秋が深まってきました。
我が家の「日本の小さい秋」はベランダの隅にある燈籠と菊の小鉢です。
感染者急増中(今日は新規感染者が1万8千人を超えました)のドイツでは来週の月曜日(11月2日)から2度目のロックダウンが始まります。
今春のロックダウンと違うのは学校や幼稚園は閉鎖されないことです。
それ以外は旅行者向けホテルの宿泊は禁止されますし、レストランの営業はテークアウトのみ許可、劇場、映画館も閉鎖されるので「部分的ロックダウン」とは言っても制限は前回とほぼ同じと言えます。
一昨日のメルケル首相のテレビ会見に加え、昨日はドイツ連邦議会で今回のロックダウンに関する質疑応答がテレビで生中継されました。
新規感染者数が一週間で2倍になるだけではなく、ICU(集中治療室)のコロナ重症患者数は10日間で倍増、人工呼吸器の使用患者数は9日間で倍増と聞くと、かなり危機的状況です。
しかも新規感染者の75%の感染経路がわからない状況で、これでは更なる感染を防ぐのはかなり難しいといえます。
今回のロックダウンに対しては特にホテル経営団体やイベント開催連盟から鋭い批判が聞かれますが、
国民の50%は今回の措置は「仕方のないこと」として一応同意しています。
それ以外の33%は今回の措置は「厳しすぎる」、15%は「もっと厳しい措置をとるべき」というのがアンケート調査の結果です。
連邦議会の質疑応答をテレビで視聴していて感心したのは、多くの政治家が長いスピーチを原稿なしで理路整然と話せることでした。
これは「自分の考えを発表する」ということがドイツの学校の授業で行われているからではないかと感じました。
連邦議会で話したある政治家のスピーチの中で「社会的弱者の自由」という言葉が印象に残りました。
一連のコロナ対策では国民の権利である「自由が制限、束縛される」、これは憲法違反であるという意見があります。
ここで言われている「社会的弱者」とは例えば介護ホームに入居している要介護者です。
この人たちが望んでいる自由とは「自分の身内、友人とのコンタクト」です。
スピーチのなかで引用された「コロナで死ぬのは怖くない、ひとりで死を迎えるほうが嫌です」という入居者の言葉が胸に沁みました。
我が家の「日本の小さい秋」はベランダの隅にある燈籠と菊の小鉢です。
感染者急増中(今日は新規感染者が1万8千人を超えました)のドイツでは来週の月曜日(11月2日)から2度目のロックダウンが始まります。
今春のロックダウンと違うのは学校や幼稚園は閉鎖されないことです。
それ以外は旅行者向けホテルの宿泊は禁止されますし、レストランの営業はテークアウトのみ許可、劇場、映画館も閉鎖されるので「部分的ロックダウン」とは言っても制限は前回とほぼ同じと言えます。
一昨日のメルケル首相のテレビ会見に加え、昨日はドイツ連邦議会で今回のロックダウンに関する質疑応答がテレビで生中継されました。
新規感染者数が一週間で2倍になるだけではなく、ICU(集中治療室)のコロナ重症患者数は10日間で倍増、人工呼吸器の使用患者数は9日間で倍増と聞くと、かなり危機的状況です。
しかも新規感染者の75%の感染経路がわからない状況で、これでは更なる感染を防ぐのはかなり難しいといえます。
今回のロックダウンに対しては特にホテル経営団体やイベント開催連盟から鋭い批判が聞かれますが、
国民の50%は今回の措置は「仕方のないこと」として一応同意しています。
それ以外の33%は今回の措置は「厳しすぎる」、15%は「もっと厳しい措置をとるべき」というのがアンケート調査の結果です。
連邦議会の質疑応答をテレビで視聴していて感心したのは、多くの政治家が長いスピーチを原稿なしで理路整然と話せることでした。
これは「自分の考えを発表する」ということがドイツの学校の授業で行われているからではないかと感じました。
連邦議会で話したある政治家のスピーチの中で「社会的弱者の自由」という言葉が印象に残りました。
一連のコロナ対策では国民の権利である「自由が制限、束縛される」、これは憲法違反であるという意見があります。
ここで言われている「社会的弱者」とは例えば介護ホームに入居している要介護者です。
この人たちが望んでいる自由とは「自分の身内、友人とのコンタクト」です。
スピーチのなかで引用された「コロナで死ぬのは怖くない、ひとりで死を迎えるほうが嫌です」という入居者の言葉が胸に沁みました。