「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

定番のブルー・・・カップ2品とぐい呑み2品

2008年06月30日 | 陶芸作品


最初にこのブルーに出会ったのは、黒陶土で作ったこの小鉢。釉薬はこまち糠白釉。
陶芸教室時代からブルーを追い求めてきた私にとって驚きのブルーだった。
そしてつい先日、友人からの5個組の注文も試行錯誤を経て何とかこなした。



今回、量産体制??に入ったのは「勘違いから生まれたカップ」。
何回挑戦してもロクロの苦手な私には同じものができない。まだ本焼きが済んでないものもたくさんある。
今回は先日の5個組の注文と同じ黒泥土。
重なりの部分だけは、失敗の教訓を生かし、サンプルよりも上手くいった。








サンプルとはいよいよ形が違うが・・・まー、いいか。ここが土素人の甘え。
注文だと、こうはいかんぞ~~~!!とどこからか声が聞こえる。だいぶ遠い。





続けて小ぶりのぐい呑みを2品。








記念?に先日の刷毛目タタキ丸皿と小鉢のスリーショット。


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「北国vs西国 キュウリ比べっこ対決」

2008年06月27日 | 園芸



妙なことからブログ仲間であり、我が陶芸の釉薬の師匠でもあるkarwenさんと、
お互いが自宅の菜園に植えたキュウリの比べっこをすることになった。
題して「北国vs西国 キュウリ比べっこ対決」

karwenさんは表には出さない優しさを秘められた方で、時々私が無気力になったり
元気がなく弱ったときを見計らって(笑)、このときぞとばかりに妙な方法でチクチクと刺激・挑発をしてこられる。
そして私もなぜか吸い込まれるようにそれに乗ってしまうのである。

そしてしばらくすると自分の脳から今まで囚われていた事柄が消え去り、
新しい挑発に対する奮起した自分がそこに現れるのである。
それでも倦怠感はとれないのである。

ところで、この対決、魚のキスの30㎝大を「尺もの」とか「ヒジ叩き」とか呼ぶが、その話とは全く関係なく
「ヘソ叩き」対決と言うあらぬ方向へと発展しそうな様相である。
まー、この話にはこれ以上触れないことにして・・・・聞き流して下さい。


そこでまずは敵方を油断させるためにも、赤ちゃんのおチンチン程度のサイズから・・・





負けたときの言い訳のためにも、こんなに恵まれない菜園の全体的な状況も・・・・





こんなに狭い菜園にトマトやいろんな野菜の苗が込み入って窮屈そうな状況も・・・





さらにはキュウリのつるの根元が白癬病(長い間キュウリの病気と思っていたが、これは人間の水虫のこと??)
ではなく白斑病やつる枯れ病にやられて下葉は枯れかかって黄色く痛んでいる様子も・・・





とは言っても敵方に弱みばかりを見せてなめられても困るので、
少し驚かして、だいぶ育ってきた大き目のキュウリの姿を、
小さな写真でさらりとさりげなく・・・・


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粉引き・・・もうひとつのタタキ丸皿

2008年06月23日 | 陶芸作品


先日の刷毛目タタキ丸皿の制作の後に、そのときの教訓を生かし
タタキ板等の小道具も完成させてもう一枚のタタキ丸皿に挑んだ。

先日の刷毛塗りに対してズブ掛けでテスト。刷毛塗りに比べてムラはなく指跡のみ。
叩きも少しは上手くなって、前回に比べて随分薄く均一で軽くなった。
口径は同じく28cm。







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季節はずれの渡り鳥

2008年06月21日 | Photo Album


ちょっと気分転換に渡り鳥のショット!
季節はずれなのは渡り鳥・・・じゃなくて、
今頃アップする季節はずれのオヤジ!!
見事な変態非行ごらんあれ・・あれあれ・・・編隊飛行です。


でもいくら梅雨とは言え、ぶっ通しまる一週間の土砂降り大雨。
いささか、いやんなっちゃった~~~。
気分転換に雨の降らない景色が見たい!!















映画『ニュー・シネマ・パラダイス』でサルバトーレ少年の中年期を演じたジャック・ぺランの監督による
映画『WATARIDORI』も先日BSで放送してたので季節はずれも、まー・・・いいか!!
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映画「最高の人生の見つけ方」

2008年06月18日 | 映画・音楽


1時間30分程度の映画によって最高の人生が見つかるわけでもあるまいが、
特にここ数日、一日中部屋に閉じこもり何もせずに時間が過ぎ去っていくことに苛立ちがつのっていたので、
とりあえず日常から飛び出して非日常に浸ってみることにした。

目的は、映画「最高の人生の見つけ方」。余命6ヶ月の映画。
映画「カッコーの巣の上で」以来追い続ける俳優ジャック・ニコルソン。
「狂気を演じさせたら右に出るものなし」時に「凶器」にすら変じる。
その狂気が映画「アバウト・シュミット」では老いていく金持ちの悲哀を演じた。
狂気が演じる悲哀にはなんとも言われぬ哀れさが漂い、他の俳優の追随を許さない!

今回の映画「最高の人生の見つけ方」にはさらに大きな一味が加わった。
「勤勉と静穏を演じさせたら・・・」のモーガン・フリーマンが相方。

二人の競演が私を外に連れ出した。

映画「HEAT」でのアル・パチーノとデニーロの競演を超えるかと!!

作品としては「カッコーの巣の上で」同様に超大作などとはほど遠い小作品である。
誰もが見る大作よりも日の目を見ない小作品の中に名作を見つけたときの喜びは大きい。

これは男の物語。
死ぬ前に「家族よりも大切なものがある!」と錯覚できるものをもてるか否か。

友人諸君!「錯覚でいいから・・・!」「錯覚でいいんだから・・・!」
「せめて家族よりも大切なものに・・・・・!!」

とアメリカ映画を連ねながらも、私はアメリカ映画は嫌いです!
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春のもみじと菖蒲

2008年06月17日 | Photo Album





前回の当庵のロゴ変更、篆書(てんしょ)による書体、
私にはどうしても「師酸庵」にしか見えません。
この庵には、「たいそう口が酸っぱい、苦が口たたく、口うるさい親父がいますよー」
というケアレ・スミスの仕掛けた暗号にしか思えません(爆)

一昨日の日曜美術館で没後100年を記念して、
「伝説の書家・三輪田米山・・泥酔で傑作誕生?型破りで天衣無縫・世界第一級」・・という番組を
スミスと一緒に見ていました。
松山出身で、シラフではどうしても型にとらわれるが、一升、二升と呑み進むうちに
型にとらわれない天衣無縫で自由闊達な傑作の書が生まれたそうです。

「親父もガンガン呑んでロクロを轢いたら?」とスミスに皮肉を言われました。
別にとらわれるほどの型(基本)も持ち合わせていないし、
シラフでも酔っ払ったような歪のあるロクロしか轢けないと言わんばかりです。

すべて事実だからしょうがないか・・・・。(爆)

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「陶酔庵」のロゴ変更・・・スミス君のおかげです!

2008年06月15日 | 陶酔庵にまつわる話


皆さんほとんどお気づきにならないと思いますが、当ブログのプロフィールには
「陶酔庵」のロゴ写真が入っています。

これは我が家のケアレ・スミス君の書によるものですが、先日徹夜で書に励んだそうで、
その際、気分転換に書いたそうです。

ケアレ・スミス君は受験勉強で眼が輝くことはありませんし、また徹夜で頑張ることもありません。
ただ提出期限に迫られて、書をするときだけは、何時までも起きています。眼の色も違います。輝きます。

受験勉強の時は未だに、小さな子供のように机に右腕を伸ばして、顔をノートや教科書に
べったり付けて寝ています。

時々、おどして起こすと、寝ぼけて顔を上げ、よだれを垂らしてノートや教科書はベッチョリです。
あわててよだれを服でぬぐいます。

それからしばらく彼独特の寝ぼけた不可解な時間が過ぎていきます。理解不能なことを口走ります。
小さい頃からなので今では驚きませんが、そばで見てると笑いが止まりまセンヨ!!

その昔、急に走り出して玄関でオシッコをしたのを今でも思い出します。


そういう訳でこれまでの書体は行書だそうです。↓




新しいロゴの書体は篆書(てんしょ)というそうです。 ↓






書に関して知識も造詣もない私にはまったくわかりません!!
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粉引き・・・刷毛目タタキ丸皿

2008年06月11日 | 陶芸作品


丸型蛍光管と叩き板、丸ワッパを使った作陶の様子をすでに掲載した口径28cmのタタキ丸皿
3月3日に化粧掛けまでの様子を掲載して、数ヶ月を経て焼き上がりのアップ。口径25㎝に縮んだ。
相変わらずのスローなペースで陶芸は進む。

何度も乾燥を待って繰り返し白化粧を刷毛塗りし,かなりの厚化粧のつもりだったが、結構土がアチコチにのぞく。
さらにはかなり重い。底が特に厚そう。団子から自分の体力の限りを尽くして叩いたが、まだ叩きが足りなかったようだ。
団子からはつらいので次回は少し厚めのタタラから叩いたほうが楽そう。
この重さでは茶棚の奥に押し込まれるだろう。
結局、毎日の夕食で使用されるのは、昔作った薄くて軽い皿。
作った者の意気込みと思い入れは必ずしも使う家族の思いとはならない(悲涙)。
いわんや他人をや!!










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自作黒釉調整後の焼成テスト

2008年06月08日 | 釉薬


初めての黒釉の焼成テストの結果はコレ↓




この結果を見て、何の根拠もなく秋田こまちの天然藁灰を20%釉薬に追加した。
その結果を、前回のコナラ土灰釉と同じく4種類の土で焼成テストしてみました。
同じ順番で

まず黒陶土にかけてみました。


 


唐津土にかけてみました。





信楽赤土にかけてみました。


 


最後に並信楽にかけてみました。ロクロの下手さ加減を露呈するものすごさ!


 



このメタボな土のたるみが持つ時に程よく指に馴染みます。なんて負け惜しみでも!!

釉薬は調整前の方が個性があったような・・・
妙にきれいに溶けて黒釉どころか透明釉かそば釉に変身しました。
もう元には戻せない!!
釉薬の調整って難しいですね!!

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コナラ土灰釉の焼成テスト

2008年06月04日 | 陶芸作品

先日のコナラ土灰釉を4種類の土で焼成テストしてみました。

黒泥土に厚掛けしてみました。厚掛けではかなり流れます。
ロウソク状の白濁の玉だれが出来ました。


 


唐津土に呉須と弁柄で模様を入れたものに薄掛けしてみました。
見込みや外側の一部にもロウソク状の白濁が少し出ましたが呉須・弁柄は流れることなくクッキリと出ました。


 




信楽赤土に薄掛けしてみました。かなり渋い色合いが出ました。


  


最後に並信楽に呉須と弁柄で模様を入れたものに厚掛けしてみました。
厚掛けのせいか、呉須・弁柄は流れ、一部に同じくロウソク状の白濁が出ました。
白濁では弁柄は出ますが、一部では消えてしまいます。
弁柄の流れを含んだ玉だれは、美しい琥珀の塊のようでした。


 


 




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ケアレ・スミス・・・0-147からのスタート!・・そして

2008年06月01日 | スポーツ


我が家の次男坊、通称ケアレ・スミス。
彼の人生は書道とラグビー、学問は範疇にナシ!
彼のラグビー人生のスタートは0-147の屈辱的敗北。
レギュラーメンバーが15人揃う事なく2年を経て、公式戦勝利ナシ!

そして今年、高校生活最後の高校総合体育大会を迎えた。
初めてレギュラーメンバーも15人をどうにか揃えた。

本人談によると、1回戦の対戦相手には必ず勝てる!と言う。
対戦相手は私と長男の母校。ちなみに嫁さんの母校は次男坊の高校。
長男vs次男、嫁さんvs俺。の闘い。我が母校にも勝って欲しいが、やはり息子の最後の闘い。
なんとか勝って欲しい・・・バカ親心。

感傷その他途中経過は省略して、
結果、家庭内の力関係と比例して嫁さんの勝利!!
スコアーは43-10、彼のラグビー人生で練習試合は別にして公式戦初勝利!!を手にした。
おめでとう!ケアレ・スミス君。
今晩は美酒に酔いたまえ。そういう訳には行かんな・・・高校生には。
せめて監督さんにはお酌くらいはしてやんな!!
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