「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

砂漠の詩人

2006年10月09日 | 「放浪」への憧れ




あれはいつ頃の事だったろうか。
強く心に焼きつくような印象を受けたテレビ・コマーシャルがあった。
その内容からして、多分、大手酒類メーカーのものだったと思う。

その見事なキャッチコピーは今でも私の心を捉えて離さない。
もしかして、山口 瞳氏か開高 健氏の手によるものか・・、わからない。

フランスの詩人 ランボーの生涯を短いコピーの中で見事に表現していた。
その才能を認められる中で、20歳ほどの若さで詩を捨て砂漠へ旅立ったランボー、
ヴェルレーヌとの同性愛は映画「太陽と月に背いて」に描かれた。
そしてアラビア半島南端の港町アデンで37歳の生涯を閉じる。

映像の記憶があいまいで、なんとも不思議な記憶がある。
わかりやすく言えば、プロレスラーのブッチャーのような
裸にターバンを巻いた大男や小人達が大道芸をしたり、笛や太鼓を打ち鳴らし
口から火を吹きながら行進するのだ。・・・もしかしてこれは夢か・・・・

その不思議な映像と音楽と詩が描き出す詩人 ランボーの世界。
もう一度見たい!!!

映像と音楽はありませんが、キャッチコピーを紹介します。


「その詩人は

 底知れぬ渇きをかかえて

 放浪をくりかえした

 限りない無邪気さから

 生まれた詩

 世界中の詩人たちが

 青ざめたその頃

 彼は砂漠の商人

 詩なんかよりうまい酒を

 などとおっしゃる

 ランボー

 あんな男ちょっといない 」


2005年4月24日掲載


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