「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

試作品 カップ&ソーサーの完成!

2008年09月26日 | 陶芸作品






前回の記事でカップの下にソーサーを敷くのを忘れてしまいました(笑)
そこでしつこく今回もカップ&ソーサー。
並べると余計にアラが目立ちますけど(爆)

ソーサーはもちろんカップにもまだまだたくさんの改良点があります。
頂いたアドバイスを参考に今後も少しずついろんな工夫を重ねて改良点を直して行きたいと思います。



















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やっと カップが追いついた

2008年09月22日 | 陶芸作品


サンプルのカップは2客できてたのですが、タタラ6角ソーサーが先に出来たので、
のせるカップをあわてて後から作りました。
相変わらず大きさも形も同じものが作れません。釉調もさまざま。
まさに一品モノです(笑) 
それにしてもスローライフです!!

















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飛行機雲と半月

2008年09月20日 | Photo Album


夕暮れ時、一筋の飛行機雲が夕陽に映えていた。
そのすぐそばに半月。








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あれをこうしてどうなった・・・壷(3)

2008年09月16日 | 陶芸作品


前回、白化粧土を素焼き後にワイヤーブラシで中途半端に削り落とされた壷の続き!

本焼き後一ヶ月近く放置されたまま、迷いつつ、少しでも参考にした花巻の作家さんの作品に
近づくのではと久々にさや鉢で炭化焼き締めを試すことにした。

上下写真のとおり還元材料・窯変材料としての詰め物はものすごいものばかり(爆)
基本の炭・もみ殻に加え稲藁・アサリ貝・緋扇貝・カキ殻・生木の小枝・松ぼっくり・杉の皮と何でもアリ状態。

さや鉢との隙間にこれでもかと詰め込んでいく。








この上にもう一個のさや鉢をかぶせて窯に入れ夜8時にスイッチON。
翌日の朝、窯の降温状態を確認しに行った。これまで何度もさや鉢での炭化焼成はやってきたが、
これほど激しい状態は初めて。
入って10秒いると一酸化炭素中毒で頭がクラクラする。すぐにタオルを鼻に当てて窓を全開。
ほんの数秒、しばらくして頭がジーーンと重くなる。
たった数秒でこれだから、火事のときに逃げ遅れるのが身をもって理解できた。
もしこの煙と臭いを換気扇で外に出したら、確実に「何かこげた臭いがします!!」って
通報され消防車がすっ飛んで来るのは間違いない。最近は世相も人心もセチガライ!!

普段の酸化焼成ではわずかに臭いがするだけで、窯の排気ファンによって部屋の温度が高くなる。
ガラス戸の上の欄間ドアを常時開放しているので通気・喚起は大丈夫。

というわけで命がけの(笑?)炭化焼成も高台底部から中央に掛けて窯変・コゲが出たものの
上半分にもあれだけ生木・木材をのせたのも関わらずあまり炭化が出なかった。
で、下の写真が最終結末!!素焼き1回、焼き締め本焼き2回、命を掛けた?炭化焼成の
効果が少しはあったのだろうか??







高台には貝高台の焼き跡が!








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あれをこうしてどうなった・・・壷(2)

2008年09月11日 | 陶芸作品


上の写真はこの日のためにホームセンターで買い揃えたワイヤーブラシ。
一体何に使うのか??

前回削りを終えた壷にヘヤードライヤーで乾燥させながら刷毛で白化粧土を塗り重ねていった。




壷にピントが合わずに見せたくない散らかった背景にピントが合ってしまった。








これで後は素焼きを済ませて釉掛けして本焼きをすれば完成!・・・ならいいのだが。
それでは普通の白化粧・粉引きの壷。

参考にした花巻の作家さんは「いぶし焼き」といって、焼成中に窯を開け、電気窯に新聞紙に松葉をくるんで投げ込んだ。
しかし私には「いぶし焼き」の焼成温度もわからず、素焼きなのか、
本焼きなのかわからず仕舞い。全ての工程・手の内を見せてはくれない。

とりあえず普通に素焼きをすることにした。
これが誰かさんのオヤジギャグではないが、「ボツ!の壷」への始まりであった。

花巻の作家さんは「いぶし焼き」を終えた壷の下に厚いスポンジを敷いて
タライに半分水を浸し、折角塗った白化粧土をワイヤーブラシで時間を掛けて丁寧に削り落としていく。
完成した壷は黒くいぶされた肌に微妙に削り残された白化粧が点在する。
何とも言えない土感と素朴さ!!時を経た風化の香り!!

私は仕方ないので素焼きを終えた壷を同じように水に浸しながらワイヤーブラシで削り落とそうとした。
しかしこれが思ったより大変な作業。素焼きで焼きついた白化粧はそうたやすく落ちてはくれない。
先日の叩きタタラ丸皿では何度塗り重ねてもあれだけムラが出たのに、
こんな時に限って白化粧土はしっかりと厚くかかっている。
リウマチの手で精一杯頑張ってこれが限界です!というところまで削ったがこれ以上は自分の手には負えない。
かといって、猫の手も犬の手も・・・・熊の手なら落ちるかも。
とりあえず、あきらめて普通に本焼きで焼き締めてみることにした。









考えが甘かった。その道一筋で追求してこられた技法を一朝一夕で簡単に真似できるわけがない。
これでは何の変哲もない傷だらけの手負いの粉引きの壷。
「ボツ!の壷」のままでいいのかという声を遠くに聞きながら、
扱いに困ってこの後一ヶ月ほど放置されることになる。
息子のケアレ・スミスが見かねてハッパをかけるまで。
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あれをこうしてどうなった・・・壷(1)

2008年09月08日 | 陶芸作品





岩手県花巻市在住のある陶芸家の作品と作陶風景をテレビで見て、
できもしないのにとにかく真似て作ってみることにしました。
造形はとてもできそうもないので自分なりのカタチで。
雑誌の信楽の壷を参考にしたのですが、全く違う形になりました。

私の常用句・慣用句いや四文字熟語「轆轤苦手」「轆轤下手」なのでヒモを積み上げました。

この時点で高さ24cm、幅22cm。そうです。自己最大なのです。これでも・・・。
誰もが日常的に簡単に作ってらっしゃる大きさが、私にとっては一世一代の大仕事(爆)

写真左上の赤いカンカンは蚊取り線香の入っていたジャンボ缶。
これにスポンジをしいて簡易高台削り機です。乾燥を待って削りました。
こうして削り終えて・・・・今日はここまで。
もったいぶってるわけではなくて、記事を分割して、ここのところ更新回数が減っているのを
なんとか食い止めようとの作戦!!セコイ水際作戦!!

昔の紙芝居を思い出した!! 「黄金バット」はいつもいいところで「続きはまた明日!」ってね。
でもこの陶芸記事、どこがいいところなの???  ムムム・・・・







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タタラ六角ソーサー6枚のその後

2008年09月03日 | 陶芸作品


先日の「ソーサーorコースター」の6枚のソーサーを焼いてみました。
釉薬はカップ上部のこまち糠白釉をまわりに、カップ下部のいぶし黒釉を中央部の凹みに。




まずサイドと底面に撥水剤を塗り、全体をこまち糠白釉に浸し掛け。
次に中央部の円形の凹み部分の釉薬を削り落とし、いぶし黒釉を筆で塗りました。
こんな時、何かほかにいい方法があったらご教示願います。
黒釉の筆塗りはせめて回転させて塗ればよかったかな~~~??





何せ初めての試作品で、釉薬のムラあり、ガス抜き穴あり、黒釉の刷毛目ありあり、釉薬の境界線の汚れあり、
少々反りありと他にも失敗続きの試作品でしたが、おかげで改良点が逆に良く見えました。
と、言いながら次回作にはまた忘れて生かせないのかな~~~~(困った!困った!)



















お恥ずかしい失敗作を最後まで見ていただき、ありがとうございました!!
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