そうそう、そういえばまだブームがあったんです。
というより、まさに新刊本紹介番組ブームの渦中の本。
正直、少々時期を外しましたが、(笑)今、世界中で話題の「21世紀の資本」ブーム。
著者はパリ経済学校のトマ・ピケティー教授。
728ページで5,500円もする本が日本で13万部、世界中で150万部の超のベストセラーとか・・・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/1f/ced57f6a403d07376527b016204193d3.jpg)
我々が学生時代にはケインズ理論・経済学・学派とかフリードマン理論などの
近代経済学派などが主流で、経済発展すればGDPもふえ、所得も増大すると・・・・。
ところが現実は所得の不平等は生まれ、格差は拡大する。何故なのか?
それを分析したのが「21世紀の資本」。ひょっとしたらあの時代以来の新しい経済理論なのかも。
しかしながら分厚い経済の専門書を読了できる自信もないし、理解できる自信もない。
そこで丁度、Eテレで放送が開始された「パリ白熱教室」6回放送を根気強く見ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/5f/ae3f67569a73e03f643b4b73d35f73ef.jpg)
向こうはだいぶ噛み砕いて講義をしているのだろうが、入れ歯じゃないが噛み砕きにくい。
つまりは、難しくて理解に至らない。
しかし大まかなところで、所得格差が拡大していく過程、彼の主張を数式で表すと、
「富裕層(株・土地)などの(資本収益率)r > g(経済成長率) (給料)労働者」
資本主義の中心的矛盾であり、放っておくと格差は広がる。
それをどんな政策をとるかによって状況は一変するという熱い主張くらいは理解できた。
世界各国の300年近い税務記録を15年近くかけて分析したとあって、
白熱教室は折れ線グラフの分析の連続。来日時の聴講生諸君もさすがに辛かったろうと思ったが、
これだけの実証的データを分析しないと新しい理論も世に出られないのであろうか??
要するに資本主義の行き着くところは、格差の拡大であるが、
それを防ぐためには、富裕層の資本に対する課税を増やすと言う処方箋らしいです。
余りに、大ざっぱ過ぎてすみません!!
しかしながら誰も実証できなかった世界中の長期的な資本主義の所得の格差を
膨大なデータを使って理論づけた点では画期的!!
○○○ミクスもこの点についてどう応えるかで、状況を一変できるかどうか??
それとも、全くやる気がないか??
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