何回かこのブログに登場した
シャイなおじさん。
何かと私のことを気にかけて無農薬の野菜や自慢のタマゴを届けてくれる。
そのおじさんから、昨年夏ごろ
「熊は寒くなれば冬眠、ゴリは暑くなると夏眠。7月から9月まで夏眠。よろしく。」
とのメールが届いた。
意味はよく分からなかったが、しばらく探すなとの意味だろうと2ヶ月ほど連絡を取らなかった。
2ヶ月ほど経ったある日、
「セッチンの中で夏眠しとったけん、ブログも見とらん。 元気しとーや?」
といよいよ訳のわからないメールが届く。
数日後、見違えるほどやせこけて我が家を訪れ、詳しく様子を聞くと、
大変な手術を受けて2ヶ月間病院に入院してウンコの始末も看護師さんにしてもらう日々が続いたとのこと。
ジックリと考えてみると、シャイなおじさんらしい心配りのある粋なメールである。
それを見抜けず失礼をしてしまった。
写真の両側には自分でコツコツと作り上げた鶏舎に以前は300羽を越す鶏がいたが、
そんな事情でほとんどを人に譲り、わずかに50羽ほどを親戚に面倒を見てもらってたらしい。
手作りの無農薬野菜など全てにこだわったエサを与えているので大変なのだ。
タマゴの黄身の色や張りが全く違う。アレルギーの人もこれだけは食べれると言う。
そんなおじさんも時間の経過と共に、体力を快復し、昔の元気なゴリさんが戻ってきた。
昨年末に、私を迎えに来てくれてこの山暮らしの本拠地の別荘で新しく作ったデッキの上で、
薪ストーブをたいて、もちを焼いたりコーヒーを飲んだりと私を楽しませてくれた。
ほとんど外出できない私に新鮮な山暮らしの雰囲気を味あわせてくれた。
この山小屋は高い広葉樹に囲まれている。
その森を抜けると、広いため池が青々と美しい。鳥達の生息地だ。
逆方向に少し歩くと、陽の光を浴びて緑の恵が輝いている。
シャイなおじさんの元気な山暮らし復帰を心から喜んだ。