半世紀以上昔の話
子供の頃、そこに行けばガチガチに凍った冷凍クジラが食べられるからと
好きな叔父さんの家によく遊びに行った
当時、我が家では魚やクジラなど海の幸を生で食べる習慣がなかった
というか、大袈裟に言えば新鮮な海の幸を食するだけの財力がなかったのだろう
だから、たまに博多の明太子などを頂くと、どうやって食べていいのか
わからず魚網に乗せて黒焦げになるまで焼いて食べた
今思えば痛恨(悔)の極みである
大人になって冷凍クジラを自分で買って試してみたが
刃先の丸い切れない包丁では木材を切るようなもの
とても手に負えないことがわかり、とかして食べた
あの時のおいしさはギシャギシャと音を立てる歯ごたえにあったと気づいた
先日、特派員が珍しく派遣先からクジラの赤身の冷凍を手に入れて帰ってきた
今では道の駅などで時々見かけることも多いが
なかなかあえて自分で買うこともない
たまの正月に白身の湯かけクジラを酢ヌタで食べるくらい
そんなこんなで久々に頂いた冷凍クジラは子供の頃のようにはうまくなかった
ほとんどの子供の頃の記憶は再現すると挫折する
特派員のおこぼれに禁断の冷酒を一口なめた
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