残しておしゃれに??・・周りの土をあまりに大胆にカットしたのでせっかくの切跡も小さくなった。




※白化粧土に鉄絵に土灰釉

こうやって見てみると、乳濁?白濁?の釉薬に白化粧土の効果はほとんど見られない。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自作土灰釉試作第一号の焼成テスト(その1)

2007年09月12日 | 陶芸作品


最初に調合したのはもう随分前のような気がするが、その後メッシュで濾したり、
ミキサーに何度も掛けられた初めての自作土灰釉
大き目の茶碗でテスト焼成してみました。

結果はご覧のとおり。
口縁部をはじめ全体的に粗いブツブツが出たり、白化粧土やベンガラの鉄絵は流れてしまった。
色調は全体的に乳濁と言うのか白濁と言うのか?
見込み部分はマット調でガラス質が薄い。
釉薬が完全に溶け切っていないのでは?焼成温度は1220度。低いのか?

なにぶん、土灰、ワラ灰ともに完全自作を使った試作第一号、これが自分の土灰釉としか言いようがない。

分かるのは好き嫌いだけ。

不安定な要素の大きい自作釉薬はやはり難しい。
それだけに思いもしない景色に出会った時の喜びが大きいのだろうが。

本来、土灰釉とはこれだ!と言う正解はないのだと思うが、何かお気づきの方は教えてください!

土は全部唐津土、白化粧土を掛けたもの、弁柄で鉄絵を入れたもの、等を組み合わせて
テスト焼成してみました。酸化焼成。


  

※ベンガラのみに土灰釉


  

※ベンガラのみに土灰釉


  

※白化粧土のみに土灰釉
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朋あり遠方より来る、故郷の磯にて竿を垂れ、亦た楽しからずや

2007年09月10日 | 交友録


9月5日の記事の文頭に登場した千葉の友人。

小、中、高と同級生で、特に中、高では同じサッカーで汗を流した遊び仲間。
38年前に駅のホームで涙の別れ、そして18年前に一度再会。祝杯を挙げ、我が家に一泊。

その際、彼の夢であったなつかしの故郷の磯で釣り糸を垂れさせる事が出来なかった。
その悔いは18年間続いた。

9月5日の時点で彼は中国のアモイと北京間を仕事で飛びまわっていた。
彼の身内の慶事が長崎で8日にあることは知っていたが、日程的にほぼ無理だと聞き、
18年ぶりの再会はほぼ絶望的と諦めていた。

そこへ7日の夜、関東地方はあの台風一過の晩、何とか帰国したとの連絡。千葉の自宅へついたのは深夜だったらしい。

8日になんとか慶事に出席できそうとの連絡。

9日、長崎市の端の実家から、昔はバスがわが街まで走っていたそうだが、
今や、途中にバス路線が廃止された部分もあり、バスを乗り継ぎ、途中タクシーを使い何とか昼過ぎに着いた。

迎えに行ってまっすぐ、撒き餌、釣りえさ、道具一式の手配を頼んでいたいとこの家へ。

「例の歩いて5分の地磯」である。なんとか二人で釣り糸を垂れる事が出来た。

しかも実質たったの2時間半程度の釣りで彼は28cmの黒鯛をあげた。

18年間の懺悔が少しづつ晴れていく。


世界中の釣り人のバイブルとして300年以上愛読されているアイザック・ウォルトンの名著『釣魚大全』。
その結びの言葉  〝 Study to be quiet! 〟

この言葉を地で行くような穏やかなる友の姿であった。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の夜の想い出(3-3)

2007年09月09日 | Photo Album


↑ 7秒・20.0 

8月31日の続き。今回は少しシャッター速度と絞り値が変化します。

お約束どおりの無修正、つまりトリミング、補正一切ナシ!!
参考数値はシャッター速度・絞り値のみ記載。





↑ 7秒・20.0 





↑ 16秒・20.0 





↑ 3秒・13.0 





↑ 6秒・13.0 





↑ 5秒・14.0 





↑ 4秒・14.0 





↑ 18秒・13.0 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋田こまち釉 完成!

2007年09月07日 | 釉薬



先日、秋田からご好意で送っていただいた釉薬原料を使って秋田こまち釉に挑戦しました。
まず今回は頂いた中から、土灰(美林秋田杉の皮やこばの灰)と籾灰(秋田こまちの籾殻の灰)
それに中国ソーダ長石の3種類で調合してみる事にしました。

プロの陶芸家はそれぞれにポットミルやスタンパーミルなどという粘土や釉薬の原料を細かく砕く
専用の道具を持っているのですが、
それを持たない我々素人にはそれなりの苦労があるのです。

それを察して、送ってくださったkarwen16さんから釉薬を作るにあたってのご丁寧なアドバイスを頂きました。





そのアドバイスにしたがって、まずは一番手ごわそうな土灰を念のためにフードプロセッサーに掛けてみました。
見た目は細かい粒子に見えますがこれがなかなか。




それから3種類の原料を並べて、再びジューサーミキサーに水を入れ、とりあえず
土灰だけを入れて、先日のように煙が出ないように、1分回して1分休む、
これを3回繰り返す。そして水を加えながら長石と籾灰を加えていく。
さらにミキサーを回し、ふるいを通してバケツに。
ミキサーで土灰を粉砕しやすいように、水の量は気にすることなく、
完成した後にうわみずを抜いて濃度の調整はすることに。

この作業を繰り返すこと5回かな?
毎回濃度は違うのでバケツに完成した釉薬をもう一度攪拌し、
まとめてもう一度、ふるいに通す。






完成した秋田こまち釉、ワラ灰を使った自作の土灰釉が真っ黒だったので
黒いものと思いきや、意外と白かった。
そういえば籾灰はワラ灰と違って黒くないんだな、白いんだな。・・(なぜか山下清)

こうやって、先日からの自作土灰釉、自作白化粧土、今回の秋田こまち釉と完成したが、

早く結果を見てみた~~~い!!

karwen16さん、釉薬原料や丁寧なアドバイス、本当にありがとうございました。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タタラ角皿5枚組み

2007年09月05日 | 陶芸作品


今年の3月に千葉に住む私の友人の奥さんから頼まれた白い板皿。
私の体調を気遣っていつでもいいから、と言ってはもらったものの、はや半年が経った。

私の年齢になると少し肉料理がつらくなる。友人夫妻も同じく、どうしても魚の焼き物などが多くなり、
それをまるごと一匹載せる白い皿が欲しいとのことであった。

そこで、3月3日の展示会の記事を読んで、最後の写真の白い板皿がイメージにぴったりとのメールが届いた。

希望の写真の品はひだすきの焼締めで、魚の焼き物は匂いが染みると思い透明釉を掛けた。

焼締めとツルツルでは雰囲気が少し違うと思われるかもしれないが、
長く使って欲しいので染み込みなしにしました。



タタラ角皿の場合、中央の反りや縁の亀裂、縁上げが本焼きで戻って平皿になったりと
やはり難しい。しかし今回は縁の亀裂だけは防ぎたいと、布を当てて何度も擦るようにしっかりと締めた。
おかげで縁の亀裂はなかったが、少し反りが出た。
5枚作って少々悪い子がいても、まーいいだろう!

土は御影白土・石灰透明・OF
サイズ:29×19cm




気に入ってもらえるといいが・・・もう忘れたかな??
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白化粧土、崩壊のリスク・・・本当だ!!

2007年09月03日 | 釉薬


つい先日、まだ頚椎ヘルニアからの首、肩、左腕の痛みやしびれがとれず、
医者からも「陶芸禁止! 解禁」の許可もおりぬまま、
黒陶荒土で小さな湯呑と小鉢を3品、肩慣らしに作ってみた。

やはり、土練りは省略してもロクロの土ころしが痛い!

そして何とか削りを追え、先日の自作白化粧土を初めて掛けてみた。

5分ほど洗い物をして振り返ると、写真の通り見事な崩壊ぶり。

思わず万歳を叫んだ!

何故か? それは以前も書いたことだが、多くの人がブログで白化粧土の崩壊のリスクを説かれる中、
私は陶芸教室時代3年間、それに自宅陶芸での既製品の白化粧土使用3年間、計6年間
白化粧土を使用して崩壊したことがなかった。
特に陶芸教室では週に1回なのでいろんな乾燥状態で構わずに掛けていた。それでも崩壊はしなかった。

と言う事で疑惑は自分の使用している白化粧土に向けられた。これは本物ではないのではないか?
少なくとも素人向けに作られた崩壊しない白化粧土、そんなもんがあるのかないのかは知らない。

そういうわけで私は長い間の念願であった初めての夢の崩壊を体験した。
そして多分、人並みの白化粧土を手にしたであろう事を喜んだのである。

しばらくして、亀裂が入った隣の小鉢も見事に腰から砕け落ちた。
そしてしばらくこの崩壊ぶりを見ていたら今度は怖くなってきた。
こんな小さな湯呑でこの崩壊の様、もう白化粧土は使えないのでは?

今度、病院に行ったら・・・「白化粧土恐怖による解離性障害」と言う診断名が・・・
治療はモンゴルで・・・ウランバートルから400キロの温泉・・・俺にはキツイ!!








コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする