「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

初めての「さや鉢焼成」に至る

2006年08月18日 | 焼成

只今、外は台風10号の影響で大荒れです。
ひょっとして焼成中のさや鉢の中も・・・・・。

はやる気持ちから、作品も少ないまま、窯の中はガラーン。

暗中模索の状態の中で、アドバイス記事と教科書を片手に作品をさや鉢へ詰める。
教科書によると施釉作品は二重さや鉢で焼成をとのことだが、
さや鉢がとりあえず一つしかない状態では単独さや鉢焼成をせざるを得ない。



教科書によるとこの籾殻の下に珪砂を敷くようにとの事。ないものは仕方ない。



自作のつく(1.5cm)の上に棚板を砕いてさや鉢に合わせ載せてみた。
その上に作品を載せるとやはり飛び出した。さや鉢の高さが足りない。
そこでどうなるのかわからないまま貝高台を試すことに。



何の根拠もないまま炭を80g入れることに。



焼成の後、さや鉢の底がどうなるのやら、
知らないということは強みでもある。怖いもの知らずである。
後で泣くのである。

多分焼成後の作品は公表出来ないほどお恥ずかしいものとなろう。
そして自分でもどの程度、還元がかかったのかもわからないはずである。

唯一頼りは、陶芸教室時代に黒御影に黄伊羅保を掛け還元で焼いた、私の好きな青銅色の作品、
自称「お寺の釣鐘」と同じ作品が入っているので、その色の出具合で還元の度合いが読めると
いいのですが、果たして・・・・。

もしご覧になってご教示頂ける事がありましたらコメントお願いいたします。

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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やった~! (jun431)
2006-08-18 22:45:11
いよいよですね!

トライアルのみですぅ。

きっとすばらしい作品が出てきますよ。

貝高台できましたか。僕は、貝高台にするときには、アサリをよく使います。でもかっこいいのは、赤貝がいいですよ。縞模様と緋色がお洒落につきます。

僕は初めての貝高台の時に貝が潰れて出てきて焦りました。貝高台の貝の中には、道具土などの耐火性のある土を詰め焼成すると貝が壊れません。知りませんでした。また、窯出ししたときに貝がくっついていますが、破片は、水につけると取れますんで金槌などで叩かれませんように。知っておられましたらごめんなさい。

UPまってま~す。
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おかげでここまで来ました (ansyu)
2006-08-19 11:05:40
いつもその時々に必要な、教科書にも載ってない貴重な情報をありがとうございます。

貝高台の貝の種類まで試行錯誤されてる探究心には頭の下がる思いです。

その貴重な経験をこうやって教えていただけることになおさら頭が下がります。

貝の破片の情報も助かりました。



今回は気持ちがはやるあまり、何も考えずに作品を入れましたが、

今後はさや鉢還元焼成にはどんな釉薬や化粧土が面白いのか試してみたいですね。



あの「粉引き」のような・・・・俺も焼きてーー!!

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