「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

同じく開高さんを愛する君へ

2011年09月30日 | 雑想



シリーズ釣って、食べて、生きた! 作家 開高健の世界 「第1夜 巨大オヒョウを食らう ~アラスカ・ベーリング海~」











第一夜・第二夜とも3回づつ見たけど、もはやこの人の深い悲しみと味わいは誰にも通じまい・・・

と思い込みブログネタにもする気になりませんでした。

「Oh!! Back Pain!!」です。


たまたま、ここ数日黒沢明の「デルス・ウザーラ」を観ていて、開高さんのベトナム体験ともダブルものを感じながら、

もしも私に狩猟民族の血が流れていたらデルスになりたかったね!!

面接試験で「マタギになりたいです!」と言うんだな。マタギの面接試験なんてないけど(爆)

わざとマイクロソフトとかライブドアとか受験してさ。


やはり生存中の開高さんの小話にはまだこれから新しい小話が聞けるという希望と余裕があった。

のに比べると、やはり想い出話で見せられる小話はどうしても寂しさがぬぐえません。

ある女流若手作家がもう開高さんの新しい作品は世に出てこないので大切に読んでいきたい・・

と話していたのに似ています。


そのせいか、最近NHK が変わっているのは知ってたけどかなりハードコアな小話を流しました。

開高さんがバンクーバーでの釣りの間、ブツブツ小さな声でささやいていたのはこの小話だったのです。

やはり文学者の少しエッチな小話は最高です。でもこれが日本人には通じない。若者でも単純な倫理観の持ち主には通じない。

テレビのスタッフすらどこで笑っていいのかわからない。開高さん流にいえば「日本人のユーモアとエセ教養の限界ですな!」


貴方が処分したはずの「オーパ!」「もっと遠く!」「もっと広く!」の3冊は我が家の家宝になってます。

古本屋に持っていくタイミングをもう何十年も伺っているところです(爆)

「何!!買い取りたい!」・・・・・「相談に乗りますよ!貴方には特に他では言えないくらい安値で・・・」


ところで暖炉の傍らではなく、囲炉裏端で日本酒ちびりちびりの映像でしょう??

あれは確か相手が長良川堰の工事の反対運動の闘士 アマゴ娘 天野礼子さんだったと思います。

当時、私はあの天野礼子さんのガラガラハスキーボイスに恋してましたから(爆)

しかし最後は開高さんが酔っ払っちゃってエッチな小話するけど気が気じゃなくて・・・天野礼子さんも手やいてた。

あの頃反対運動のリーダーに開高さんを担ぎ上げようとしてたんですよ。


それにしても、アイザックウォルトンの「釣魚大全」の言葉「Study To Be Quiet !!」と言う素晴らしい言葉を

教えてくれたのも開高さんですが、その後もお互いしゃべりっぱなしでした。(爆)

開高さんの真似して酔っては話す小話も、友人の奥方には不評で「ムッツリ助○が!!」と小声でささやき沈黙の鬼となるのでした。


今後は私の小声のブツブツは特に横文字でのブツブツは聞き逃すべからず!!ですよ。かなりのハードコア(爆・爆)

「アイ ブーツ アイ ブーツ・・・・・・・・・」


一番美味しいフライドポテトの食べ方を教えてくれたのも開高さん。

イングランドの街路樹の下のテーブルで食べるのだが、その時の包装紙はクルッと丸めたスポーツ新聞。

美人のオッ○○丸出しのページが最高との事。

食べ進んで行くにつれ、隠れていた美人のオッ○○が徐々に現れてくるのが最も美味い食べ方なんだそうです。


今の日本人も少し考えて、衛生面よりももっと大切なことがあるということに早く気づくべきでしょう!!(爆)



今は亡き開高さんの想い出にくれればきりがないけど、もし残された映像でよかったら

全て保存してあるので、いつでも遊びに来てください!!


ただしフライドポテトを忘れずに!!!




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友川カズキ・無残の美

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募る不充足感からささやかな充足感へ

2011年09月26日 | 雑想



昨日、午後から土に水やりをしました。4月以来の事でした。

普通は水をやるのは植木鉢か畑、ガーデニングの土が相場ですね。

いかに作陶作業をサボっているかの証しです。普通に陶芸をしている人は

乾燥にちょっと気を配れば、特別に水をやる必要はありませんし、

陶芸に水やりと言う概念はアリマセン(爆)


今年の夏は全く工房への出入りすらありませんでした。

私がかろうじてハーハーゼーゼーと外を散歩するとカラスがカーカーと上空を飛び回るほどでした。(爆)

もちろん暑さや熱中症に対する警戒と主治医の絶対安静の指示にもよるのですが、

このままでは一生何もできないのではとの思いから、少し涼しくなったので粘土のご機嫌を伺った次第です。

まだ土練りや重いものを持ったりの重労働は無理ですがいつの日にか備えて土だけは・・・(笑)



5種類の白土・赤土・黒土はスプレー程度で済むものから、食パンのように切り糸で切り分け

水に浸して浸透を待つもの、完全にカチカチに乾燥して体力回復後に後日水簸予定のもの等様々でした。

粘土のご機嫌伺いしかできない自分が情けないのですが、もしこれが第一歩になれば

と言う思いからささやかな充足感も感じるのでした。

一日に湯呑を300~500個もロクロを挽く人もいれば、土に水をやるのが精一杯と言う人もいます。

人それぞれとは言いますが、自分のできることを自分のペースでボチボチ大切に歩もうと思います。

今日は柄にもなくキャラクターが変わったような真面目な決意表明???でした。

最近、オヤジも丸くなったな~~~ナンテ事を言う息子達もいますが、

もうスパルタカスの体力はアリマセン!!

時々、チビ子からかわいい~~!!なんて言われて喜んでいる今日この頃です。




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気になる書と篆刻(てんこく)・・・・六県連合書作展(その4)

2011年09月22日 | 雑想


書道そのものについては全く分からないので、ちょっと技法的に変わったものは

どうやって書いたんだろう?と言う単純な疑問と興味がわきます。そこで尋ねてみると、

「わんぱう」と呼ばれる特殊な粉を水で溶いて文字を書くそうです。

その後乾燥してから、裏から墨を吹き付けるのだそうです。


次は篆刻の作品2点です。


篆刻とはウィキペディアによると
篆刻(てんこく)とは、印章を作成する行為である。中国を起源としており、主に篆書を印文に彫ることから篆刻というが、その他の書体や図章の場合もある。また金属(銅・金など)を鋳造して印章を作成する場合も篆刻という。その鋳型に彫刻を要するからである。書と彫刻が結合した工芸美術としての側面が強く、特に文人の余技としての行為を指す。現代でも中国・日本を中心に篆刻を趣味とする人は多い。』










わんぱうにしても篆刻にしても陶芸とは無関係ではなく、わんぱうは陶芸の撥水剤や掻き落しを思わせ

篆刻は陶印を石に彫るのと同じです。陶芸家で篆刻をされている方もいます。



最後に感謝の言葉です。ご来場いただいた皆様本当にありがとうございました!!





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あるシャンソン歌手の訃報

2011年09月20日 | 映画・音楽


昨日、朝日新聞の著名人訃報欄に一人の老シャンソン歌手の死亡が伝えられた。

コラ・ボーケールさん (フランスのシャンソン歌手)17日パリで死去、93歳

「枯葉」「モンマルトルの丘」などの歌で知られる。日本にもファンが多く

1980年以降、何度か来日した。そうだ。

知っている人は知っているが、ほとんどの人が知らない歌手だ。

私も、誰でも知っているような歌手なら敢えて目を止めなかったし取り上げもしなかったと思う。

なぜか自分しか知らないという意識がどこかではたらいた。

この縦横2㎝の小さな記事に私が反応しなければ、誰が反応するのかと言う

義務感とも似た衝動を感じた。そして93歳と言う年齢を見てなぜかホットした。


私が彼女のささやくような歌声に魅かれたのが40年前だとしても、すでにその時53歳だ。

当時はFM放送から流れる歌声だけに魅かれチューナーからカセットテープに録音した。

ジャンルでシャンソンのカセットテープのあちこちに彼女の名前が点在する。

年齢も顔も氏も素性も(笑)わからないままに、ただ歌声だけに魅かれて・・・・


そして最近You-Tubeとやらでいろんな人の顔を拝見できる時代になった。

なんとなく神秘的でなくなった(爆)

とりあえずご冥福を祈る。







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出だしの男性の声はイブ・モンタンです。


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大きさは小さいけれど…六県連合書作展(その3)

2011年09月16日 | 雑想


昨年の佐賀県での書作展でも「星影のワルツ」の歌詞が味のある書で書かれていたりして、

私は小さな作品の中に心惹かれるものを感じていました。

今回も素人でも読める字で書かれた素晴らしい詩や文章を見つけました。


最後のエンヤのWaterMarkでも聴きながら鑑賞して頂ければ最高かと(爆)


これほどブログの内容と音楽が一致することも珍しいのですよ(爆)
好き勝手に選曲されてますからネ!!






















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六県連合書作展(その2)

2011年09月14日 | 雑想


↑のスミスの書作は大きさが1.8m×1.8mあるのだという解説を聴きながら、

ついつい『これが一坪か!!』

銀座の鳩居堂の前のこの広さが・・・万円???などと、頭は自由奔放に彷徨い歩くのでした(爆)


受付で頂いた解説パンフレットによると、


タイトル:何為死?!!  ~生きとし生けるものへ~

本文:必有死

制作意図:全ての生物に必ず訪れる死とは、一体、何なのでしょう。


との解説がありました。


私なら「常(ニ)生(ハ)死(ヲ)育(ム)」(返り点はどこで使うのかな?)と書くな!

と言うと漢詩からの臨書なので、ダメだと却下されました。

それにしても20歳の若者にしてはもっと将来への希望とか語ってほしいな、とも考えましたが

そんなことはいつでもできる。ある意味で正しい方向かなとも思いました。


生まれた時から死の淵を彷徨い続けたスミスはその後も小・中学校と大切な人の死と父親の病を

見続けてきました。この大切な経験が一時でも死を見つめるきっかけになったのであれば、

全ての事はやはり無駄ではありません。


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今日は解説までは書けませんが、大作を紹介しますね!!











































































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六県連合書作展(その1)

2011年09月12日 | 雑想



親バカ記事の連続で恐縮ですが、↑がスミスの書作だそうです。

ネタ不足とサボり癖で更新が滞り、結果として親バカ告知が当日まで続くことになりました(爆)

私自身もスミス在廊の最終日に何とか顔を出して皆さんの力強い書作を見せていただきました。

作品の詳細は後日に載せますが、とりあえず会場の雰囲気を!!



































オバ様方に表の看板の方がよかったよ~~~とからかわれていたスミスが書いた看板です(爆)





記念撮影しようと思ったら、ちゃっかりチビ子が侵入してました(爆)



今日まで開催中ですが、多くの先輩・友人・知人にご来館頂き感謝の気持ちでいっぱいです。

スミス本人も多くの皆様の励ましに感激しておりました。

今後ともよろしくご指導の程お願いいたします。





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