気がつけばふるさと離れて34年

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

生け花カレンダー

2020-03-31 15:26:00 | 日記
今日で3月も終わりです。
我が家の生け花カレンダーの3月の流派は池坊で花材は木蓮と桃でした。



4月は草月流で八重桜とレースフラワーです。



友人が勅使河原茜草月流家元の生け花デモンストレーションの動画サイトを教えてくれたので視聴しました。
山茱萸、連翹、桜などのピンクや黄色の花材の中で赤茶のアンスリウムがアクセントになっていました。
草月流特有の「後ろ生け」が見事でした。




数年前友人と新宿のデパートで観賞した「草月展」が懐かしいです。
今度観賞できるのは一体いつになるのでしょうか?



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の匂い

2020-03-30 17:39:00 | 日記
昨日からサマータイムが始まりました。
日本とドイツの時差は7時間になりました。

鳥の囀りも一段と喧しくなったような気がします。

森の散歩に行く度に、森の入り口に建つお家の巣箱を暫し眺めるのですが、
鳥が入っている形跡はありません。



でも森でコマドリとシジュウカラに出会えました(ラッキー!)。
ちょっとピンぼけですがわかりますか→可愛いでしょ?




ヤマザクラ(?)だと思いますが、華やかではありませんが素朴で可憐です。



普通、「春の」というと次に続くのは「息吹」ですが、
今日の記事のタイトルをあえて「春の匂い」にしたのは、次の写真のためです。



薬局で無料に配布されている健康雑誌で見つけた写真です。
リス🐿の一種だそうですが、まるで「春の匂いにうっとり」しているように見えませんか?






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワインの買い出し

2020-03-29 18:59:36 | 日記
先日ワイン購入にショップに行ってきました。
購入したのは3カートンだけなので「買い出し」は大げさですね。
ワインショップは我が家から車で10分ほどの住宅街の一角にあります。


ショップの会員になっているので、定期的に「手頃な価格のお勧めワイン」のチラシが送られてきます。
その中から3-4種を試飲して購入するワインを決めます。

試飲はもっぱら私の役目で、ドライバーの夫は「舐める」程度です。

手押しカートにカートンを入れてもらい車まで運びます。


ショップから500mほどのところに樹木葬の森があります。
入口に地図と眠っている方の標識があります。



ここは友人が眠る樹木葬とは違い、墓石などはなく木に番号プレートが打ちつけてあるだけで、供花もほとんどありません。



東日本大震災の年の1月に亡くなり樹木葬に眠る友人の墓参には気候が和らぐ3月末にいつも彼女のご家族と仲間で行っていたのですが、
コロナ禍のため現在3人以上の集いは禁止されているので、今年はいつ行けるかわかりません。
Oさん、暫く待ってね。

樹木葬の森を抜けた野原では山羊が草を食んでいました。
遠目には羊かと思ったのですが、どうも山羊の変種のようです。
山羊と羊のアイノコなのでしょうか?


くるくる巻のツノがユニークです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苦渋の決断

2020-03-27 22:29:57 | 日記
地元紙の付録にこのところ児童向けパズルが掲載されるようになりました。
休校で在宅している児童向けなのですが、これが大人がやっても結構面白いので、毎日楽しみにしています。
今日は塗り絵パズルもありました。



スマホだけでなく、このようなアナログのパズルやゲーム、紙本の読書に楽しみを見出した児童も増えているということで嬉しいです。

今回のコロナ禍で新しい言葉を学びました。
「オーバーシュート」と「トリアージ」です。
ドイツのメディアで「オーバーシュート」は用いられておらず、あいかわらず「爆発的な感染拡大(explosionsartige Infektionsanstieg)」という表現が見られます。
それに対して「トリアージ」がこのところよくメディアに登場するのは、「オーバーシュート」が英語なのに対して、「トリアージ」が「選択」を意味するフランス語からの外来語だからなのでしょうか?

「トリアージ」は私も興味があり覚え書を記しました。

これは救急患者の治療優先度を示すもので、大規模災害なので多くの傷害者が病院に運び込まれた際、どの患者を優先的に治療するかを種々の指標によって決定されます。
この指標は例えば生命の危険性、痛み、出血、意識の有無、体温、傷害の経過時間などです。
それによって即治療の必要性があると思われる患者は「レッド」、その後、10分後、30分後、90分後、120分後の治療でも可能と思われたら、それぞれ「オレンジ」「イエロー」「グリーン」「ブルー」というようにわけてゆくのですが、この色分けは世界共通だと思います。

ドイツで感染予防のために色々な方策がとられているのは、ひとえに医療崩壊したイタリアやフランスのような「残酷なトリアージ」を避けるためといっても過言ではないと思います。

集中治療室のベットや人工呼吸器が不足しているイタリヤやフランスでは単に重症患者が高齢か否かで「トリアージ」が行われているようです。
極端な例では現在フランスのCovid-19のクラスター地区になっているアルザス地方では「80歳以上の重症患者の治療は行わない」のだとか。
ドイツに運ばれてくるイタリアやフランスの重症者はですから若年者ということになります。

「命を助けるために医学の勉強をして」医者になった人々にとって、これはまさに「苦渋の決断」だと思います。

本来なら高齢であるか否で治療の選択をするべきではなく、「治療の救急性」により決められるべきなのでしょうが、医療崩壊が進んでしまい、このような配慮はもうできなくなったのだと思います。

ドイツでも、もし感染拡大が少し治まったら、高齢者だけに外出を規制してもらい、罹患しても多くが軽症の若者には外出規制を緩和するべきではないかという意見もありますが→私は反対です。
確かにドイツでこれまで罹患して亡くなった人の平均年齢は81歳だということですが、高齢者はリスクグループに入っているとはいっても「元気溌剌、健康そのもの」という高齢者だって沢山いるのです。

先日ラジオの「コロナに関する電話相談」で外出規制による事業の損失の穴埋めをどうすれば良いかという経済的な質問が多い中で、
「子供が何故大好きなおばあちゃんのところに行ってはいけないのと聞くのですが、どう答えたらよいでしょう?」という若いおかあさんからの問いがありましたが→こういうの「イイなぁ」と思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時事ひとりごと - 44(新型コロナウィルス⑥ 薬)

2020-03-26 00:29:18 | 時事ひとりごと
お花屋さんも閉まってしまったので、森や庭の春の花の開花が特に楽しみです。
我が家のチューリップもピンクに続き、赤とライトイエローも咲き始めました。



世界中でCovid-19のワクチンと治療薬の開発に取り組んでいます。
ワクチンや新薬の開発には時間がかかるので、既存薬を転用できないか臨床試験が行われています。
現在治療効果が期待できるとして臨床試験が行われているのが、日本で新型インフルエンザ用に開発された「アビガン」や、エボラ出血熱用の薬「レムデシビル」、エイズ治療薬の「カレトラ」などがあります。
また古い(1934年にドイツで開発)マラリアの薬「クロロキン」にも治療効果があるとされ、ドイツや米国からメーカーに注文が入っているということです。
ちなみに商品名「レゾヒン」というこのマラリア治療薬はまだ我が家にあります。

以前、マラリアが蔓延している熱帯地域に旅行する際に購入したのをあいかわらず保存していたようです。
「レゾヒン」は副作用も強く、現在は副作用の少ないマラリア薬がありますし、それに今後このようなマラリア薬が必要となるような地域には出かけないと思うので絶対に必要ないのですが、何故保存していたのか不明です。

ただ次第に感染が広まってきたアフリカ諸国では「クロロキン」がCovid-19に効くらしいと聞いた人々が薬局でこの薬を買い占めているようです。
ナイジェリアではこの薬を服用した人が死亡してしまったというニュースも伝えられています。

またしてもトランプ大統領の不用意な発言がこのような悲劇を招いたと大衆紙「ビルト」が伝えていました。
FDA(アメリカ食品医療品局)が「クロロキン」の治療効果をみるために迅速に臨床試験を行うと発表したことを、
大統領は「クロロキンには治療効果がある」と発言してしまったのだそうです。
医療体制が整っていないナイジェリアの人々は「藁にもすがる思いで」この薬の購入に走ったのでしょう。

ただ治療効果が期待できる「既存薬」とはいってもこれまでの「適用」とは別の疾患に対して使用されるわけですから、
服用量や投与期間も含めて臨床試験は不可欠です。

ですからワクチンにしろ治療薬にせよ、やはり実際に多数の患者さんに投与できるようになるまでにはかなりの期間が必要になるでしょう。

そういう状況なので、今重症患者の治療に一番必要とされるのは「人工呼吸器」です。
呼吸困難になったCovid-19の重症者にはまず人工呼吸器で感染した肺の負担を軽減させることが必要です。
医療崩壊と伝えられるイタリアではこの人工呼吸器の数が不足していて、肺の負担軽減のため重症者はうつ伏せに寝かせられるという悲惨なニュース映像も先日テレビで報道されていました。

感染拡大中のドイツではまだ集中治療室と人工呼吸器の余裕があるので、ライップチッヒ市ではイタリアからの重症者を大学病院で引き受けていますし、フランスとの国境にあるバーデン・ビュルテンベルク州とザールラント州ではフランスからの重症者を引き受け治療にあたっています。
ドイツで治療を受けられるイタリアからの患者の数は限られていますが、それでも引き受けるドイツの病院関係者には拍手を送りたいと思います。
「イタリアの重症者の治療にあたることで、この新しい疾患の治療で私たちも学ぶことがあるかもしれない」と謙虚に語っていたお医者さん→立派です!

人工呼吸器の分野で世界のトップメーカーが北ドイツにあるドレーゲル社でこの会社にはドイツ政府が既に人工呼吸器一万台を発注しています。
1898年創業のこの会社についてはまた次回にお伝えします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする